講談社ラノベ文庫
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講談社ラノベ文庫(こうだんしゃラノベぶんこ、KODANSHA LIGHTNOVEL)は、講談社が発行・発売する日本文庫本講談社文庫の少年向けライトノベル(ラノベ)専門サブレーベル。2011年12月2日創刊[1]
概要

2010年10月に講談社ラノベ文庫新人賞の募集を開始すると共にティーザーサイトが開設され[2]、2011年9月に12月2日付でのレーベル創刊が正式に発表された[1]。マスコットキャラクターは藤島康介デザインの「ラノベちゃん」[1]。キャッチコピーは「ラノベ、はじめました。」[3]で、@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}小学館が2007年に創刊したガガガ文庫スーパークエスト文庫(1992年 - 2001年)以来の再参入であるのに対して、講談社は完全な「新規参入」であることを強調したものになっている[要出典]。

レーベル創刊時の文庫編集長へのインタビュー記事では「ライトノベルが隆盛を極めている現在、講談社としてもこの流れに参加しなくては、という考えからレーベル立ち上げとなった。ライトノベルはメディアミックスの素材として優れた面が多い。特に漫画化についてはレーベルの刊行作品すべてを行うぐらいのつもりでいたい。ラノベ文庫編集部が(文芸局でなく『週刊少年マガジン』など漫画を担当する)第三編集局に置かれているのは、メディアミックスを念頭に置いたところもある。」との趣旨で、立ち上げの経緯が語られている[4]。またレーベル創設1周年時にスタートした編集部公式ブログでは「正統派ライトノベルをベースに、読者に愛される“キャラクター”を生み出し、“キャラクターにファンが惹きつけられる”作品がコンセプト。」(同ブログプロフィール欄記述より引用)としている[5]

外部からの評価としては、レーベル創刊後1年が経過した2012年12月の時点で「箱入りの装丁など一線を画す講談社BOXとは異なり、一般的なライトノベルレーベルのイメージを踏襲している。作品のラインナップもベテラン作家・新人賞受賞作・ノベライズとバランスがとれている。新人賞を2本走らせるなど新人発掘にも積極的」との趣旨で評したものがある[6]

各月の新刊の発売日(刊行日)は毎月2日としている。月によっては発売日を早めることがあり、その場合は発売日が前月にずれ込むことがある。例としては2012年1月期新刊は2011年12月28日発売であった[7]。また当初より他の同月刊行作品とは別の発売日を設定した作品もあり[7]、予定の発売日から1週間遅れての発売となった作品もある[7]

2012年8月31日の2012年9月刊行作品リリース[7]以降においては、前述の講談社ラノベ文庫新人賞での受賞作品の刊行レーベルであると共に、同じく新設された講談社ラノベチャレンジカップの受賞作の刊行レーベルとしての側面も持つようになっている。

兄弟レーベルとして、Kラノベブックスが2017年6月2日に創刊されている[8]。これまでもWEBで連載されている人気作品の書籍化は行っていたが、Kラノベブックスはその専門レーベルである。
メディア展開

2014年4月現在において、当レーベルオリジナル作品のうち6作品が講談社の各コミック誌において漫画化され、ジャンプスクエア集英社)でも1作品が漫画化されている[9]。また、『アウトブレイク・カンパニー 萌える侵略者』『彼女がフラグをおられたら』『銃皇無尽のファフニール』『クロックワーク・プラネット』『異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術』の5タイトルがテレビアニメ化され、『日本子・チャチャチャ』の1タイトルがラジオCD化されている。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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