証明_(松本清張)
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証明
作者
松本清張
日本
言語日本語
ジャンル短編小説
発表形態雑誌掲載
初出情報
初出『オール讀物1969年9月
出版元文藝春秋
刊本情報
収録『証明』
出版元文藝春秋
出版年月日1970年2月25日
装幀伊藤憲治
ウィキポータル 文学 ポータル 書物
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『証明』(しょうめい)は、松本清張短編小説。『オール讀物1969年9月号に掲載され、1970年2月に短編集『証明』収録の表題作として、文藝春秋(ポケット文春)から刊行された。

1977年1994年にテレビドラマ化されている。
あらすじ

久美子の夫・信夫は5年前に会社勤めを辞め、文芸雑誌への小説の持ち込みを続けていた。信夫の作品は同人雑誌に時々掲載されたが、一流の文芸雑誌からは原稿を突き返される日々が続いていた。久美子は婦人雑誌の下調べの仕事を持っていたが、無収入の状態が続く信夫は、久美子が帰宅すると、当て付けるように荒れ狂ったり、妨害したりするのだった。妻に養われているという卑屈感を信夫からとり除こうと、久美子は気を遣った。信夫の甘えはわかっていたが、いまさら文学を止めて下さいとは言えなかった。久美子は信夫に服従すればよかった。不規則な久美子の仕事時間に嫉妬を持つようになった信夫は、久美子にその日の行動の明確な報告を要求した。辻褄の合わないところがあると、呆れるくらい怒るようになった。

ある日、久美子は取材のため、洋画家の守山嘉一と、赤坂のレストランで会った。帰宅途中、守山が名うてのプレイボーイの評判があることに気づく。信夫には隠さなければならない…。久美子は守山に再び会い、口止めを懇願する。普通なら打ち明けて何でもないことなのに、こんなことにまで余計な気を遣わなければならない立場を情けないと思う久美子。しかし、思わぬところで信夫に露見する危険のあることに気づいた久美子は、またも必死のアリバイ工作に奔走する。「よくできた人」と言われる久美子だったが、長年溜まってきた彼女の懊悩が、ついに暴走をはじめてしまう……。
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1977年版

証明
ジャンル
テレビドラマ
原作松本清張『証明』
脚本服部佳
演出鴨下信一
出演者大原麗子
山本學
音楽小川寛興
製作
プロデューサー石井ふく子
制作TBS

放送
放送国・地域 日本
放送期間1977年12月11日
放送時間21:00 - 21:55
放送枠東芝日曜劇場
放送分55分
回数1
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1977年12月11日TBS系列の「東芝日曜劇場」枠(21:00-21:55)にて放映。視聴率22.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)[1]
キャスト


高木久美子:大原麗子

高木信夫:山本學

平井:渡辺文雄

守山:仲谷昇

春江ふかみ

河村弘二

竹尾晃一

峯田智代

スタッフ


脚本:服部佳

プロデューサー:石井ふく子

演出:鴨下信一

音楽:小川寛興

タイトルデザイン:篠原榮太

制作著作:TBS

TBS系列 東芝日曜劇場
前番組番組名次番組
姉妹1
(脚本:
橋田壽賀子
(1977.12.4)証明
(1977.12.11)湯けむり男地獄
(脚本:高橋玄洋
(1977.12.18)

1994年版

松本清張特別企画
証明
ジャンル
テレビドラマ
原作松本清張『証明』
脚本大石静
演出大岡進


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