警視庁考察一課
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警視庁考察一課
ジャンル
連続ドラマ
原作秋元康
企画秋元康
脚本秋元康
竹村武司
伊達さん大人のカフェ
小川眞住枝
ワタナベリョウスケ
山田和生
監督青山貴洋
椿本慶次郎
スミス
中村剛
戸塚寛人
監修尾ア祐司(警察)
医療法人社団クリニカメディカ理事長(医療)
吉田靖志(医療)
出演者船越英一郎
山村紅葉
西村まさ彦
高島礼子
藤井流星ジャニーズWEST
徳永えり
北野日奈子
柳沢慎吾
名取裕子
内藤剛志
音楽谷口広紀
オープニング氣志團
「タイマン・ファンタジー」
エンディングジャニーズWEST
Don’t be afraid
国・地域 日本
言語日本語
時代設定2022年
製作
チーフ・プロデューサー大和健太郎(テレビ東京
プロデューサー本間かなみ(テレビ東京)
櫻井雄一(ソケット)
制作テレビ東京
ソケット
製作「警視庁考察一課」製作委員会

放送
放送チャンネルテレビ東京系列
映像形式文字多重放送
音声形式ステレオ放送
放送国・地域 日本
放送期間2022年10月17日 - 12月26日
放送時間月曜 23:06 - 23:55
放送枠ドラマプレミア23
放送分49分
公式サイト
特記事項:
ParaviひかりTVTVerにて、地上波放送終了後に配信。
第5話は10分繰り下げ(23:16 - 翌 0:05)。
第10話・第11話は一挙連続放送(23:06 - 翌0:44)。
最終話は30分繰り下げ(23:36 - 翌0:25)
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『警視庁考察一課』(けいしちょうこうさついっか)は、2022年10月17日から12月26日までテレビ東京系列の「ドラマプレミア23」枠にて放送された秋元康企画・原作によるテレビドラマ[1]

「事件の考察」を専門とした警視庁の部署「考察一課」を舞台に繰り広げられるベテラン刑事たちの考察劇[1]

秋元が同枠の放送作品で原作を手掛けるのは、本作で5作連続となる[1]

考察一課の考察官たちの人物設定は、演じる役者たちがこれまで演じた刑事役のセルフパロディとなっており[2]、レギュラー出演者の役名は、演じる俳優の芸名をもじったパロディになっている。
制作背景

企画・原作を担当する秋元康は、ミステリードラマ『あなたの番です』(2019年、日本テレビ系)を企画したとき、視聴者による「考察ブーム」が生まれたことから着想を得て、「もし、警察の中に、実際に『考察課』なる部署があり、その部署に、かつて2時間ドラマで活躍した凄腕の刑事たちが集結していたとしたら、どのように考察するだろうか?」と考え、本作の企画に至っている[2]
あらすじ

大東京警察署内に拠点を構える警視庁考察一課は、考察一課長の船越慶一郎を筆頭に、かつて捜査現場で活躍したベテランたちが現場に行かず、捜査一課から提供された情報だけで事件解決につながる考察を専門に行う部署である。
そこへ何故か新たに配属された新米刑事の藤井龍も交えて、クセの強さをぶつけ合いながら数々の難事件を次々と解決に導いていく。
キャスト
警視庁考察一課

