読売日本交響楽団
出身地 日本
東京都千代田区神田錦町3-20 錦町トラッドスクエア5F
ジャンルクラシック音楽
活動期間1962年 -
公式サイト読売日本交響楽団
公益財団法人読売日本交響楽団(よみうりにっぽんこうきょうがくだん、英語: Yomiuri Nippon Symphony Orchestra, Tokyo)は、日本のオーケストラ。新聞社が母体となるオーケストラは、世界でもこの楽団だけである。日本オーケストラ連盟正会員[1]。愛称は「読響(よみきょう)」、「Y響(ワイきょう)」。 1962年4月に、読売新聞社(現:読売新聞東京本社)、日本テレビ放送網、讀賣テレビ放送の3社が母体となって設立されたオーケストラである[2]。同年9月に最初の公演を開催した。1967年には、アメリカの指揮者アーサー・フィードラー指揮による初の海外公演(アメリカ・カナダ)を挙行した。1968年にはペンデレツキの「ルカ受難曲」日本初演で、日本のオーケストラでは初めて「芸術祭賞」を得た[3]。1979年から1995年にかけてはゲンナジー・ロジェストヴェンスキーによるショスタコーヴィチの交響曲全曲演奏を、世界で初めて同一オーケストラ、同一都市で実施した。1982年、1988年、1992年にはそれぞれ三善晃、武満徹、西村朗に作品を委嘱し、世界初演を行った[4]。2001年からは常任指揮者ゲルト・アルブレヒトの発案により「日本人若手作曲家委嘱シリーズ」を開始[5]、望月京ら若手作曲家の委嘱作品を年に1曲のペースで初演した。アルブレヒトの退任後はこのシリーズは終了したが、新作の委嘱・初演は正指揮者であった下野竜也時代にも活発に続いていた。また2002年にはワーグナーの「パルジファル」を日本では久しぶりに舞台上演[6]。2003年には三島由紀夫の原作に基づくハンス・ヴェルナー・ヘンツェのオペラ「午後の曳航」の世界初演も行った[7]。 かつてはウィーン・フィルハーモニー管弦楽団やベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(いずれも当時)と同様に、団員を男性に限定していた[5]。これは、音楽大学卒業者の女性比率が高い日本では異色であったが、現在は女性にも門戸を開いている。 2018年4月に1965年から使用していた同市多摩区にあった旧練習場から川崎市麻生区の小田急多摩線黒川駅隣接地に建設した新練習場に移転した。
沿革