赤ちゃんと僕
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この項目では、日本の漫画について説明しています。韓国の映画については「赤ちゃんと僕 (映画)」をご覧ください。

赤ちゃんと僕
漫画
作者羅川真里茂
出版社白泉社
掲載誌花とゆめ
レーベル花とゆめコミックス
白泉社文庫
愛蔵版
発表期間1991年11号 - 1997年14号
巻数花とゆめコミックス 全18巻
白泉社文庫 全10巻
愛蔵版 全9巻
話数『赤ちゃんと僕』全103話
番外編『お兄ちゃんの僕』全1話
その他第40回(平成6年度)小学館漫画賞受賞
アニメ
原作羅川真里茂
監督大森貴弘
シリーズ構成富田祐弘
脚本富田祐弘、寺田憲史大橋志吉
柳川茂、横山雅志
キャラクターデザイン後藤隆幸
音楽川井憲次
アニメーション制作ぴえろ
製作テレビ東京読売広告社、ぴえろ
放送局テレビ東京
放送期間1996年7月11日 - 1997年3月26日
話数全35話
テンプレート - ノート
プロジェクト漫画アニメ
ポータル漫画アニメ

『赤ちゃんと僕』(あかちゃんとぼく、Baby and Me[1])は、羅川真里茂による少女漫画作品、およびこれを原作としたテレビアニメ。略称は赤僕。同名の韓国で公開された映画があるが、本作は無関係であり、原作ではない。
作品概要

漫画は1991年11号から1997年14号まで花とゆめ白泉社)に連載。第40回(平成6年度)小学館漫画賞受賞。2021年11月時点で累計発行部数は1770万部を記録している[2]

を亡くした主人公が幼いの世話をしながら奮闘する日常と周りとの交流を主に描いたホームコメディで、1話から数話完結の話で構成される。また扱われるテーマは多岐に渡り、時には非常に深刻なテーマ(いじめ家族との確執を含む家庭問題など)も扱う。

最終章は弟が交通事故で生死の境を彷徨いながらも回復し、兄が中学に進級して、大団円を飾った。
登場人物
榎木家
榎木拓也(えのき たくや)
声 -
山口勝平主人公。10月10日生まれ。A型(AO型)。熊ノ井市立紅南小学校の5年2組→後6年2組。風貌は父親似で、性格は母親似。純真で何事にも一生懸命で生真面目かつ、非常に家族思いな性格。家族のために春美と共同で家事もこなして日々奮闘しているが、料理のレパートリーはまだそんなに多くない。普段は温和だが怒らせると怖い。早い内に母親を亡くした為、情緒不安定になると感情的になり、実がいたずらしたとはいえ、実に暴力を振るってしまったり、八つ当たりや自暴自棄になることもある。文武両道だが、図画工作と長距離走は苦手。複数の女子から惚れられているが、恋愛沙汰には極めて鈍感である。
榎木実(えのき みのる)
声 - 坂本千夏拓也の弟。B型。第二ひまわり保育園ぱんだぐみに通う2歳の保育園児。一人称は「みの」。ブラザーコンプレックス並みに兄を慕っている。母親を早く亡くした為、泣き虫でわがままな性格で時折、母親と一緒にいる子に八つ当たりすることもある。ヒロや一加から惚れられている。ボンキッキ体操[3](アニメではニャンコ・コニャンコ体操)を踊ると阿波踊りに見える。シャボンファイブが好き。お化けが大嫌い。
榎木春美(えのき はるみ)
声 - 宮本充拓也・実の父親。33歳。B型(BO型)。ソフトウェアプロダクション社に勤めるSE課長。仕事も家事もこなせ、社内でも頼りにされている。アメリカに短期留学していたため、ヒアリング率80%で英語を話せる。21歳の大学生の時、弁当屋で働く由加子に出会ってナンパする。早稲田大学2回生中退。端整な童顔であり、部下の女子社員から言い寄られているが、妻が亡くなってからも愛妻家を貫いている。
榎木由加子(えのき ゆかこ)
