超合金_(玩具)
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出典検索?: "超合金" 玩具 ? ニュース ・ 書籍 ・ スカラー ・ CiNii ・ J-STAGE ・ NDL ・ dlib.jp ・ ジャパンサーチ ・ TWL(2011年11月)

超合金(ちょうごうきん)は、ポピー(現: バンダイボーイズトイ事業部およびBANDAI SPIRITSコレクターズ事業部)から1974年2月以降発売されたロボットアニメ特撮作品のダイキャストキャラクター玩具のシリーズブランド名[1]
商品の概要

1972年末に放映が開始されたテレビアニメマジンガーZ』は、その人気からさまざまな玩具展開がなされた。その中でも、特にポピーから発売された「超合金マジンガーZ」は男児を中心に大人気となった。原作のメカが超合金Zと呼ばれる非常に硬い架空の合金で作られているという設定も手伝い、亜鉛ダイキャストパーツとABS樹脂パーツで作られたずっしり重たい玩具が子供たちの憧れの的となった。ブロー成形である「ジャンボマシンダー」は細かいディテールが出せなかったが、超合金は精巧に作ることができた[注釈 1]

商品企画は、まもなくポピーやバンダイの男児向け玩具の商品開発やデザインの中心的人物となる村上克司(のちにバンダイ専務)によるものであり、これによって彼は「超合金をつくった男」と書籍などで紹介されるようになった。ただし、当初の商品名は「ダイカスト マジンガーZ」であり、発売途中からポピーの杉浦幸昌常務(のちのバンダイ取締役会長)によって「超合金Z」をヒントに「超合金」というブランド名がつけられた。

『マジンガーZ』以前、アニメを支えていたのは菓子メーカーだった。しかし、この時期に菓子メーカーが子供向けの駄菓子から大人向けの高級菓子へ主力を移したうえ、提供する番組も子供番組からドラマのような大人向けの番組に移行し、アニメから次々と撤退する。代わって本商品のヒットにより、玩具メーカーがアニメのスポンサーになる意欲を高めた。その後、「超合金」はさまざまなアニメ作品・特撮作品のキャラクターの玩具化を一手に引き受けるフォーマットとして浸透し、ポピーの一大ブランドとして10年以上にわたるロングセラー商品となった。

海外では「SHOGUN WARRIORS」の商品名でマテルから発売された。

DX超合金は『鳥人戦隊ジェットマン』で、スタンダード超合金は『忍者戦隊カクレンジャー』でいったん途絶えるものの、DXは『ビーファイターカブト』で、スタンダードも『こちら葛飾区亀有公園前派出所』で復活する。
商品のフォーマット

超合金シリーズはアニメ設定に忠実な模型ではなく、あくまで子供たちが手にとって遊べる玩具として開発されていた。そのため亜鉛合金を用いたダイキャストパーツを多用した頑丈な商品だったが、プロポーションやデザインは玩具としてのアレンジがなされている。また原作にない動きや仕掛けを盛り込むことが常であり、特にマジンガーZの武器で後の巨大ロボットアニメに多大な影響を与えたロケットパンチをほぼすべての商品に組み込んでいる。可動部が少なくばね式のミサイルが各所に仕込まれているのも特徴である。

なお、『マッハバロン』や『がんばれ!!ロボコン』のように忠実なものもあり、『勇者ライディーン』以降の『大鉄人17』や『超電磁ロボ コン・バトラーV』といった作品では、超合金のデザインをアニメ用に流用・再構成しており、比較的劇中に忠実な形態になっている。
商品の展開

当初は単体の玩具として発売されていた。しかしアニメのロボットの主流が変形・合体に移るとさまざまなギミックを仕込んだデラックス超合金が発売されることになった(表記は「DX超合金」など)。

