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出典検索?: "超合金" 玩具
超合金(ちょうごうきん)は、ポピー(現: バンダイボーイズトイ事業部およびBANDAI SPIRITSコレクターズ事業部)から1974年2月以降発売されたロボットアニメ・特撮作品のダイキャスト製キャラクター玩具のシリーズブランド名[1]。 1972年末に放映が開始されたテレビアニメ『マジンガーZ』は、その人気からさまざまな玩具展開がなされた。その中でも、特にポピーから発売された「超合金マジンガーZ」は男児を中心に大人気となった。原作のメカが超合金Zと呼ばれる非常に硬い架空の合金で作られているという設定も手伝い、亜鉛ダイキャストパーツとABS樹脂パーツで作られたずっしり重たい玩具が子供たちの憧れの的となった。ブロー成形である「ジャンボマシンダー」は細かいディテールが出せなかったが、超合金は精巧に作ることができた[注釈 1]。 商品企画は、まもなくポピーやバンダイの男児向け玩具の商品開発やデザインの中心的人物となる村上克司(のちにバンダイ専務)によるものであり、これによって彼は「超合金をつくった男」と書籍などで紹介されるようになった。ただし、当初の商品名は「ダイカスト マジンガーZ」であり、発売途中からポピーの杉浦幸昌常務(のちのバンダイ取締役会長)によって「超合金Z」をヒントに「超合金」というブランド名がつけられた。 『マジンガーZ』以前、アニメを支えていたのは菓子メーカーだった。しかし、この時期に菓子メーカーが子供向けの駄菓子から大人向けの高級菓子へ主力を移したうえ、提供する番組も子供番組からドラマのような大人向けの番組に移行し、アニメから次々と撤退する。代わって本商品のヒットにより、玩具メーカーがアニメのスポンサーになる意欲を高めた。その後、「超合金」はさまざまなアニメ作品・特撮作品のキャラクターの玩具化を一手に引き受けるフォーマットとして浸透し、ポピーの一大ブランドとして10年以上にわたるロングセラー商品となった。 海外では「SHOGUN WARRIORS」の商品名でマテルから発売された。 DX超合金は『鳥人戦隊ジェットマン』で、スタンダード超合金は『忍者戦隊カクレンジャー』でいったん途絶えるものの、DXは『ビーファイターカブト』で、スタンダードも『こちら葛飾区亀有公園前派出所』で復活する。 超合金シリーズはアニメ設定に忠実な模型ではなく、あくまで子供たちが手にとって遊べる玩具として開発されていた。そのため亜鉛合金を用いたダイキャストパーツを多用した頑丈な商品だったが、プロポーションやデザインは玩具としてのアレンジがなされている。また原作にない動きや仕掛けを盛り込むことが常であり、特にマジンガーZの武器で後の巨大ロボットアニメに多大な影響を与えたロケットパンチをほぼすべての商品に組み込んでいる。可動部が少なくばね式のミサイルが各所に仕込まれているのも特徴である。 なお、『マッハバロン』や『がんばれ!!ロボコン』のように忠実なものもあり、『勇者ライディーン』以降の『大鉄人17』や『超電磁ロボ コン・バトラーV』といった作品では、超合金のデザインをアニメ用に流用・再構成しており、比較的劇中に忠実な形態になっている。
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