警視庁いきもの係
[Wikipedia|▼Menu]
.mw-parser-output .side-box{margin:4px 0;box-sizing:border-box;border:1px solid #aaa;font-size:88%;line-height:1.25em;background-color:#f9f9f9;display:flow-root}.mw-parser-output .side-box-abovebelow,.mw-parser-output .side-box-text{padding:0.25em 0.9em}.mw-parser-output .side-box-image{padding:2px 0 2px 0.9em;text-align:center}.mw-parser-output .side-box-imageright{padding:2px 0.9em 2px 0;text-align:center}@media(min-width:500px){.mw-parser-output .side-box-flex{display:flex;align-items:center}.mw-parser-output .side-box-text{flex:1}}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .side-box{width:238px}.mw-parser-output .side-box-right{clear:right;float:right;margin-left:1em}.mw-parser-output .side-box-left{margin-right:1em}}ポータル 文学

『警視庁いきもの係』(けいしちょういきものがかり)は、大倉崇裕による日本ミステリ小説シリーズ。

警視庁いきもの係に所属する窓際警部補・須藤友三(すどう ともぞう)と動物大好き新米巡査・薄圭子(うすき けいこ)のコンビが、動物の生態をもとに事件解決に奔走するミステリーで、動物シリーズ[1]、「警視庁総務部動植物管理係」シリーズ[2]とも呼ばれる。(詳細はシリーズ一覧

2017年7月9日から9月10日まで、フジテレビ系でテレビドラマ化された[3]
あらすじ.mw-parser-output .ambox{border:1px solid #a2a9b1;border-left:10px solid #36c;background-color:#fbfbfb;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .ambox+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+link+.ambox{margin-top:-1px}html body.mediawiki .mw-parser-output .ambox.mbox-small-left{margin:4px 1em 4px 0;overflow:hidden;width:238px;border-collapse:collapse;font-size:88%;line-height:1.25em}.mw-parser-output .ambox-speedy{border-left:10px solid #b32424;background-color:#fee7e6}.mw-parser-output .ambox-delete{border-left:10px solid #b32424}.mw-parser-output .ambox-content{border-left:10px solid #f28500}.mw-parser-output .ambox-style{border-left:10px solid #fc3}.mw-parser-output .ambox-move{border-left:10px solid #9932cc}.mw-parser-output .ambox-protection{border-left:10px solid #a2a9b1}.mw-parser-output .ambox .mbox-text{border:none;padding:0.25em 0.5em;width:100%;font-size:90%}.mw-parser-output .ambox .mbox-image{border:none;padding:2px 0 2px 0.5em;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-imageright{border:none;padding:2px 0.5em 2px 0;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-empty-cell{border:none;padding:0;width:1px}.mw-parser-output .ambox .mbox-image-div{width:52px}html.client-js body.skin-minerva .mw-parser-output .mbox-text-span{margin-left:23px!important}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .ambox{margin:0 10%}}

この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。あらすじの書き方を参考にして、物語全体の流れが理解できるように(ネタバレも含めて)、著作権侵害しないようご自身の言葉で加筆を行なってください。(2018年6月)(使い方

捜査一課で“鬼の須藤”と恐れられた敏腕刑事の須藤友三は、ある事件で銃弾を頭部に食らい負傷し「総務課・動植物管理係」に配属となった。そこは、逮捕・拘留された容疑者のペットを一定期間、保護・世話をする通称警視庁いきもの係だった。
制作の経緯