声 - 渡辺美佐拓也・実の母親。故人。旧姓・早川。享年31。血液型はA型(※AO型の可能性が高い)かAB型である。小学生の時に両親を飛行機事故で亡くし、母親の兄夫婦の元に引き取られる。後に伯父の家を出て、弁当屋でアルバイトしていた18歳の時に春美と逢い、諸事情を経てできちゃった結婚をする。両親を早くに失ったため温かい家庭を作りたくて健気に頑張る優しい母親だったが、拓也が小学5年生のときに、自動車との接触事故により亡くなる。
後藤家
後藤正(ごとう ただし)
声 -
亀井芳子後藤家長男。O型。拓也の親友で、愛称「ゴンちゃん」。ガサツさと太めの容姿が災いして女子受けは悪く、拓也のおまけ扱いされることもしばしば。しかしながら、ひょうきんで非常に友達思いかつ明るい性格。妹とは「喧嘩するほど仲がいい」関係である。玉舘時男とは犬猿の仲。
後藤浩子(ごとう ひろこ)
声 - 黒田由美津村まこと後藤家長女。O型。愛称「ヒロ」。正の妹で、顔は兄にそっくり。無口なうえ乱暴者。兄を通じて実と知り合い、のちに同じ保育園に入る。実が好きで、一加とは恋のライバル関係。初登場時は拓也からは男の子と間違われていた。
後藤正吉(ごとう しょうきち)
声 - 桜井敏治正・浩子の父親。O型。酒屋を経営している。顔は母親似で、頭は禿げ上がっている。江戸っ子口調だが、性格は穏やかで落ち着いている。
後藤真美(ごとう まみ)
声 - 叶木翔子正・浩子の母親。A型。美人で、元気のいい働き者。
後藤正久(ごとう まさひさ)
正吉の兄。静岡県在住の農家。正吉と似た容姿であり、弟同様に落ち着いた性格。
後藤光(ごとう みつ)
声 - 京田尚子正久・正吉の母親。息子2人と孫2人は皆、遺伝によって彼女の顔と瓜二つ。玉舘花恵とは犬猿の仲。長男(正久)と同居している。
後藤正太郎(ごとう しょうたろう)
声 - 小室正幸正久・正吉の父親。現在は禿げ上がっているが若い頃はかなりの美男子で、花恵も想いを寄せていた。長男(正久)と同居している。
藤井家
藤井昭広(ふじい あきひろ)
声 -
結城比呂藤井家次男(6人兄弟の4番目)。B型。紅南小学校5年2組→6年2組。飄々としてぶっきらぼうで、思考や発言は大人っぽいが、ユーモアやデリカシーはない。女子からの人気が高い(※本人は一切興味なし)。兄姉から一加と正樹の面倒を押し付けられ中間管理職のような毎日を送っているが、何だかんだで面倒見はよく拓也の事も気にかけている。趣味はゲーム。割と何でもソツなくこなし、特にスポーツ万能でマラソン大会では好成績を残し、野球でも打者も投手も優れたいわゆる「エースで四番」の実力を見せた。風貌は兄に似ている。
藤井一加(ふじい いちか)
声 - かないみか藤井家三女(6人兄弟の5番目)で4歳。第二ひまわり保育園ぞうぐみ。実が大好き。口が達者でワガママでおませ。自分の悪巧みや失敗に弟を(時には実も)たびたび巻き込む。2月19日生まれ。
藤井正樹(ふじい まさき)
声 - 奥島和美藤井家三男、末っ子で3歳。A型。愛称「マー坊」。口は達者だが、舌足らず。一加には従順で、色々と巻き込まれることも多い。保育園には通っていない。
藤井明美(ふじい あけみ)
声 - 渡辺美佐藤井家長女で20歳。大学生。家事全般を取り仕切っている。怒ると怖い。彼氏持ち。
藤井友也(ふじい ともや)
声 - 岩田光央藤井家長男(6人兄弟の2番目)で17歳。B型。高校生。熊ノ井中学時代は、万人受けした人気と抜群のリーダーシップにて校内を仕切っていた。名前も顔も未登場だが、彼女持ち。自分の都合で他人を振り回す一面もあるが、高校生相応の教養と社交性は持っている。
藤井浅子(ふじい あさこ)
声 - 岡村明美藤井家次女(6人兄弟の3番目)で15歳。熊ノ井中学校に通う。一家の中ではクールな性格。藤井家一、他兄弟に関心がない。坂巻延和のことが好き。