大東京警察署に拠点を構える考察専門部署。「考察に勝る捜査なし」がモットー。
船越慶一郎〈58〉
演 -
船越英一郎[1]考察一課長。数々の難事件を「崖」で解決してきた。別名「崖の船越」。考察一課では、脚立を崖に見立てて考察を披露する。尿酸値が高く、甘い食べ物を制限されている。
山村楓
演 - 山村紅葉[1]考察官。元敏腕刑事。「湯けむりの山村」の異名を持つ。ワイドショー好きで、ハローキティをこよなく愛している。小説家の父を持ち、自身も『名探偵キティちゃん』を連載する推理小説家で、「密室」や「整形」などの定石トリックを熟知している。
西村まさ雄〈57〉
演 - 西村まさ彦[1]考察官。ネットによる情報収集のエキスパート。他人の昼食に口出しし、理解しがたい理屈を言い出す。わざと遅刻したり、用もないのに泊まり込んだりしている。元の部署に戻ることを考えており、第4話では考察官を辞めて蕎麦屋を開業する計画を立てるも、蕎麦アレルギーで蕎麦打ちが出来ずにうどん職人に路線変更を余儀なくされる。口癖は「サイコパス」。猟奇的な事件であるほど燃える。
高島誠子
演 - 高島礼子[1]考察官。元マル暴で元鑑識という異色の経歴を持つ。長年の現場経験から、どんな凄惨な遺体写真を見ても顔色を変えない。某ドラマの女性監察医のように、解剖所見の分析に長ける。「ムー」を購読し、オカルトに傾倒し、芸能ゴシップ誌「BUBBCCA」も購読している。
名取悠
演 - 名取裕子[1]考察官。考察一課で随一の勘の良さを誇り、別名は「考察一課のピン子」。ひらめいた際には某ドラマの女性検事のような動きをする。テレビのコメンテーターや刑事ドラマの監修も務めているほか、最近はクイズ番組にも出演している。
内藤昌志
演 - 内藤剛志[1]考察官。元捜査一課刑事。時刻表トリック考察のエキスパート。京都で刑事ドラマを監修しているため、基本的には不在。別名「おいでやす内藤」。時折関西弁で話し、横文字に弱い。
藤井龍〈27〉
演 - 藤井流星ジャニーズWEST[3]新米考察官。捜査一課志望だったが、なぜか考察一課に配属される。
徳永りえ
演 - 徳永えり[3]管理官。考察一課でまとめた考察を捜査一課に報告する役目。「犯人がサイコパス」という考察結果は断固拒否する。
周辺人物
柳沢慎三
演 -
柳沢慎吾[3]捜査一課長。難事件のたびに考察一課を頼る。船越と同期で、憧れの弁護士・斎藤ゆりを取り合った因縁の仲。別名「土下座の柳沢」。考察一課の解散に向けて暗躍しているかと思われたが、逆に捜査一課と考察一課を統合させ、船越たちに現場に出て捜査する機会を与えようと尽力していた。
北野美奈子
演 - 北野日奈子[3]大東京警察署の庶務係。警察官募集のイメージキャラクターを務める。
ゲスト
第1話
小沢丈〈44〉
演 -
森下亮[4]世田谷区在住の医師。麻布十番で「JOビューティークリニック」を経営している。パパ活の交際相手・木下蘭の生首が置き配で届けられる。
木下蘭〈31〉
演 - 菅原樹里亜[4]バラバラ殺人の被害者。元一流企業出身の無職。薬物のオーバードーズで亡くなっていた。娘を養うため、パパ活に励んでいた。
佐々木漣〈35〉
演 -目黒区在住のテレビ局員。蘭の手首が置き配で届けられる。
宮永孝一〈52〉
演 -目黒区在住の銀行員。蘭の足首が置き配で届けられる。
証言者@
演 - yukino[4][5]蘭の友人。「パパ活の女王」と蘭が揉めていたと証言する。「パパ活の女王」は「パパ活のJO」→「パパ活の丈」、小沢丈であることが判明する。
証言者A
演 - 小川翔[4]バー店員。蘭が複数のパパと交際していたと証言する。
証言者B
演 - 桐原愛歩[4]蘭の友人。
金田浩史〈50〉
演 -港区在住の会社員。蘭のパパ活相手。西麻布の寿司店で蘭と食事をしていた。
小野寺龍伍〈47〉
演 -世田谷区在住の会社員。蘭のパパ活相手。赤坂の焼肉店で蘭と食事をしていた。
野坂剛志〈51〉
演 -世田谷区在住の弁護士。蘭のパパ活相手。白金で蘭とダーツをしていた。
英賀理沙〈26〉
演 - エガサリ(第10話・第11話)六本木在住のダンサー。顔面タトゥー連続殺人事件の被害者。
野沢成富〈58〉
演 -銀座在住のバー経営者。顔面タトゥー連続殺人事件の被害者。
犬嶋紗江〈23〉
演 - 犬嶋英沙(第10話・第11話)新宿歌舞伎町在住のフリーター。顔面タトゥー連続殺人事件の被害者。
戸塚弘人〈41〉
演 -下北沢在住の指定暴力団組員。顔面タトゥー連続殺人事件の被害者。
山川敦彦〈74〉
演 - 山田敦彦(第10話・第11話)顔面タトゥー連続殺人事件の5人目の被害者。△□○のタトゥーをおでこに彫られていた。蛭子能収似。
第2話
篠宮倫太郎
演 -
才川コージ[6]人気塾講師。動画配信者「しのしの」。学習塾「エイガク」の生徒10名を人質にし、東京校の8階の教室に立てこもり、10億円の身代金を要求する。そして、人質の一人・西畑冬馬の父が身代金10億円を用意すると、10等分して、指定した10名のもとへ1億円づつフードデリバリーに配達させることを要求し、配達が終了すると、1億円を燃やすように指示を出した。しかし、考察一課の考察により、篠宮はもともと東京校の8階とは別の場所から動画配信しており、更にはフードデリバリーに配達させたうちの一人「折葉幸光」→「オレハ コウコウ(俺は、ここ)」と、逮捕されることを見越して、自分の真の居場所を教えていたことを突き止められる。詰込み型教育に異議を唱え、生徒が興味を持つことをのびのびと学ばせることを世間に訴えることを目的として、注目を集めるため、立てこもり事件の狂言を働いていた。
