誕生日
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「バースデー」はこの項目へ転送されています。その他の用法については「バースデイ」をご覧ください。
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誕生日ごとの「あなたの運勢」

誕生日(たんじょうび)は、特定のの生まれた、あるいは、毎年迎える誕生記念日のこと。派生的に、動物・物・サービスなどにも用いる場合がある。「○年○月○日」のような「年」の部分をつけてある特定の人などの誕生の日を示すこともあれば、単に「○月○日」のみで記念日を示すこともある。前者の「○年○月○日」の用法は、生年月日(せいねんがっぴ)と同義。

一般に、人は誕生日を迎えると1歳年齢を加えるものと考えられているが、法的な基準とは若干異なる(後述)。対義語は命日
生まれた日(特定の一日)

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日本においては誕生日は後述するように認識はされていたが、現在の満年齢方式ではなく数え年方式が取られていたため、年齢が加算される日付ではなかった。このため古代日本の戸籍制度では、生年月日の記録などは行われていなかった。

明治時代における戸籍の導入以降、出生届の段階で生年月日が記録され、住民票運転免許証などの公文書にも記載されるため[注釈 1]、自分の誕生日(生年月日)や年齢を認識できる人は多いが、誕生日と年齢の認識をあまり重要視していない国・文化圏もある[2]。また、季節の差があまりない地域では、出生年の自認があいまいである人が多いこともある。

中国では古代には誕生日を祝う風習はなかった。灌仏会クリスマスと異なり孔子の誕生日を祝う風習はなく、そもそも孔子の誕生日が何月何日かということも孔子本人が著名人の子ではないこともあって定説がない。誕生日を祝う風習が中国で行われるようになったのは南北朝時代北魏で皇帝の誕生日が祝われたのが記録に残る最古の例であるという[3]。儒教では、自分の誕生日は母親の命が危くなった日という考え方があり、『菜根譚』後集120には「子生まれて母危く」と記し、孝行者は自分の誕生日を祝わないとする[4]

サウジアラビアなどアラビア半島諸国やその他途上国では戸籍に生年月日を記録する制度が必ずしも完備されておらず、自分の生年月日や年齢を正確に把握できないまま成長する人が多い。このため、サウジアラビアのパスポート(旅券)では生年月日の記入は「任意」とされており、記載されていない人が大半である。

遊牧民カレンダーを持たない生活が普通であり、今日が何月何日であるか把握しないで生活していることが普通であるため、誕生日や記念日といった習慣を持たない。

ムアンマル・アル=カッザーフィー(カダフィ大佐)など、遊牧民出身者の誕生日は本人や家族も把握していないため、書類上の項目を埋めるために適当な日付が書かれていることが珍しくない。
毎年の誕生日(記念日)

しばしば誕生日には家族によってこの日が祝福されている。また知人・友人などが集まって誕生日会(誕生パーティー)などが開かれることもある。

日本には誕生日を祝う風習はなく、明治時代以降に西洋から導入された習慣である、と捉えられがちであるが、中世から近世においても個人の誕生日を祝う事例は多い[5]。日本において最も古い誕生日祝賀の記録は、宝亀6年(775年)10月13日の光仁天皇の誕生日を祝って殺生を禁断し、群臣に酒宴を賜ったというものがある[6]。これは天長節の名で呼ばれた天皇の誕生日を祝う儀式の始まりであるが、宝亀10年(779年)に再度行われて以降、公式な記録は明治時代まで途絶える。しかし内々では誕生日の祝賀が行われていたことが『御湯殿上日記』などの記述にみられる。また室町幕府将軍が毎月の誕生日に祈祷を行う儀式を行ったことや、織田信長が毎月の誕生日に参拝を行うよう求めたことが記録にある[7]江戸幕府将軍の誕生日にも群臣に餅や酒などの下賜が行われる儀礼があり、徳川家光の頃に整備されたとみられている[8]。また将軍の子、生母、大御所の誕生日を祝った記録もある[9]。家光・吉宗の時代には徳川家康の誕生日を祝う儀礼も行われた[10]。また公家大名、一般武士でも誕生日祝の儀礼はみられる。公家や大名が当主本人の祝賀を行うのに対して、一般武士は子女、特に長男の誕生日を祝う記録が多い[11]。また一般庶民でも地域によっては誕生日を毎年祝う風習があった[12]。慶応元年(1865年)には長崎において天皇と将軍の誕生日が祝日とされ、一般においても君主の誕生日が祝われることのはじまりとなった[13]

現代の日本では、誕生日会において、主賓(誕生日の人)が座る長方形テーブルの短辺側の1人分の席を、お誕生日席、お誕生席と呼ぶことがある[14]。この語は、それ以外の食事会などでも比喩として用いられることもある。誕生日ケーキ

誕生日の行事にはさまざまな様式があるが、欧米風のひとつの典型というのは誕生日ケーキ(バースデーケーキ)にろうそくを灯し、「ハッピーバースデートゥーユー」の各国語のバージョンあるいはそれに類した歌を皆が歌い、皆が見守る中、誕生日を迎えた当人がろうそくを一気に吹き消し、ケーキを皆で食べる、というものである。またまれに、当人には内緒で友人が集い(隠れていて)突然現れ「誕生日おめでとう!」と祝うような、遊び心にあふれたことが行われることもある。またその後プレゼントを渡されたときその場で開け喜ぶ顔を見せるなどして気分を盛り上げることが当事者の仕事である。

