メタルヒーローシリーズ
通番題名放映期間
第5作時空戦士
スピルバン1986年4月
- 1987年3月
第6作超人機
メタルダー1987年3月
- 1988年1月
第7作世界忍者戦
ジライヤ1988年1月
- 1989年1月
超人機メタルダー
ジャンル特撮テレビドラマ
原作八手三郎
脚本高久進 他
監督小笠原猛 他
出演者
妹尾洸
青田浩子
河合宏
美津井祐子
山本恵美子
有川博
藤堂新二
声の出演
飯田道郎
林家源平
渡部猛
森篤夫
桑原たけし
依田英助
飯塚昭三
ナレーター政宗一成
音楽横山菁児
オープニング「君の青春は輝いているか」
歌:佐々木功
エンディング「タイムリミット」
歌:水木一郎
言語日本語
製作
プロデューサー
碓氷夕焼(第1話 - 第4話)
小関明(第1話 - 第25話)
宇都宮恭三(第26話 - 第39話)(テレビ朝日)
吉川進
折田至
日笠淳(東映)
制作テレビ朝日
放送
放送局テレビ朝日系列
音声形式モノラル放送
放送国・地域 日本
放送期間1987年3月16日
- 1988年1月17日
放送時間
月曜 19:00 - 19:30(第1話 - 第24話)
日曜 9:30 - 10:00(第25話 - 第39話)
放送枠メタルヒーローシリーズ
放送分30分
回数39
特記事項:
「メタルヒーローシリーズ」 第6作
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『超人機メタルダー』(ちょうじんきメタルダー)は、1987年3月16日から1988年1月17日まで、テレビ朝日系で全39話が放送された、東映制作の特撮テレビドラマ、およびその主人公の名前。
放送時間は当初毎週月曜19時 - 19時30分であったが、1987年10月4日放送分(第25話)より毎週日曜9時30分 - 10時(いずれもJST)へと変更された[1]。 宇宙刑事シリーズ三部作、およびそのフォーマットを踏襲した『巨獣特捜ジャスピオン』『時空戦士スピルバン』を経た後、新たなヒーロー像を生み出すべく制作された作品[2]。後年確立された「メタルヒーローシリーズ」としては第6作目に数えられる[1]。企画段階では『新人機バイクロイド』という仮題が付けられていた[3]。 メタルダーの左右非対称で赤と青を基調にしたデザインやネーミング、内省的な主人公のキャラクターは、『人造人間キカイダー』の主人公、キカイダーを踏襲している[4][5]。本作品のプロデューサー・吉川進は『キカイダー』のプロデューサーも務めており、当初のインタビューでは「キカイダーを意識したものになると思います」と発言している[6]。一方でメインライターの高久進は『キカイダー』との関係について、「あれはもう14年も経っているし、質も内容も違うと思いますよ」と当時のインタビューで語っている[7]。 本作品では、「メタルヒーローシリーズ」としては初めてアンドロイドを主人公として位置付けている[8][1]。これにより、後年の『機動刑事ジバン』や『特捜ロボ ジャンパーソン』など、ロボットを主人公とした作品の先鞭をつける形となり[注釈 1]、前面に人間ドラマを押し出したアクションシリーズで、超人機の主人公が巨悪と戦う中で、人間性を多くの経験から身に着けていく大河性が特徴となっている[5]。 主人公であるメタルダーは、内蔵された「自省回路」により人の心を持ち、自分の存在理由も知らないまま戦場へ赴くうえ、武器を一切使わずに素手で戦い、しかも第1話で敵に敗北するなど、従来の作品とは全く異なるヒーロー像として描かれている[9]。 敵組織であるネロス帝国も、ほかの特撮番組のように1回ごとに異なる敵怪人が1人ずつ登場するのではなく、第1話にして数十人もの軍団員が総登場した。また、軍団員の各自には様々な人間的ドラマが用意されており、個性豊富な彼らとメタルダーの交流が番組の重要な要素となっている[出典 1]。特筆すべきは第11話「勇者の追撃! 天空にそそり立つ巨人!!」で、この回はネロス帝国の軍団員であるビックウェインが実質的な主人公であり、本来の主人公であるメタルダーは、変身前の剣流星の姿では一切登場せず、冒頭と後半の戦闘シーンにのみ登場するという、異色の仮面劇が展開されている[11][2]。それと同様に第23話「トップは誰だ?!ピンからキリの大運動会」では、ネロス帝国内で繰り広げられる4軍団対抗の障害物競走に多数の軍団員が登場するコメディタッチの番外編がメインとなっており、メタルダーの登場シーンはその合間に並行して描かれるサブストーリーとなっている。 本作品がこのように悪玉のドラマを重視した原因は、商品展開にある。当時は『キン肉マン』『聖闘士星矢』などが流行しており、本作品のスポンサーのバンダイは『キン肉マン』同様、本作品でも敵方のフィギュアを販売しようと画策したからである[12][2]。 こうして極めて意欲的に制作されたものの、宇宙刑事シリーズから続く従来のメタルヒーローと比較してドラマは重厚になり高年齢層やそれまでの視聴者以外からの支持を獲得した一方、メカニックやキャラクターが地味なため視聴者の大半を占める低年齢層には受け入れられなかった。またシリーズ途中での放送時間の変更もあり、比較的従来の東映ヒーロー作品に近い内容の話やコミカルな話が混ざるようになった[2]。しかし最終的には本来のハードな路線を堅持し、劇的な最終話をもって物語が締めくくられた[1]。また、時間変更により放送局は異なるが『仮面ライダーBLACK』と連続して放送されるようになったことも相まって相乗効果により視聴率は回復した[2]。 主人公の剣流星役には、本作品がデビュー作となる妹尾洸が起用されている。瞬転後であるメタルダーの声は、第2話冒頭でのスプリンガーとのやり取りなど一部を除き、飯田道郎がメインで担当。さらには第9話から第14話・劇場版では瞬転前の声も飯田が吹き替えていた。瞬転する際の「怒る!」のフレーズも、番組開始当初は飯田の声によるもので、妹尾の声となったのは流星の声を再び妹尾があてるようになった第15話からである。
概要
特徴
キャスティング
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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