赤い衝撃
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この項目では、TBS系列で放送されたテレビドラマについて説明しています。当該項目の主題歌である山口百恵のシングルについては「赤い衝撃 (曲)」をご覧ください。

赤い衝撃
ジャンルテレビドラマ
脚本放映リスト参照
監督放映リスト参照
出演者山口百恵
三浦友和
中条静夫
草笛光子
原知佐子
南田洋子
田村高廣 ほか
ナレーター中江真司
オープニング山口百恵「赤い衝撃
製作
プロデューサー野添和子大映テレビ
山本典助(TBS)
制作TBS

放送
音声形式モノラル放送
放送国・地域 日本
放送期間1976年11月5日 - 1977年5月27日
放送時間金曜 21:00 - 21:55
放送枠TBS金曜9時枠の連続ドラマ
放送分55分
回数29
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『赤い衝撃』(あかいしょうげき)は、TBS系列で1976年11月5日から1977年5月27日に放送されたテレビドラマ赤いシリーズ第4弾。平均視聴率 27.0%、最高視聴率 32.6%。
概要

赤いシリーズで、山口百恵が初めて主演することになったドラマである。それまで主演を務めてきた宇津井健が初めて退き(キーパーソン的な役で初回と後半に特別出演を果たしている)、山口百恵と三浦友和の主演作として、純愛サスペンスドラマを成立させ、その人気をさらに強く決定づけた。

ふたりを取り巻く個性派キャスト陣の演技も大いに評判を呼び、初放映時は最高視聴率32.6%を記録した。

当初は26話で終了する予定だったが、もっと続けて欲しいなどとの視聴者からの要望が連日殺到した。しかし出演者のスケジュールの関係もあるので長くは延ばせないとしてまず2話延長を決め[1]、その後更に1話延長されて全29話となった[2]

日本航空の全面協力もあり、『赤い疑惑』同様、当時の日航の国内線の就航地(福岡経由の阿蘇沖縄)でのロケがある。同様に、山口百恵が機内で倒れ、機内での緊急手術が行われる緊迫シーンが用意されている(備考参照)。
ストーリー.mw-parser-output .ambox{border:1px solid #a2a9b1;border-left:10px solid #36c;background-color:#fbfbfb;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .ambox+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+link+.ambox{margin-top:-1px}html body.mediawiki .mw-parser-output .ambox.mbox-small-left{margin:4px 1em 4px 0;overflow:hidden;width:238px;border-collapse:collapse;font-size:88%;line-height:1.25em}.mw-parser-output .ambox-speedy{border-left:10px solid #b32424;background-color:#fee7e6}.mw-parser-output .ambox-delete{border-left:10px solid #b32424}.mw-parser-output .ambox-content{border-left:10px solid #f28500}.mw-parser-output .ambox-style{border-left:10px solid #fc3}.mw-parser-output .ambox-move{border-left:10px solid #9932cc}.mw-parser-output .ambox-protection{border-left:10px solid #a2a9b1}.mw-parser-output .ambox .mbox-text{border:none;padding:0.25em 0.5em;width:100%;font-size:90%}.mw-parser-output .ambox .mbox-image{border:none;padding:2px 0 2px 0.5em;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-imageright{border:none;padding:2px 0.5em 2px 0;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-empty-cell{border:none;padding:0;width:1px}.mw-parser-output .ambox .mbox-image-div{width:52px}html.client-js body.skin-minerva .mw-parser-output .mbox-text-span{margin-left:23px!important}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .ambox{margin:0 10%}}

この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。あらすじの書き方を参考にして、物語全体の流れが理解できるように(ネタバレも含めて)、著作権侵害しないようご自身の言葉で加筆を行なってください。(2014年11月)(使い方

高校陸上界から期待されていた短距離走選手・大山友子。ある朝の自主練習の最中、背広姿の青年・新田秀夫が助言をしてくる。それが運命の出会いとなった。

友子は秀夫に惹かれ始めていたが、秀夫は刑事であり、友子の父・大山豪助の犯罪を捜査していた。豪助は高知県出身で、貧しい漁師の子供から大山産業の社長にのし上がった男で、地位と金を手に入れるため、法に触れる行為も平然と行っていたのだ。

豪助は過去の乗っ取りの経緯から矢野ジローに命を狙われていた。矢野にとっては豪助は自分の父親を殺した仇(実際に、矢野の父は、豪助と豪助の秘書である北川和彦とがもみ合った上での事故死であったのだが、北川が豪助の身代わりに単独犯として自首し、服役した後に大山産業に復帰している)であった。友子の陸上競技会の祝勝会を料亭で開催したその夜、矢野は料亭から出てきた豪助をライフルで狙撃しようとした。しかし、豪助をマークしていた新田秀夫と秀夫の父・雄作らに発砲され、中途で逃走する。たまたま豪助のもとへ駆け寄った友子は秀夫の発射した銃弾を背中に受け、負傷した。母・大山鈴代の旧知である医師・江崎の手術で友子は一命を取り留める。ニューヨークで臨床や研究を行っている江崎は手術後すぐにアメリカに戻り、友子の事を後輩の医師で、友子の兄(先妻の第二子)でもある大山豊に託した。その後、友子は脊髄損傷による下半身麻痺となっていたことが判明する。その結果、車椅子での生活を余儀なくされてしまう。

