語彙
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この項目では、一般的な意味での語彙について説明しています。言語理論における語彙(レキシコン)については「語彙目録」を、1871年に刊行された国語辞典『語彙』については「国語辞典#近代以降戦前まで」をご覧ください。
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出典検索?: "語彙" ? ニュース ・ 書籍 ・ スカラー ・ CiNii ・ J-STAGE ・ NDL ・ dlib.jp ・ ジャパンサーチ ・ TWL(2021年2月)

語彙(ごい)とは、ある特定の範囲(例えば、一つの文学作品や、一個人の発言記録など)において使われる単語の総体(「彙」は「集まり」の意味)[1]。したがって、通例「語彙」を個々の語を示す表現として用いることはできない。たとえば、「あの人は語彙が豊富だ。」というは容認できるが、「『もったいない』という語彙」と述べることには不自然さが伴う。語彙を体系的に記述研究する言語学の分野を語彙論という。
語彙の種類
基礎語彙
その
言語の根幹部分をなす語の集まりを指す。使用頻度が高く、日常生活に必要不可欠で、子供でも知っており、他の言語にもそれに相当する語があり、長い歴史を通じて変化しにくいなどの条件を充たす語の集まりである。一般に、「目」「手」「足」などの身体語、「父」「母」「娘」などの親族語、食べ物、動物、気象などに関する身近な名詞、ごく基本的な動詞形容詞数詞などが基礎語彙として扱われる。「基礎語彙表」は言語学のいくつかの分野においても重要であり、各種の統計的評価の素材としてよく用いられる。
基本語彙
その語彙の中で中核的な部分を占める重要な語の集まりを指す。たとえば、新聞のスポーツ面での基本語彙としては「投手・打者・投球・スライダー・安打・本塁打…」などがあり得る。誰もが必ずしも日常的に使う語ではないが、対象となる文章談話を理解するのに不可欠な語の集まりである。
理解語彙と使用語彙
「理解語彙」は、見聞きして意味がわかることばの集まりである。一方、「使用語彙」は、自分が使うことのできることばの集まりである。一般に、誰でも、理解語彙のほうが使用語彙よりも範囲が広い。いわゆる「読めるけど書けない」という漢字は、理解語彙(厳密には理解文字)に属することになる。また、学校で古典の文章を学んで読めるようになっても、自分でその語彙を用いて文章を書くことは少ない。古典の語彙のうち少なからぬ割合は、われわれにとって理解語彙ではあっても使用語彙ではないことになる。

基礎語彙と基本語彙とはしばしば混同されるが、上のように定義は異なる。もっとも、両者が大きく重なっている場合もある。英語学習で最初に必要な1500語 - 3000語ほどの語彙は、特定目的のために集めた語彙であるから「基本語彙」と考えられるが、そこには「hand, foot, say, eat, good, bad...」などの基礎語彙がほぼ含まれる。しかし、「apple, bike, Christmas...」などは、英語学習に欠かせない基本語彙ではあるものの、必ずしも基礎語彙とはいえない。
語彙の量

語彙の総量を「語彙量」という。満年齢で6歳になる子供の場合、理解語彙の総量は、およそ5000 - 6000語ほど。13歳では3万語前後。20歳ではおよそ4万5000 - 5万語ほどという調査結果が出ている[2]

小型の国語辞書に収載されている語彙量は、およそ6万 - 10万語程度である。

文学作品では、「源氏物語」の語彙量は、延べ語数で20万7808語、異なり語数で1万1423語と数えられている[3]。なお、延べ語数とは、同じ語が複数あった場合、その出現回数だけ数えた数値。異なり語数とは、同じ語が何度出てきても1と数えた数値である。
語彙の変化

言語を構成する語彙の内訳は歴史的に変化する。ちょうど、会社を構成する社員が増減したり、入退社したり、上下関係が変化したりするのになぞらえることができる。

たとえば、トリーアによれば、ドイツ語で「知識」を表す語彙には、1200年には Kunst(貴族の知識)と List(庶民の知識)の2語があり、かつ、その2語と対立する Weisheit(精神的な知識)があった。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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