この項目では、京王電鉄の駅について説明しています。過去に調布駅を名乗っていた目黒蒲田電鉄(現・東急電鉄)の駅については「田園調布駅」をご覧ください。
JR西日本山陽本線の「長府駅」とは異なります。
調布駅
駅直結の駅ビル「トリエ京王調布A館」
(2017年10月)
ちょうふ
Chōfu
(電気通信大学 最寄駅)
調布駅(ちょうふえき)は、東京都調布市布田四丁目にある、京王電鉄の駅。京王中央管区所属で管区長所在駅。駅番号はKO18。
京王線の主要駅で、京王線と相模原線の分岐駅。相模原線は当駅が起点となっており、相模原線から殆どの列車が京王線に直通する。
連続立体交差事業により、2012年(平成24年)8月19日に布田駅・国領駅と共に地下化され、京王線と相模原線の平面交差が解消された。地上駅舎の跡地には、駅ビル「トリエ京王調布」が建設され、2017年(平成29年)9月29日にオープンした[1]。これに合わせて「映画のまち調布」をアピールするため、駅名標や案内表示が映画フィルムを模したデザインに交換された。
概要「調布市#京王線連続立体交差事業」も参照
京王電鉄の前身である京王電気軌道の開業時より存在する、最も古い駅のひとつである。1913年(大正2年)4月15日の開業時は、笹塚駅 - 調布駅間が先行して開通した(京王電鉄#京王電気軌道・玉南電気鉄道も参照)。
2012年8月19日、後述する京王線調布駅付近連続立体交差事業により地下化された。地上線時代は、京王線下り列車と相模原線上り列車が平面交差していたものが、上下線が別々の階層となることで、互いに影響を与えることなく発着できるようになった[注釈 1]。その結果、乗り換えにかかる距離と時間が大幅に短縮された。
現行ダイヤでは、「京王ライナー」「Mt.TAKAO号」以外の全ての営業列車が停車する。
歴史
1913年(大正2年)4月15日 - 京王電気軌道の駅として開業。
1916年(大正5年)6月1日 - 当駅 - 多摩川原駅(現在の京王多摩川駅)間の分岐線が開業(のち相模原線として延伸)。
1929年(昭和4年) - 調布駅の八王子寄り(旧・調布尋常高等小学校付近)に児童通学用の南北横断地下道が造られる[2]。
1944年(昭和19年)5月31日 - 東京急行電鉄(大東急)に併合。同社京王線の駅となる。
1948年(昭和23年)6月1日 - 東急から京王帝都電鉄が分離。同社の駅となる。
1953年(昭和28年)12月10日 - 現在地に移設。
1971年(昭和46年)4月1日 - 相模原線、京王よみうりランド駅まで開業。
2001年(平成13年)3月27日 - ダイヤ改定により準特急が新設され、停車駅となる[3]。
2008年(平成20年)
9月14日 - 仮設橋上駅舎使用開始。
11月16日 - 東口が終日営業となる。
2012年(平成24年)
8月19日 - 連続立体交差事業により地下駅へ切り替え[4]。列車接近メロディをいきものがかりの「ありがとう」に変更[5]。