本シリーズは、大倉の作品『福家警部補の挨拶』所収「愛情のシナリオ」に登場するペットショップニノミヤの店員・岩澤ゆかりが着想のきっかけとなった[4]。岩澤は殺人事件のことよりも事件に巻き込まれた文鳥を心配するキャラクターで、そこから大倉は「人間より動物を優先するキャラクターが動物がらみの事件を捜査する」というアイデアを思いついた[2]。「警視庁いきもの係」は大倉が創作した架空の部署である[2][5]。なお、現実の警視庁総務部には総務課は存在しておらず、本書での総務課も動物管理係以外に仕事のない(したがって課長代理心得の須藤と、事務職員の田丸の本庁詰めの二人に、警察博物館詰めの薄の三人きり)の「これ以上下がない閑職」(須藤のセリフ)と設定されている。
登場人物
須藤友三(すどう ともぞう)
警視庁総務部総務課・動植物管理係の課長代理心得。階級は警部補。50歳(シリーズ1作目『小鳥を愛した容疑者』時点)。独身。元は捜査一課の刑事で、「鬼の須藤」と恐れられていた。しかしある日、職務質問の現場に遭遇し、質問中の男に隠し持っていた拳銃で頭部を撃たれてしまう。弾丸は摘出されたが捜査一課をお払い箱となり、総務課・動植物管理係に左遷される。普段は警視庁10階にある総務部総務課で仕事をしていて、出動要請があると警察博物館にある薄の私室を訪れ、薄と共に現場に出向く。
薄圭子(うすき けいこ)
警視庁警察博物館所属の
巡査。幼少期から動物に対しての異常な興味と天才的な記憶・考察力を発揮し、北海道の大学で獣医学を専攻していた。26歳のときに動植物管理係人材募集のための警察官採用特別試験に合格、採用から2年後に動植物管理係の初任務で須藤と現場に赴いた。警察博物館の6階に私室があり、普段はそこで仕事をしている。須藤に外に連れ出されるとき、私服を用意していないため警察官の制服・制帽姿で外出するが「警察官のコスプレをしている一般人」と勘違いされる。会話での聞き間違いが非常に多い。そのほとんどが動物に関することと聞き間違えている。博物館に持ち込まれた動物に勝手に名づける癖があり、その殆どは日本の特撮怪獣(ブルトン、リトラ、バルゴンなど)にちなんでいる。
石松和夫(いしまつ かずお)
捜査一課所属の警部補。鬼瓦のような顔をしている。須藤とは警察学校の同期であり、須藤が捜査一課にいた頃はライバル関係だった。福家警部補シリーズに登場する石松和夫と同一人物[6]。福家らしき「女警部補殿」も会話の中に時折登場する。須藤と福家も旧知で、『アロワナを愛した容疑者』では電話で言葉を交わしたほか、福家シリーズに須藤も顔出ししている。
日塔(にっとう)
捜査一課所属の警部補。原作では下の名前はない。巨体で、捜査へのアプローチも威圧的、暴力的な、古いタイプの刑事である。憎まれ口を叩きあいながらも結構仲は悪くない石松とは異なり、一課時代から須藤との仲は最悪で、『フクロウを愛した容疑者』で初登場以降喧嘩を繰り返しているが、登場が多くなるにつれて何となくお互いを認め合うようになっている。
田丸弘子(たまるひろこ)
総務部総務課の事務職員。暇をもてあます須藤に「サルでもわかるパソコンシリーズ」などで勉強を勧める。警視庁本部勤務なので薄と顔をあわせることは少ないが電話などを通じて仲は良い。お茶淹れは天下一品で、調べ物などのサポートも手際よい。年齢は不明だが、須藤らとは相当古い馴染みで、老眼も気にしているので、そう若くはないらしい。
シリーズ一覧

シリーズ2作目と3作目は、単行本には「警視庁総務部動植物管理係」、文庫本には「警視庁いきもの係」という副題が付けられている。テレビドラマ化発表後に刊行されたシリーズ4作目から、単行本の副題も「警視庁いきもの係」に統一された。

巻数書籍名発売日レーベルISBN収録作品(初出)備考
1小鳥を愛した容疑者2010年7月28日
[7]講談社.mw-parser-output cite.citation{font-style:inherit;word-wrap:break-word}.mw-parser-output .citation q{quotes:"\"""\"""'""'"}.mw-parser-output .citation.cs-ja1 q,.mw-parser-output .citation.cs-ja2 q{quotes:"「""」""『""』"}.mw-parser-output .citation:target{background-color:rgba(0,127,255,0.133)}.mw-parser-output .id-lock-free a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-free a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/6/65/Lock-green.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .id-lock-limited a,.mw-parser-output .id-lock-registration a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-limited a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-registration a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/d/d6/Lock-gray-alt-2.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .id-lock-subscription a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-subscription a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/a/aa/Lock-red-alt-2.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .cs1-ws-icon a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/4/4c/Wikisource-logo.svg")right 0.1em center/12px no-repeat}.mw-parser-output .cs1-code{color:inherit;background:inherit;border:none;padding:inherit}.mw-parser-output .cs1-hidden-error{display:none;color:#d33}.mw-parser-output .cs1-visible-error{color:#d33}.mw-parser-output .cs1-maint{display:none;color:#3a3;margin-left:0.3em}.mw-parser-output .cs1-format{font-size:95%}.mw-parser-output .cs1-kern-left{padding-left:0.2em}.mw-parser-output .cs1-kern-right{padding-right:0.2em}.mw-parser-output .citation .mw-selflink{font-weight:inherit}ISBN 978-4-06-216349-1

小鳥を愛した容疑者(『メフィスト』2009 VOL.1)

ヘビを愛した容疑者(『メフィスト』2009 VOL.2)

カメを愛した容疑者(『メフィスト』2009 VOL.3)

フクロウを愛した容疑者(『メフィスト』2010 VOL.1)

2012年11月15日[8]講談社文庫ISBN 978-4-06-277391-1解説:香山二三郎
2蜂に魅かれた容疑者 警視庁総務部動植物管理係2014年7月9日[9]講談社ISBN 978-4-06-219026-8

蜂に魅かれた容疑者(『メフィスト』2013 VOL.1 - 2014 VOL.1)

