贖罪_(湊かなえ)
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贖罪
著者
湊かなえ
発行日2009年6月15日
発行元東京創元社
ジャンル推理小説イヤミス[1]
日本
形態四六判
ページ数253
コードISBN 978-4488017569

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『贖罪』(しょくざい)は、湊かなえによる日本小説。著者の第3作目。デビュー作の『告白』と同じく章ごとに主人公が変わる独白形式で書かれている。第63回日本推理作家協会賞長編及び連作短編集部門候補作。

2012年WOWOW連続ドラマW枠でテレビドラマ化され放送された。
目次

1 あらすじ

2 登場人物

2.1 主要人物

2.2 その他の人物


3 書籍情報

4 テレビドラマ版

4.1 キャスト

4.1.1 メインキャスト

4.1.2 その他(15年前)

4.1.3 第1話

4.1.4 第2話

4.1.5 第3話

4.1.6 第4話

4.1.7 第5話


4.2 スタッフ

4.3 サブタイトル

4.4 関連作品


5 脚注

6 外部リンク

あらすじ

この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。あらすじの書き方を参考にして、物語全体の流れが理解できるように(ネタバレも含めて)、著作権侵害しないようご自身の言葉で加筆を行なってください。(2016年5月)(使い方

とある田舎町にできた足立製作所の工場と、社員のために建てられた田舎には不似合いな瀟洒な社宅。そこに越してきた転校生エミリの環境に憧れや羨望の思いを抱きながら、4人の小学生はエミリと仲良くなる。夏休みのある日の「グリーンスリーブス」が鳴る午後6時、彼女達はエミリの死体を発見する。彼女達は犯人を見ていたが、その顔を思い出すことが出来なかった。15年後、彼女達が抱き続けてきた罪の意識と、エミリとエミリの母に対する償いが、さらなる悲劇を巻き起こす。
登場人物
主要人物
紗英
「フランス人形」の主人公。東京の女子大学の英文科に進学後、勤めていた会社の上司の知り合いと
見合いをして結婚する。小柄でおとなしい性格。事件後長年に渡り「犯人が自分を見張っているのではないか」という不安を抱え続け、そのストレスから結婚するまで初潮を迎えることがなかった。事件当時、現場で一人エミリの死体の番をしていた。
真紀
「PTA臨時総会」の主人公。背が高く、同級生同士でも頼れるお姉さんのような役割をしていた。小学校の教師になり、校内に入ってきた不審者を撃退するが…。事件当時、先生を呼びに行くと言ったものの一人だけ逃げ出してしまう。
晶子
「くまの兄妹」の主人公。女の子にしては少々がっしりしていてスポーツも得意だったが、元々おとなしい性格で、身の丈以上のものを求めると不幸になるという祖父の教えから、事件以後自分が普通の生活をすることを申し訳なく思い引きこもるようになる。事件当時、足が早いからとエミリの母に知らせに行くように言われ、一番にエミリの母の精神の崩壊を目の当たりにする。以来トラウマとなって、大人になっても人とうまく接することができず家に引きこもるようになる。
由佳
「とつきとおか」の主人公で一児の母。目が悪く眼鏡をかけているが手先が器用で、ヘアピンで鍵を開けることなどが得意。事件当時、交番に知らせにいくように言われ、そこで警官に優しくしてもらったことから体が大きく男らしい男性を好むようになる。喘息持ちの姉に親からの愛情を奪われているコンプレックスと、事件直後に4人の中で自分だけ親が迎えに来てくれなかったことから非行に走るようになる(実際は、交番の警官に話を聞いてもらうために自分の小遣いを落し物と偽って持っていっていた。そのため必要な筆記用具が買えなくなったのを母親に咎められて万引きをしてしまい、信頼をなくしたことへの反発から非行に走る)。
麻子
「償い」の主人公でエミリの母。他の登場人物が彼女にあてた手紙の中でその人柄が語られたり、あるいは彼女自身が登場するなど、全章を通して登場している。事件前は美しく華やかな女性と思われていたが、事件後は精神を病み、安定剤を飲まないと生活できないほどになってしまった。事件後も、解決するまで引越はしないつもりで町にとどまり続けていた。エミリを殺害した犯人が捕まらないのは、目撃者である4人がその顔を思い出せないせいだと思いこみ、事件から3年後に町を去ることになった際、彼女達に対し腹立ち紛れに脅迫まがいの言葉を投げつけトラウマを植えつける。
その他の人物
エミリ


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