豊川駅_(愛知県)
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豊川駅
西口(2018年2月)
とよかわ
Toyokawa

◄CD04 牛久保 (2.1 km) (3.3 km) 三河一宮
左は豊川稲荷駅
所在地愛知県豊川市豊川町仁保通10.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯34度49分21秒 東経137度23分50秒 / 北緯34.82250度 東経137.39722度 / 34.82250; 137.39722座標: 北緯34度49分21秒 東経137度23分50秒 / 北緯34.82250度 東経137.39722度 / 34.82250; 137.39722
駅番号CD  05 
所属事業者東海旅客鉄道(JR東海)
日本貨物鉄道(JR貨物)
所属路線 飯田線
キロ程8.7 km(豊橋起点)
電報略号カワ
駅構造地上駅橋上駅
ホーム2面3線
乗車人員
-統計年度-3,296人/日(降車客含まず)
-2017年-
開業年月日1897年明治30年)7月15日
乗換豊川稲荷駅名鉄豊川線
備考駅長配置駅管理駅
JR全線きっぷうりば
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豊川駅
とよかわ
Toyokawa

(2.4 km) 西豊川
所属事業者日本国有鉄道(国鉄)
所属路線飯田線(支線)
キロ程0.0 km(豊川起点)
開業年月日1942年昭和17年)5月12日
廃止年月日1956年(昭和31年)9月15日*
* 国鉄豊川分工場への引込線として存続。日本車輌製造専用線として現存。
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東口(2013年10月)

豊川駅(とよかわえき)は、愛知県豊川市豊川町仁保通にある、東海旅客鉄道(JR東海)・日本貨物鉄道(JR貨物)飯田線である。駅番号はCD05。名古屋鉄道(名鉄)豊川稲荷駅と隣接している。
概要

豊橋駅(愛知県)から飯田駅長野県)を経て辰野駅(同)までを結ぶ鉄道路線・飯田線の中間駅(途中駅)である。飯田線全線を保有する事業者(これを第一種鉄道事業者と言う)であるJR東海と、同線豊橋・豊川間等で施設を借り受けて貨物列車を運営する事業者(第二種鉄道事業者と言う)であるJR貨物の2社が駅を運営している。

開業は1897年明治30年)のことで、当初は私鉄豊川鉄道の運営であった。1943年昭和18年)に国有化され国有鉄道の駅となるが、1987年(昭和62年)の国鉄分割民営化によって旅客営業はJR東海、貨物営業はJR貨物が担当する現在の形態へと移行した。

駅は、豊川稲荷門前町として発展した豊川市の中心市街地に位置し[1]、年間100万人・1日当たり3,000人を超える乗車客数(乗降客換算で6,000人超)がある。飯田線唯一の優等列車である特急伊那路」の停車駅の一つである他、豊橋との間を結ぶ区間列車(普通列車)の終端でもある。また、隣接して名古屋鉄道(名鉄)豊川線豊川稲荷駅が設置されており、市内で唯一名古屋鉄道とJRの相互乗り換えが可能である。

IC乗車券サービス対応駅の一つであり、「TOICA」や相互利用が可能なその他ICカードの利用が可能である。但し、ICカードの利用可能エリアは飯田線では豊橋 - 当駅間のみであり、当駅以北では対応していない。
歴史

当駅を開設した豊川鉄道は、豊橋を起点に豊川、新城を経て大海(現・新城市)とを結ぶ路線を運営していた私鉄である。当駅は、このうち豊橋 - 当駅間が開通した1897年明治30年)7月に開業した。開業当初は路線の終着駅であったが、一週間後に次の一ノ宮駅(現・三河一宮駅)まで路線が延伸したため、終着駅ではなくなっている。このように短期間だけ終着駅となっていたのは、工事が竣工した区間から順次営業を開始させて行ったためである[2]

開業から40年を経た戦時中1943年昭和18年)8月、豊川鉄道は国に買収(国有化)され、「飯田線」として国鉄の路線図に組込まれた。これに合わせて、当駅も国有化された。また、国有化前年に当たる1942年(昭和17年)5月、新設された軍需工場(豊川海軍工廠)へのアクセス路線として西豊川駅への支線(通称西豊川支線)が開通し、同様に国有化されたが、後述の通りこの路線は戦後の1956年(昭和31年)9月に国鉄路線としては廃止されている。

1954年(昭和29年)12月、当駅の隣に名古屋鉄道(名鉄)の新豊川駅(1955年以降は豊川稲荷駅)が開設され、同社豊川線との乗換駅となった。同駅開設以前は、当駅から2駅南の飯田線小坂井駅に名鉄小坂井支線が接続し、正月期間中に豊川稲荷への参拝客輸送を目的とする臨時列車がこの路線を介して名古屋方面から当駅まで乗入れていた[3]。新名古屋駅(現・名鉄名古屋駅)構内にかつて存在した連絡線を使用して、名鉄のみならず近畿日本鉄道(近鉄)からも参拝客の団体専用列車が乗入れていた時期もある[3]。小坂井支線開通は、豊川鉄道時代の1926年大正15年)4月で、当初から豊川駅乗入列車が存在していた。

1984年(昭和59年)から翌1985年(昭和60年)にかけて、貨物荷物扱いが相次いで廃止された。貨物については、開業以来扱い続けていたものである。1970年代以降飯田線南部では当駅を含む数ヶ所の駅を除いて貨物及び荷物扱いが廃止されてそれらの駅へと集約されていたが、これに伴い南部では全面廃止されることとなった。しかし貨物取扱については廃止3年後の民営化前日、条件付ながら再開されている。

1987年(昭和62年)4月、国鉄の分割・民営化が実施され、旅客営業はJR東海へ、前日付で復活した貨物営業はJR貨物へと継承された。これ以降運営体制については大きな変化は無く現在に至っている。
年表

1897年明治30年)

7月15日:豊川鉄道の駅として、同鉄道線豊橋 - 当駅間開通時に開設[4][5]。旅客・貨物取扱を行う一般駅であった[5]

7月22日:豊川鉄道線が一ノ宮駅(現・三河一宮駅)まで開業[4]、終着駅から途中駅に。


1931年昭和6年)12月:鉄筋コンクリート3階建ての駅舎に改築[6]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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