蜂に魅かれた容疑者 警視庁いきもの係2017年1月13日[10]講談社文庫ISBN 978-4-06-293562-3解説:石井千湖
3ペンギンを愛した容疑者 警視庁総務部動植物管理係2015年11月10日[11]講談社ISBN 978-4-06-219786-1

ペンギンを愛した容疑者(『メフィスト』2014 VOL.3)

ヤギを愛した容疑者(『メフィスト』2015 VOL.1)

サルを愛した容疑者(書き下ろし)

最も賢い鳥(『近藤史恵リクエスト! ペットのアンソロジー』)

ペンギンを愛した容疑者 警視庁いきもの係2017年6月15日[12]講談社文庫ISBN 978-4-06-293674-3解説:佳多山大地
4クジャクを愛した容疑者 警視庁いきもの係2017年6月13日[13]講談社ISBN 978-4-06-220566-5

ピラニアを愛した容疑者(『メフィスト』2016 VOL.2)

クジャクを愛した容疑者(『メフィスト』2016 VOL.3)

ハリネズミを愛した容疑者(書き下ろし)

2019年6月13日[14]講談社文庫ISBN 978-4-06-515642-1解説:大矢博子
5アロワナを愛した容疑者 警視庁いきもの係2019年6月13日[15]講談社ISBN 978-4-06-515412-0

タカを愛した容疑者(『メフィスト』2018 VOL.1)

アロワナを愛した容疑者(『メフィスト』2018 VOL.2)[注 1]

ランを愛した容疑者(書き下ろし)

2022年4月15日[16]講談社文庫ISBN 978-4-06-527620-4解説:末國善己
6ゾウに魅かれた容疑者 警視庁いきもの係2021年7月5日[17]講談社ISBN 978-4-06-524057-1

ゾウに魅かれた容疑者(『メフィスト』2019 VOL.2 - 2020 VOL.1)


テレビドラマ.mw-parser-output .hatnote{margin:0.5em 0;padding:3px 2em;background-color:transparent;border-bottom:1px solid #a2a9b1;font-size:90%}

警視庁ひきこもり係」とは異なります。

警視庁いきもの係
ジャンル刑事ドラマ/ミステリー/コメディー
原作大倉崇裕
企画渡辺恒也
脚本田中眞一
三浦駿斗
演出木下高男
松木創
石川淳一
菊川誠
出演者渡部篤郎
橋本環奈
三浦翔平
長谷川朝晴
石川恋
清原翔
横山だいすけ
でんでん
寺島進
浅野温子
エンディング超特急My Buddy
製作
プロデューサー貸川聡子
制作フジテレビ

放送
音声形式ステレオ放送
放送国・地域 日本
放送期間2017年7月9日 - 9月10日
放送時間日曜21:00 - 21:54
放送枠フジテレビ系列日曜夜9時枠の連続ドラマ
放送分54分
回数10
公式サイト
特記事項:
初回:15分拡大(21:00 - 22:09)
第2話:映画『カーズ2』(19:00 - 21:04)放送のため10分繰り下げ(21:10 - 22:04)[18]
最終回:『FNS27時間テレビ にほんのれきし』(9月9日 18:30 - 9月10日 21:24)放送のため30分繰り下げ(21:30 - 22:24)
テンプレートを表示

2017年7月9日から9月10日まで毎週日曜21時 - 21時54分に、フジテレビ系「日曜21時枠ドラマ」で放送された。主演は渡部篤郎[19]。なお、本番組をもって日曜21時ドラマ枠は廃枠される[20]
キャスト
須藤友三(すどう ともぞう)〈48〉
演 -
渡部篤郎警視庁総務部総務課動植物管理係(通称:警視庁いきもの係)の課長代理心得。階級は警部補。元は捜査一課の刑事だったが、ある事件で頭部を撃たれ休職し、復職後に動植物管理係に異動となった。前述の事件の弾丸がまだ摘出されずに残っており、そのために事件以前の記憶が回復していない。また撃たれた際、手にたい焼きを持っていたため、それを見ると拒絶反応を示してしまい食べることができなかった。よくオヤジギャグダジャレを口にするが、四十万を除いて理解されない。自分がなぜ頭部を撃たれたのかも覚えていない状態だったが、愛鳥家男性殺人事件[21]を解決後に当時の記憶がよみがえる。その日は当時相棒だった石松の誕生日で、サプライズパーティーのためにたい焼きを買った途中に職務質問していた地域課の警官たちに遭遇し、拳銃を隠し持っていた男性に頭部を撃たれ負傷したのだった。記憶を取り戻した後は、たい焼きも食べられるようになった。宗教団体「ギヤマンの鐘」によるテロ事件解決後、鬼頭から捜査一課への復帰の辞令を受けるが断り、引き続き動植物管理係に留まることになった[22]


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:67 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef