謎解きはディナーのあとで
著者東川篤哉
イラスト中村佑介
発行日2010年9月2日(第一作)
2011年11月10日(第二作)
2012年12月12日(第三作)
発行元小学館
ジャンル推理小説
国 日本
言語日本語
形態四六判並製本
ページ数第一作
256(単行本)
352(文庫)
第二作
272(単行本)
384(文庫)
第三作
272(単行本)
392(文庫)
公式サイト ⇒特設サイト
コード第一作
ISBN 978-4-09-386280-6(単行本)
ISBN 978-4-09-408757-4(文庫)
第二作
ISBN 978-4-09-386316-2(単行本)
ISBN 978-4-09-408870-0(文庫)
第三作
ISBN 978-4-09-386347-6(単行本)
ISBN 978-4-09-406115-4(文庫)
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『謎解きはディナーのあとで』(なぞときはディナーのあとで)は、東川篤哉による日本の推理小説(ユーモアミステリー)。またそれを原作としたテレビドラマと、その劇場版映画のタイトル。表紙および公式サイトの作画は中村佑介が手掛けている。 東京都国立市を舞台に世界的な企業グループの令嬢で、新人刑事の宝生麗子が遭遇した難解な事件を、彼女の執事・影山が、現場を見ずとも概要を聞いただけで事件を推理し、解決に導いていく、という作品。本格ミステリーの体裁を取りつつ、影山が執事の立場でありながら麗子に毒舌・暴言を吐いたり、上司である風祭と麗子のやり取りなどユーモアをふんだんに取り入れた作風となっている。 2007年に小学館『文芸ポスト』で掲載後、同じ小学館のPR誌『きらら』にて連載され、2010年9月に第一作となる単行本が刊行された。初版発行部数は7000部だったが、発売当初より書店員から強い支持を受けて各書店で大々的に展開され[1][2][3]、発売から3日目で重版が決定[4][5]。以降、2010年11月に朝日新聞の書評コーナー「売りたい本」にて取り上げられたり、本作のCMの放映、2011年2月の『王様のブランチ』で著者のインタビューが放送されるといった話題性もあり、発売後半年で100万部を売り上げ、2011年4月12日に本屋大賞を受賞する[1][4]。2010年12月に発表された2011本格ミステリベスト10のミステリランキングでは9位にランクインした。発売から1年でも売り上げが伸び続け、2011年8月の時点で累積売上は135万部、10月の時点で160万部を突破している。2011年12月1日に発表されたオリコン『2011年年間“本”ランキング』(集計期間は2010年11月22日から2011年11月20日まで)の総合部門で163万6000部の売り上げにより年間首位の座に就いた[6]。日販、トーハンから発表された年間ベストセラーでも総合一位となる(日販では第二作も合わせて発表している)[7]。そして181万4000部を売り上げた記録により『ハリー・ポッターと死の秘宝』を抜いて歴代売上部数総合3位及び文芸部門首位となる[8]。
概要