アナウンサー
演 - 武田祐子[7](第1話・声のみ)篠宮の塾立てこもり事件を報道する。
第3話
藤間麻里子〈58〉
演 -
松本海希[8][9]動物病院勤務。散歩中、血痕が付着したドッグウェアに「たすけて」と赤い口紅で書かれた立花家の飼い犬を公園で保護したと、交番に届け出る。実は入れ込んでいた美容師の長谷が立花香織里と不倫していることを知り、香織里の夫・直也にそのことを密告するとともに、自宅マンション近くの川辺に長谷を呼び出し、不倫をやめるよう忠告するが、邪険に扱われたことでその場にあった石で長谷の後頭部を殴打し殺害してしまい、川に死体を遺棄する。長谷を殺害してしまったのは香織里のせいだと逆恨みし、香織里に危害を加えることを決意、自身の密告で直也と香織里がケンカしていたことから、直也が不倫相手の長谷を殺害し、一家心中を図るという筋書きを思いつく。高崎東インター近くのキャンプ場で、長谷が不倫の件で話がしたいと言っていると一家をおびき出し、不在になった立花家に飼い犬が残されていることを確認すると、ドッグウェアに赤い口紅で、子供のような文字で「たすけて」と書き、凶器の石の長谷の血痕を付着させ、石を犬小屋に放置、交番に飼い犬を届けて一家失踪事件を演出する。そして後からキャンプ場に駆け付る道すがら、関越自動車道のサービスエリアのトイレに「たすけて」と赤い口紅でメッセージを残し、最後の仕上げに一家心中したように立花家を殺害しようとしているはずだと考察一課に考察される。考察一課の予想通り、捜査一課がキャンプ場に突入すると立花家は無事保護され、凶器の石を警察から問い詰められると、罪を認めた。
立花直也〈33〉
演 - 荒井しき[9]失踪家族。荒川区千住在住。望遠鏡を製造販売する「山南サイエンス」の営業マン。藤間麻里子から妻・香織里が美容師の長谷と不倫していることを匿名で伝えられ、妻と口論となる。
立花香織里〈31〉
演 - 松丸春奈[9]失踪家族。直也の妻。専業主婦。カリスマ美容師の長谷と不倫関係にあった。
立花涼〈10〉
演 - 西川晃一朗[9]失踪家族。直也と香織里の息子。小学生。天体観測が趣味。ドッグウェアやサービスエリアのトイレに赤い口紅で「たすけて」と書いた人物と思われていたが、藤間に偽装されたものであった。
長谷裕太
演 - 藤田智大[9]カリスマ美容師。立花家の家の裏の川から遺体で発見される。立花香織里と不倫関係にあった。入れ込んでいた藤間に不倫を注意された際、邪険に扱ったために、藤間に後頭部を石で殴打され殺害されてしまい、川に死体を遺棄された。
駐在
演 - 足立学[10]千住南交番の警官。立花家の犬を届けられ、首輪の登録番号から立花家を訪問するが施錠されておらず、血痕を残し、一家が失踪していることを確認する。
第4話
東柊一(あずま しゅういち)〈33〉
演 - 齋藤雪弥
[11]注目の華道家。伊吹の兄。実家の東家のリビングで何者かにワインに混入したトリカブトで毒殺され、口の中に花びらを詰め込まれた遺体で発見される。しかし、犯行に使用されたと推測されるワイングラスは現場からは発見されなかった。家元争いで弟に敗れ、アズマ・アートフラワー・ラボという華道と陶器を総合的に芸術として表現する新流派を立ち上げており、ことあるごとにサルビアの花の写真を添えて、東流は金儲け主義だとSNSで批判を繰り広げていた。
東伊吹(あずま いぶき)〈30〉
演 - 近藤雄介[12]東流・二代目家元。柊一の弟。家元を引き継いだ際、母がこれまで格安で華道を教え、赤字経営のため東流には莫大な借金があり、生徒を増やすのに企業とのコラボや派手な華道ショーによるパフォーマンスを行うなど、ビジネス重視の路線に変更している。兄から金儲け主義とSNSで批判されても、添えられていた写真のサルビアの花言葉が「尊敬」「良い家庭」「家族愛」で、兄が愛のムチを送っていると理解し、正しい意見ととらえ、あえて批判を受け入れていた。財務が改善すれば華道家として尊敬する兄を呼び戻し、家元を引き継いでもらうつもりで、飯田にもその考えを相談していた。
東百合(あずま ゆり)〈53〉
演 - ひがし由貴[12]東流・初代家元の華道家。柊一と伊吹の母親。柊一の殺害を自供し逮捕されるが、柳沢が刑事の感で犯人は別にいると直感し、送検されるまでの残り3時間で考察一課により、真犯人を考察されることになる。本当は柊一を殺害していないが、弟の伊吹が兄・柊一を殺害したと考え、伊吹を庇うために柊一を殺害したと嘘の供述をしていた。
飯田喜平(いいだ きへい)〈50〉
演 - [13]東流の幹部。二代目家元候補であったが、初代家元の百合が、伊吹を二代目に指名したため、家元争いに敗れている。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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