木場(きば・こば)
木場(きば)は、原義では貯木場のことである。日本では、山間から切り出した木材で筏を組み、川を木材流送させ河口や大きな消費地近くに集積した。このとき陸上に荷揚げせずに水上に浮かべて保管していた場所を木場といった。水路や堀の建設、加工場を伴うため施設は広大になることが多い。
一方、九州地方、特に長崎県においては、かつて焼畑が行われたとされる地を「コバ」と称し、漢字で木場・古場・木庭と表記される。長崎県内には石木場、大野木場、梶木場、桑木場、平木場、木場田など木場を付する地名が多数存在する。
木場が置かれた場所は、そのまま日本各地の地名、また姓にもなっている。
地名
木場(きば)
木場 - 東京都江東区の町丁。
木場駅 - 江東区木場にある東京メトロ東西線の駅。
木場 (新潟市) - 新潟県新潟市西区の町字。
木場村 - 新潟県西蒲原郡に属した村。現在の新潟市西区木場およびその周辺にあたる。
木場駅 (新潟県) - 現在の新潟市西区木場にあった新潟交通電車線の駅。
木場 (飛島村) - 愛知県海部郡飛島村の町字。
木場 (姫路市)