また日本の場合、高齢者が誕生日を迎えた際は、地方公共団体から祝い品などが届く場合がある。特に長寿高齢)の場合には、地方公共団体の長などが直接自宅を訪れ祝福したり、広報や地域新聞などで報道されたりもする。
各地の風習

世界各地に誕生日に行われることがある様々な風習がある。例えば次のようなものである。

スウェーデン:起き抜けに祝う(祝われる本人は寝室朝食を取ることになる)[15]

誕生日に込められた意味

誕生日に込める意味や誕生日の思いについて言うと、例えば小さな子のの側であれば一般的に、自分の子がその日まで無事生きてくれたことを祝う気持ちを込めて祝っている。聖者の誕生日について言えば、人々はその聖者がこの世界に誕生してくれたことに対する喜びや感謝の念を込めて祝っている。
誕生日と法律

この節は特に記述がない限り、日本国内の法令について解説しています。また最新の法令改正を反映していない場合があります。ご自身が現実に遭遇した事件については法律関連の専門家にご相談ください。免責事項もお読みください。

年齢計算

法的に満年齢が加算される日付は、誕生日の前日である。例えば各月の1日生まれの者の満年齢が加算される日付は、前月の末日である。すなわち、4月1日が誕生日の満5歳の児童は3月31日に満6歳となり、1月から3月末までに生まれた児童とともに早生まれとなり、小学校の入学年度は4月2日生まれの者より1年度早い[注釈 2]

日本の現行法では「年齢はに従って計算する」[16]と定めるが、暦には「0日目」がなく、1から日を数える。そこで年齢計算は、生後1日未満の時間は繰り上げて1日とし、出生日当日を1日目とする。つまり出生が真夜中1分前でも、出生した日が1日目とされ、(出生1分後の)真夜中をすぎると2日目となる。365日目[注釈 3]の日付は誕生日の前日であり、その終了は誕生日の前日の24時(午後12時)である。

さらに判例によると、日付を基準とする場合は時刻は考慮されず、満年齢の加算は誕生日前日の全期間におよぶ。上の4月1日生まれで満5歳の者の例では、3月31日の0時(午前0時)を過ぎれば満6歳となる。詳細は「年齢計算ニ関スル法律」を参照



2月29日の場合(みなし誕生日)

平年(1年が365日の年)の場合、閏年2月29日閏日)に生まれた者には誕生日は存在しない。

ただ、法的に満年齢は上のとおり、誕生日の前日の(24時)に加齢されるため、平年・閏年を問わず、毎年2月28日24時に加齢されており、平年では、法的にも一般的[注釈 4]にも3月1日生まれの者と同時に加齢されることになる。

その上で、誕生日を基準に何かを定める場合[注釈 5]、平年に誕生日は存在しないため、その前後の日(2月28日または3月1日)のいずれかを「誕生日、誕生をお祝いする日とみなす」必要が生じる。
祝日としての誕生日

世界の多くので、聖人君主の誕生日にちなんだ祝日を設けている。なお、時の元首などの誕生日に応じて祝日が移動する国もある(日本の「天皇誕生日」など)。
聖者の誕生日

クリスマスイエス・キリスト誕生日」とする習慣的な考え方は、世界的に有名ではあるものの、実際には12月25日などは、歴史的には後付された設定であることがわかっており、歴史資料にも聖書などの経典にも、キリストの誕生日の記録はない。キリストと太陽神の考え方とが混交したり両者が同一視された結果、冬至の日(≒太陽が新たにうまれる日)あたりがそれに当てられたともされる。

イスラム教では、預言者ムハンマドの誕生日に関する記録は存在していない、エジプトで始まった預言者誕生祭の影響で預言者の誕生日を祝うムスリムと、誕生日自体を否定する派に意見が分かれている。ワッハーブ派は預言者ムハンマドの誕生日を祝うことを禁じているため、ワッハーブ派を国教とするサウジアラビアでは預言者誕生日を祝うことを禁じた法律があり、背教罪死刑もありえる。一般的にイスラムの聖人の誕生日はヒジュラ暦を基準として定められており、グレゴリオ暦では毎年日付が異なる。

キリスト教の記念日は、日付は一定だが、正教会ではユリウス暦を使っているため、グレゴリオ暦を採用している地域より13日遅れ[注釈 6]となる。

仏教の開祖釈迦の誕生日は明確な記録には残っておらず、地域によって異なる日が誕生日として祝われている。中国・日本においては太陰暦の4月8日が誕生日として扱われていたが、日本ではグレゴリオ暦導入以降にはグレゴリオ暦の4月8日が誕生日として扱われている。

宗教月日名称由来
仏教(日本)4月8日灌仏会釈迦牟尼仏の誕生日(本来は旧暦)。日本においては国定の祝日とはされていない。
仏教(中国旧暦4月8日仏誕釈迦牟尼仏の誕生日。中国においては国定の祝日とはされていない。
上座部仏教仏滅紀元5 - 6月ウェーサーカ祭釈迦牟尼仏の誕生日と悟り、その入滅を記念した日。1999年12月15日に国際連合はこの日を国際的に認知されるべき祝祭の日として認定し、国際連合ウェーサクの日として5月の満月の日を認定している[17]
キリスト教6月24日聖ヨハネの日聖ヨハネの誕生日


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