評決のとき
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評決のとき
A Time to Kill
監督
ジョエル・シュマッカー
脚本アキヴァ・ゴールズマン
原作ジョン・グリシャム
『評決のとき(英語版)』
製作アーノン・ミルチャン
ジョン・グリシャム
マイケル・ネイサンソン
ハント・ロウリー
出演者サンドラ・ブロック
サミュエル・L・ジャクソン
マシュー・マコノヒー
ケヴィン・スペイシー
音楽エリオット・ゴールデンサール
撮影ピーター・メンジース・ジュニア
編集ウィリアム・スタインカンプ
製作会社リージェンシー・エンタープライズ
配給 ワーナー・ブラザース
日本ヘラルド映画
公開 1996年7月24日
1996年12月28日
上映時間149分
製作国 アメリカ合衆国
言語英語
製作費$40,000,000
興行収入 $152,266,007[1]
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『評決のとき』(ひょうけつのとき、A Time to Kill)は、1996年アメリカ合衆国ドラマ映画。監督はジョエル・シュマッカー、出演はマシュー・マコノヒーサミュエル・L・ジャクソンなど。主演のマコノヒーの出世作であり、また本作の演技によってジャクソンはゴールデングローブ賞 助演男優賞にノミネートされた。

原作はジョン・グリシャムによる1989年の同名小説(英語版)である。グリシャムの処女作で出版化に当たっては多くの出版社に拒否されたが、ジョン・グリシャム作の『法律事務所』、『ペリカン文書』、『依頼人』が次々とベストセラーになると多くの出版社が処女作『評決のとき』の出版化に興味を示し、ペーパーバック版・ハードカバー版が相次いで出版された。そのため初版本は高いプレミアがついている。

2013年10月には、続編となる小説『Sycamore Row』がアメリカで発売されている。
ストーリー

ミシシッピ州の架空の街クラントン。人種差別主義の白人青年ビリーとウィラードが10歳の黒人少女を強姦し暴行を加えたところから始まる。少女の父親カール・リー・ヘイリー(サミュエル・L・ジャクソン)はその夜、カールの兄を弁護した馴染みの白人弁護士ジェイク・タイラー・ブリガンス(マシュー・マコノヒー)に、「娘が強姦された。ここでは黒人を強姦しても白人は有罪にならないのか?」と相談に来た。ジェイクはカールのただならぬ雰囲気に危険を感じ、「馬鹿な真似は止めろ」と忠告する。しかし、翌日裁判所にビリーとウィラードが連行されてくると物陰に隠れていたカールがアサルトライフルを手に飛び出し、二人を射殺。護衛の保安官補ルーニーも膝に銃弾を受け、右膝から下を切断する重傷を負った。

カールは第一級殺人罪傷害罪で逮捕され、ジェイクが弁護することになった。裁判が始まる前ジェイクの恩師ルシアンは、「この裁判は勝っても負けてもそれは正義になる」と言う。弁護士ジェイクと相対することになる検事はルーファス・バックリー(ケビン・スペイシー)が選ばれ、ルーファスは次の州知事の椅子を狙っており、簡単に勝てるこの裁判で名前も顔も売れると喜ぶ。

町中で黒人対白人の緊張が高まる中裁判は始まった。第一回目の裁判でジェイクは、黒人差別の激しいこの地では公平な裁判は不可能なので裁判地の変更を裁判長オマー・ヌースに求めたが、彼はにべもなく却下した。弁護人席に戻るとそこには見慣れない紙があり、中を見ると実際に人種差別を理由に裁判地の変更が許可され審議差し戻しの判例が載っていた。ジェイクはすかさずオマー・ヌースにそれを伝えると彼は「審議差し戻しを歓迎する裁判長はいない」と言い、裁判地変更の理由を書類に書いて提出するように伝えて第一回目の裁判は終了した。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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