赤ひげ
ジャンル時代劇
原作山本周五郎『赤ひげ診療譚』(シーズン1)
山本周五郎(シーズン2、3、4)
脚本尾崎将也
川アいづみ
牟田桂子(シーズン2)
演出深川栄洋(シーズン1)
猪原達三(シーズン2、3、4)
後藤孝太郎(シーズン1、2)
皆川智之
出演者船越英一郎
中村蒼
前田公輝
奈緒
山野海
真凛
国・地域 日本
言語日本語
シーズン数4
製作
制作統括井上竜太(シーズン1、2、4)
津嶋敬介(シーズン3)
内藤愼介(シーズン1)
小林大児(シーズン2、3)
土屋勝裕
『赤ひげ』(あかひげ)は、NHK BSプレミアムおよびNHK BS4Kの「BS時代劇」で2017年から断続的に放送されているテレビ時代劇ドラマのシリーズ。小石川養生所を舞台に医師「赤ひげ」と青年医師との関わり、市井の貧しい人々の姿を描く[1]。主演は船越英一郎[2]。
第1作『赤ひげ』が2017年11月3日から12月22日まで連続8回で[1][3]、またNHK総合の「土曜時代ドラマ」でも2018年9月1日から10月20日まで放送された[4]。続編となる『赤ひげ2』が2019年11月1日から12月20日まで連続8回で放送[5][6][7][8]、第3作となる『赤ひげ3』が2020年10月23日から12月4日まで連続7回で放送された[9]。第4作となる『赤ひげ4』が2022年11月4日から12月23日まで連続8回で放送された[10]。 山本周五郎の没後50周年を機に[1]、黒澤明監督の名作映画『赤ひげ』の原作ともなった傑作短篇集『赤ひげ診療譚』を原作として、新たなキャストによって連続ドラマ化された[2]。第1作で『赤ひげ診療譚』収録の短編8編全てをドラマ化したことから、第2作以降は山本周五郎が遺した数々の小説を「移植」し原作としたオリジナル脚本によってシリーズ化されている[6][7][9]。 主演を務める船越英一郎は本作が時代劇初主演であり、過去に三船敏郎、小林桂樹、萬屋錦之介、藤田まことらの名優が演じてきた大役のオファーを受けて逡巡したものの、あえて「冒険」することを決意。過去の映像作品を繰り返し見て研究し、歴代の演技からエッセンスを抽出した上で、自身の新たなアプローチを加えていった[11]。「完全無欠な庶民のヒーロー」の印象が色濃い過去作品の「赤ひげ」に対し、自身の無力さを自覚し、自分への苛立ちが図らずも滲み出る、未熟な面も持ち合わせた魅力的な人物として、原作のテーマを尊重した上で新たに「赤ひげ」自身の成長譚としても仕立てられている[12]。トレードマークとなる「ひげ」にもこだわり、メーク担当らを交えた打ち合わせでは、加齢に伴い白いものも混じるだろう、薬品焼けもあるだろう、と意見を重ねて試作に2か月の月日を費やし、色を抑えた画質の作品に映える存在感ある赤みがかった「ひげ」に仕上げられた[11]。 シリーズ化にあたっては、時代劇作品が減少傾向にある中で「日本人の心の原風景」を描いた本作を続けることは自身の使命であり、ライフワークとしていきたいとしている[6][7][13]。 この作品記事はあらすじの作成が望まれています。ご協力 この作品記事はあらすじの作成が望まれています。ご協力
製作
あらすじ
赤ひげ(シーズン1)
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赤ひげ2(シーズン2)
赤ひげ3(シーズン3)
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赤ひげ4(シーズン4)
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登場人物
主要人物(共通)
新出去定(にいで きょじょう)
演 - 船越英一郎小石川養生所の医師で責任者。薬品の影響で赤茶色になった髭から「赤ひげ」と称される。
保本登(やすもと のぼる)
演 - 中村蒼青年医師。長崎で蘭方医学を学び江戸へ戻ってきた。天野まさを(後述)と夫婦となり所帯を持ったことでシーズン2からは日勤になり、シーズン3では訪問診療も担当している。また、養生所で唯一の既婚者のため、シーズン3第4話では赤ひげに「同じ夫として藤吉の本音を聞いてやってくれ」と頼まれている。語り手も兼任。
津川玄三(つがわ げんぞう)
演 - 前田公輝小石川養生所の医師。
竹造(たけぞう)
演 - 前原実小石川養生所の使用人。
天野(あまの)まさを → 保本まさを
演 - 奈緒天野源伯の次女。登の妻。
お常(つね)
演 - 山野海小石川養生所の使用人。
お雪(ゆき)
演 - 真凛小石川養生所の使用人。
お光(こう)
演 - 久保田磨希小石川養生所の使用人。
主要人物(シーズン1)
森半太夫
演 - 古舘佑太郎[14]小石川養生所の医師。
お杉(すぎ)
演 - 大後寿々花小石川養生所の療養患者・おゆみの世話人。
天野源伯
演 - 麿赤兒(シーズン2 最終回)公儀表御番医。ちぐさ、まさをの父。
天野ちぐさ
演 - MAYUMI天野源伯の長女。まさをの姉。保本登の元許婚。
主要人物(シーズン2)
およね
演 - 佐津川愛美岡場所の遊女。怪我のため養生所に入所する。怪我が完治したの機に赤ひげから多額で買われ自由の身となり、行く宛てがなかったので養生所の使用人として働くことになる。シーズン2はそのまま最終回を迎えたが、シーズン3が始まる時期より前に養生所を出ていて、赤ひげの口利きで孤児を預かっている寺で働いており第1回、6回で再登場した。
田山真一郎(たやま しんいちろう)
演 - 鈴木康介小石川養生所の新人医師。
主要人物(シーズン3)
主要人物(シーズン4)
つぐみ
演 - 優希美青小石川養生所の新人女医。
おたね
演 - 戸田菜穂養生所に運ばれた記憶喪失の病人。
大岡越前守
演 - 宅麻伸新出去定に幕府の医学校長になるよう命じる。
ゲスト
シーズン1
第1回「新人医師来たる」
おゆみ
演 - 宮澤美保/ホーチャンミ(第4回・最終回)
伊勢屋(いせや)
演 - 林与一(最終回)
第2回「父娘(おやこ)の絆」
おくに
演 - 田畑智子
喜助(本名:六助)
演 - 山本學
松造
演 - 松田洋治
金兵衛
演 - 村松利史
おきよ
演 - 池谷のぶえ
第3回「最期の告白」
佐八(さはち)
演 - 鶴見辰吾
おなか
演 - 宮本真希
松吉
演 - おかやまはじめ
梅造(うめぞう)
演 - 吉満寛人
平吉(へいきち)
演 - 神戸浩
壱岐守
演 - 西尾季隆
第4回「兄貴と弟の轍(わだち)」