藤井勇男(ふじい いさお)
声 - 牛山茂6児の父親。大学助教授。本を読むことがなによりも大好きで、かつてのあだ名は「もやしっ子」。
藤井恵美子(ふじい えみこ)
声 - 堀越真己6児の母親。小説家。多忙なため、家事は子供たち(特に長女)に任せている。
木村家
木村成一(きむら せいいち)
声 -
置鮎龍太郎洋食料理店の調理人→チーフ。23歳。元不良で、高校を中退した。17歳のときに家出したが、その間に結婚して子供も出来、子供の手術費用を工面するため、両親に頭を下げに戻ってきた[4]。少々ぶっきらぼうで意地悪な反面、根は善い人である。大のギャンブル好きでパチンコや競馬などへよく通う。
木村智子(きむら ともこ)
声 - 根谷美智子成一より2歳上の妻。O型。旧姓「望月」。大らかな性格で、姑との仲もいい。少々ポッチャリ体型で、巨乳かつ近眼。
木村太一(きむら たいち)
声 - 亀井芳子成一・智子夫婦の長男で、乳児。父親似。とことん無表情・鈍感で、滅多なことでは泣きも笑いもしないが、突然の泣き声はまるで怪獣(作中で泣いたのは二回[5] のみ)。
木村源一(きむら げんいち)
声 - 亀山助清榎木家の向かいに住んでいる。成一の父親。50歳。踊りながら出勤する元気者で、愛妻家。春美のことを幼少期から見知っている。服装が奇抜で、息子から「会社員らしい恰好をしろ」と言われている。家は裕福。
木村のおばさん
声 - 堀越真己成一の母親。54歳。ピンクハウス系の服装が好きであり、陽気かつ世話好きな性格。彼女も、春美とその両親のことを知っている。
森口家
森口仁志(もりぐち ひとし)
紅南小学校5年2組→6年2組の男子で、昭広の親友。児童会長。風貌は母親似。漫画や絵を描くことが好き。常に人のためになることを心がけており、面倒見が良いため、女子(特に下級生)からの人気が高く、男子からも人望がある。今までバレンタインデーでのチョコレートの持ち込みを禁止していた小学校のルールを撤廃させた。「バレンタインデーにチョコをどの男の子が一番貰うでしょうレース」にてチョコレートを11個貰い優勝を果たした。ゴンの心の声曰く顔は普通とのこと。
森口広嗣(もりぐち ひろし)
仁志の父親。
スナックの店長。化粧をして女言葉を話す。姉たちに着せ替え人形として遊んでもらっていたのが影響している様子だが、心は男前。
森口文子(もりぐち ふみこ)
仁志の母親。警察官。部下曰く「堅物」。
森口音子(もりぐち おとこ)
海子&空子&広嗣&広幸の母親。夫に先立たれ、しかもその浮気相手からのいびりにより大の女嫌い。かなりの男好きで、特に美少年には目がない。
森口広幸(もりぐち ひろゆき)
H島で民宿を開く、広嗣の弟。自分の双眼鏡を、母がいい男を探すときに使われている。
森口ミドリ(もりぐち ミドリ)
広幸の妻。子供の頃から宝塚を憧れていて、宝塚に入学しようとしたが入試に落ちた。
森口海子(もりぐち うみこ)&森口空子(もりぐち そらこ)
2人とも広嗣の姉。
紅南小学校(2組)
松本秀男(まつもとひでお)
声 -
家中宏5年2組→6年2組の新米担任教師。児童思いのいい人。
寛野光(かんの ひかる)
松本先生が入院した時に代わりにやってきた、2組の臨時担任。小学校に採用されていない時期は、学習塾のバイトも行う。前任の小学校では、受け持っていた児童がいじめで自殺した。生真面目で鉄面皮な反面、根は児童思いのいい人。
玉館時男(たまだて ときお)
声 - 坂本千夏坊ちゃん育ちの家庭で、嫌味な少年。ナルシストだが、女子にはモテない。AB型。ゴンちゃんとは犬猿の仲。祖母は花恵(はなえ)。
竹中七海(たけなか ななみ)
声 - 岡村明美童顔で女顔の少年。父親は船乗りで、普段は母親と2人暮らし。女子にモテる。女顔であることを気にしている。6年生のとき夢精を迎えた。
