諦聴(たいちょう)は、中国に伝わる霊獣または妖怪。地聴(ちちょう)、善聴(ぜんちょう)とも。
一角をもつ獅子のようなすがたをしており、毛の色は金色あるいは青く描かれることが多い。地蔵菩薩の乗り物であるとされている。体の各部位は色々な霊獣に似たかたちをしてると語られており、頭は虎、角は犀、体は龍、尾は獅子、脚は麒麟のようだとされてもいる。
諦聴の登場する作品
『西遊記』
地蔵菩薩の近くに従っている獅子に似た霊獣として登場している。天下の生き物たちと五仙[1]すべての善悪を知り、賢愚を見抜く能力をもっており、悟空のにせものの持つ神通力と正体とを見破り、冷静に事態の解決方法を示した[2]。
脚注[脚注の使い方]^ 天仙・地仙・神仙・人仙・鬼仙の五つ。
^ 中野美代子 訳 『西遊記』6 岩波書店<岩波文庫> 1990年 287-289頁
関連項目
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