スプリンターとしての友子に大いに期待をかけてきた豪助は、その期待を砕いた秀夫に憤慨する。そこで豪助は秀夫を裁判にかけるのだが、その意に反して友子の証言が有力証言となり、秀夫は無罪となる。無罪となったものの、秀夫は自分が友子を傷つけた罪を償うため、友子に誠意を尽くそうとする。下半身麻痺になりスプリンターへの道が閉ざされたことで悲観的になり、秀夫に対する憎悪の心をもち、その秀夫の誠意を拒否した友子であったが、秀夫の誠意にうたれ、秀夫とともに過酷なリハビリテーションを始めることになる。秀夫の両親はその光景を苦々しく思っていた。

秀夫の母・新田文子は、かつて大山産業で働いていた女子社員であったが、あの日、豪助から暴行を受けた。それにより文子は妊娠してしまっており、それを悲観した文子は服毒自殺を図った。偶然にも隣に住んでいた雄作がそれを発見し、文子の命を救う。そして雄作は全てを知った上で身重の文子と結婚し、生まれた秀夫を実子として育てていたのだった。一方、豪助の命を狙う矢野をかくまっていたのは大山の秘書・北川であった。北川は大山に利用される生活に嫌気がさし、大山産業の乗っ取りを計画していたのである。大山の長女(第一子)で出戻りの大山政子を利用しようともしていた。矢野は豪助の命を狙い、友子を誘拐して豪助をおびき寄せることに成功するが、警察に現行犯逮捕される。

豪助はさらなる事業拡大を計画し、全国に店舗を構える、マロン製菓の乗っ取りを企む。馴染みの人気芸者を使って、大杉社長の甥に目をつけ、遊びたい盛りのこの若者から大量の株券を手に入れることに成功した。だが、大杉家が警察に株券の返納を求めて被害届を提出したことから、詐欺容疑で豪助は逮捕される。豪助に手錠をかけたのは秀夫であった。しかし嫌疑不十分で立件されずに釈放される。その後、豪助は大杉家と話し合いを行い、大杉家としては、株券の返納は求めずに豪助を役員として迎えることで決着をつけようとし、被害届を取り下げることになる。その手打ちの会食の席で豪助は、大杉社長の姪である、ミサコに出会う。ずけずけと本音を語るミサコに、大山は好感を持ち、頼もしく思っていた。

さて、秀夫は友子のリハビリを進めるため、警察官を休職し、アパートを借りようとする。しかし身障者に冷たい管理人たちによって断られ続ける。だが、偶然出会った大学の応援団長の紹介で、彼と同じアパートの部屋を借りることが出来た。そのアパートの管理人の亡くなった夫は傷痍軍人であり、友子のことを他人事とは思えなかったのである。そのアパートで秀夫と友子の同棲が始まる。だが、ささやかな幸せも束の間、友子はロウソクを倒してしまい、火事を起こしてしまう。発見が早かったためボヤで済んだが、大家から240万円の損害請求を受けてしまう。豪助がそのお金を肩代わりしたものの、友子は大山家に連れ戻されてしまう。秀夫はその240万を豪助に払うまで友子と会わないよう、豪助に約束させられる。お金の返済のために秀夫は工事現場で働く。そんな矢先、阿蘇山の山岳パトロールの仕事に就くことで240万の報酬を得ることができた秀夫は、200万の小切手を持って大山家へ向かう。秀夫は友子に阿蘇行きを告げると、友子は一緒に連れて行って欲しい、と懇願する。友子の熱意に負けた秀夫は友子を連れていくことに決めるが、警察官を辞めて友子と2人で九州に行くと知った雄作と文子は猛烈に反対する。翻意させることが難しいと悟った文子は、秀夫に出生の秘密を打ち明ける。「あなたの本当の父親は大山だ」と。それに衝撃を受けた秀夫は友子を連れていくことを諦め、待ち合わせ場所のフェリー埠頭の待合室には現れず、1人でフェリーに乗り込んだ。鈴代と友子は秀夫を波止場で待ち続けたが秀夫はとうとう現れなかった。

友子はどうしても秀夫の真意が知りたいと思い、母・鈴代とともに阿蘇を訪れた。阿蘇には秀夫を追ってきたミサコがいた。ミサコは秀夫に求愛するが秀夫はミサコを相手にしない。そして友子にもまた冷たく接した。秀夫の心変わりの理由を知るべく、執拗に食い下がる鈴代に、ついに秀夫は実父が大山豪助であることを打ち明ける。血のつながった兄妹では愛し合えない、もはや友子は自分にとって1人の女性であり、いまさら妹として愛すなんてことはできない、と告げられた鈴代はあまりのことに衝撃を受け、友子にそのことを打ち明けることができなかった。友子は失意のまま東京に連れ戻される。

東京に戻った友子はまたリハビリを再開する。秀夫の真意を図りかねて苦悩する友子をみかねたミサコは、友子に、「秀夫と友子とは兄妹だ。すごく好きだけど、とても愛しているから別れたんだ」と告げる。あまりの衝撃を受けた友子は1人で家を飛び出す。途中、踏み切り内のレールに車椅子のタイヤがはまり立ち往生してしまう。寸でのところで鈴代が救出に成功するが、その時の衝撃で友子は首を強く打ってしまい、救急車で兄:豊の病院へ運ばれる。検査の結果、第5頚椎の骨折を認め、生命の危機に瀕する。困難な手術が必要となり、豊はニューヨークにいる江崎に助力を請う。江崎は緊急帰国し、今回痛めた頚椎だけではなく、腰椎の損傷に対しても最先端の手術を行い、見事救命させる。最先端の手術を腰椎に施すことができたため下半身麻痺症状も改善することが見込まれたが、依然として友子の足は動かなかった。


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