初のDX超合金は『勇者ライディーン』である。当初は高額な超合金カテゴリーに過ぎなかったが、途中から「DX」の表記がついた。『ライディーン』以降、超合金の大型化が進むことになる。一方で『がんばれ!!ロボコン』のロボット学校の生徒(ほぼ全員商品化)や『グレートマジンガー』のロボットジュニアのような脇役メカも玩具化されていった。戦隊シリーズのヒーローは全員がラインナップされたが、金型は同一で女性メンバーはボディラインの再現まではされなかった(塗装やスカートパーツなどでの差別化はされていた)。『バトルフィーバーJ』では『ジャッカー電撃隊』で展開された「ビクトラー」シリーズの流れを受けた形で超合金と「バトルシャーク」の連携が番組同様に盛り込まれる。「ビッグスケール」の祖となった「バトルシャーク」は後にバトルフィーバーロボとのセット商品として「バトルコンビネーション2」として展開され、この人気が「ロボット+移動戦艦」のフォーマットを生みシリーズの定番パターンとして定着していくこととなる。

『ロボコン』は同年の同社のキャラクターでトップになるほど売れたが、これより後はスタンダード超合金(DX超合金以後の廉価な超合金の呼称)は売上が落ち、スタンダードはヒーロー系が中心になっていった[注釈 2]。それをきっかけに、超合金は変形ギミックをとりいれたDX超合金が主力になっていく。『大鉄人17』は特に166万個という高い売り上げを記録した。そのDX超合金も『超電磁ロボ コン・バトラーV』より、複数のメカが合体してロボットになるというギミックが取り入れられ大ヒット。この成功によって大型化と高額化がさらに進み、『百獣王ゴライオン』ではとうとう9800円に達する。「ゴライオン」は高額商品でありながら43万個の売り上げを記録し、この時期のDX超合金は安定した高い売り上げを記録した。この頃を山科誠は「すべてのキャラクターが高収益」だったとしている。しかしさすがに1万円を越えると売れなくなると判断されたのか高額化は「ゴライオン」で一旦終わる。ただし1990年代以降は再び高額商品が増え始め、ダイキャストパーツを使わない玩具でも大型商品は1万円超えのものが出ている[注釈 3]

『六神合体ゴッドマーズ』では敵側のメカも発売され、リアルタイプ超合金という劇中に忠実でかつ可動重視なものや、収納ギミックなどを省略し、差し替えで合体を再現したDX超合金の廉価版である「カスタムタイプ超合金」といった変化球の商品も発売された。『科学戦隊ダイナマン』のダイナロボは「世界最小の超合金」としてスタンダードクラスのものが親指ほどのミニサイズで製造・販売もされていた(ただし無塗装品)[注釈 4]。『機甲艦隊ダイラガーXV』では、ほぼスタンダードサイズの約1.5倍ほどのサイズでの分離合体可能なものも発売されている[注釈 5]

1980年代中盤に入ると消費者の嗜好がロボットから離れた上に原材料が高騰したため、超合金は衰退する。1983年にポピーは系列だったバンダイに統合されるが、超合金(およびポピニカ)というブランド名はバンダイがメインスポンサーであるアニメ・特撮の玩具に残された。そして、アニメロボットなどに代わって台頭するのが『聖闘士星矢』などのクロス物である(クロスにもダイキャストが使用されており、超合金同様の重量感がある)。『聖闘士聖衣シリーズ』は他社の製品にも影響を与え、数々のアーマー装着型フィギュアが発売された。なお、『聖闘士聖衣』のコンセプトは2000年より発売が開始された『装着変身』や『聖闘士聖衣神話』に受け継がれている。一方、ロボット系の超合金は『鳥人戦隊ジェットマン』の「ジェットイカロス」で一旦、途絶えることとなる[注釈 6]

1996年の『ビーファイターカブト』のカブテリオスと『超者ライディーン』のゴッドライディーンの発売によって久々にDX超合金が復活(ゴッドライディーンは限定ブラックカラーも発売)、また、この年は非ロボット系の超合金も発売されている。『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の主人公両津勘吉の超合金は、人型であるにもかかわらずロケットパンチやハッチオープンといったロボット然としたギミックを搭載していた。年が明けて1997年でも、『電磁戦隊メガレンジャー』と、『ビーロボカブタック』でも超合金は発売され、さらに翌1998年の『星獣戦隊ギンガマン』では5号ロボ・ギガバイタスを除く全てのロボがDX超合金となって発売された[2]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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