深谷しな子(ふかや しなこ)
声 - 根谷美智子A型。高齢な両親を恥ずかしく思っていた少女。父親(声 - 家中宏)は貿易会社を定年退職し、母親(声 - 堀越真己)は元舞台女優の日比野カヲルである。先述の事情から具体的に説明することが出来ず、周りからは嘘つき呼ばわりされていたが[6]、事実が判明してからは周りと仲がよくなった。絵はかなり下手。皮肉屋で、かわいげがない。拓也のことが好き。
中題公美(なかだい くみ)
しな子の友人。面食い。
平井果子(ひらい かこ)&萌(もえ)&希美(きみ)
声 - 松浦有希子(果子)、柳原みわ(萌)、黒田由美(希美)3人揃って、2組のかしまし娘。3人グループで行動することが多い。双方の食い違いなどで喧嘩をすることもあったが、最終的には仲直りができるなど、根強い友情を持っている。
日影秀(ひかげ すぐる)
幼い頃のトラウマにより、陰鬱な性格をした少年。1週間ほど6年2組に転入するが、すぐに京都へ移り住む。えんま帳をつけているが、母親との和解を期に止めた。修学旅行中の拓也と遭遇するが、その際の風貌はあまりにも爽やかだった。
紅南小学校(2組以外)
広瀬努(ひろせ つとむ)
声 - 奥島和美1組。口の悪い美少年。父親は売れない漫画家で、裕福でない。親思いの健気な性格。当初は万引きの常習犯であったが、改心して全額を弁償した。
熊出充(くまで みつる)
1組。A型。亜由子が好きで、惚れっぽい少年。女子に人気のある男子を一方的に敵視している。猿顔であり、村田兄弟曰く「顔は怖いが心は清い」。ネコをかわいがっている。
村田兄弟(むらたきょうだい)
1組。熊出と仲の良い
双子にして、彼の唯一の理解者。熊出が巻き起こす迷惑行為をフォローしてまわる。作中でも「村田兄」「村田弟」と名乗り、本名は不明。
中西亜由子(なかにし あゆこ)
1組。拓也のことが好きな美少女。思い込みが激しい一方、思いやりのある性格。
藤原幸夫(ふじわら ゆきお)
1組。ゴリラ顔で、通称・ゴリ夫。長距離走が得意で、短距離走は苦手。普段はおとなしいが、マラソン大会の時期だけ嫌な奴になる。外見と性格から女子に嫌われている。
槍溝愛(やりみぞ めぐみ)
声 - 金丸日向子3組の委員長。O型。クールかつ不思議ちゃんな性格の美少女。「逆セクハラ」と言って男子の尻を触る癖がある。拓也が好き。ゴンちゃんの想い人。
大久保俊文(おおくぼ としふみ)
3組。長身のスポーツ少年。女子にモテる。
宮前裕多(みやまえ ゆうた)
4組。両親の離婚をきっかけに拓也と友達になるが、両親の離婚から生じた自分のコンプレックスを拓也に当てこすり、間が悪く聞く羽目になった昭広に窘められる。目を背けていた自分の辛さを父親に打ち明けられたことで、拓也と本当に友達になりたいと思うようになる。父親は、寛野光(元2組の臨時担任)の前のバイト先の会社の人間(リストラされたため現在求職中)。藤井家と同じマンションの4階在住。
河之内直樹(かわのうち なおき)
4組。ギャグセンスがあり、女子にモテている。
第二ひまわり保育園
向井洋二(むかい ようじ)
声 - 牛山茂園長。大の子供好きかつ面食い。拓也を気に入っている。常に掛けているサングラスがトレードマークだが、素顔は端整らしい。思い込みが激しく、悩みがあるとすぐ痩せる。園長の威厳が無く小林を除き第二ひまわり保育園の保母達には嫌われている。謎の経歴を多数持つ。12月8日生まれ。
真由美(まゆみ)&ひとみ
声 - 岡村明美(真由美)/渡辺美佐→
永田亮子(ひとみ)2人とも保母。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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