記者たち 衝撃と畏怖の真実
Shock and Awe
監督ロブ・ライナー
脚本ジョーイ・ハートストーン
『記者たち 衝撃と畏怖の真実』(きしゃたち しょうげきといふのしんじつ、Shock and Awe)は2017年公開のアメリカ合衆国の映画。イラク開戦をめぐる「大量破壊兵器」捏造問題を実話を元に描く。原題の「衝撃と畏怖(英語版)」は米軍の作戦名から採られている。製作・監督はロブ・ライナーで、俳優としても出演している。主演はジェームズ・マースデンとウディ・ハレルソンで、ミラ・ジョヴォヴィッチ、トミー・リー・ジョーンズらが共演する。日本では2019年に公開。日本語字幕は齋藤敦子が担当し[3]、字幕監修は池上彰が担当した[4]。
映画ではブッシュ元大統領を始め、多くの政治家たちのテレビでの発言が引用され、その背後で新聞記者たちがどのように考え行動していたのかを描き出している。
ストーリー.mw-parser-output .ambox{border:1px solid #a2a9b1;border-left:10px solid #36c;background-color:#fbfbfb;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .ambox+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+link+.ambox{margin-top:-1px}html body.mediawiki .mw-parser-output .ambox.mbox-small-left{margin:4px 1em 4px 0;overflow:hidden;width:238px;border-collapse:collapse;font-size:88%;line-height:1.25em}.mw-parser-output .ambox-speedy{border-left:10px solid #b32424;background-color:#fee7e6}.mw-parser-output .ambox-delete{border-left:10px solid #b32424}.mw-parser-output .ambox-content{border-left:10px solid #f28500}.mw-parser-output .ambox-style{border-left:10px solid #fc3}.mw-parser-output .ambox-move{border-left:10px solid #9932cc}.mw-parser-output .ambox-protection{border-left:10px solid #a2a9b1}.mw-parser-output .ambox .mbox-text{border:none;padding:0.25em 0.5em;width:100%;font-size:90%}.mw-parser-output .ambox .mbox-image{border:none;padding:2px 0 2px 0.5em;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-imageright{border:none;padding:2px 0.5em 2px 0;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-empty-cell{border:none;padding:0;width:1px}.mw-parser-output .ambox .mbox-image-div{width:52px}html.client-js body.skin-minerva .mw-parser-output .mbox-text-span{margin-left:23px!important}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .ambox{margin:0 10%}}が望まれています。
2001年9月11日に同時多発テロが発生、31紙の地方新聞を傘下に置くナイト・リッダー(英語版)のウォルコット局長は、ストロベル記者を国務省に派遣、ラムズフェルド国務長官らがアフガニスタンではなくイラクへの出兵を画策している事を突き止める。これを機にフセインを排除しようとしているのだ。ストロベルはさらに取材を続けるが、フセインとテロの首謀者であるビン・ラディンを結びつける根拠は見つからない。アメリカでは愛国心の波が広がり、小学校でも愛国教育が行われていることをランデー記者の妻ヴラトカは憂える。一方、黒人青年のアダムは愛国心に燃えていた。
2002年1月29日、ジョージ・W・ブッシュ米大統領は一般教書演説で、北朝鮮、イラン、イラクを悪の枢軸であると糾弾し、イラクが大量破壊兵器を保有しテロを支援していると非難した。マスメディアもイラクへの軍事介入を肯定する論調が支配的となり、ナイト・リッダ―の記者たちによる懐疑的な記事は紙面に載らないようになる。ウォルコットは、元新聞記者でベストセラー作家となったジョー・ギャロウェイとコンタクトを取り協力を依頼する。
政府関係者がフセインは核兵器を既に所有していると公言するようになる中、ストロベルとランデ―に政府関係者がコンタクトを取ってきた。彼らの記事の正確さを見込んでのことだった。彼女は、ラムズフェルドがイラク開戦を画策し、情報の捏造をしていると告発する。
ニューヨーク・タイムズが米軍が大量破壊兵器を発見したと報じ、他の新聞やテレビも追随する。ウォルコットは部下たちに「私たちは子供たちを戦争に送りもうとする者には味方しない。真実を書くんだ。政府が言ったことは必ず問われなければならない。それは真実か?」と檄を飛ばす。
ストロベルとランデーは、関係者からチェイニー副大統領が嘘をついているという証言を得る。ギャロウェイは密かに政府高官と接触する。一方ペンタゴンからナイト・リッダ―へ警告が届く。
フォックス、ニューヨーク・タイムズ、CNNなどアメリカの主要メディアは政府の発表を鵜呑みにした報道を続けていた。ウォルコットはナイト・リッダ―首脳部に乗り込むが追い返される。アダムは対イラク戦争への従軍を決意する。
ストロベルとランデーは、長く取材を断ってきたイラク国民会議のアフマド・チャラビーと会見する。フセインが核兵器を隠し持っているという「情報元」だが、嘘を覆すことはできなかった。
2003年3月6日、アメリカはイラクとの開戦に踏み切った。米軍はイラクを占領し、ブッシュ大統領は勝利宣言を行なう。大量破壊兵器はついに発見されなかった。
映画の最後では、ストロベル、ランデ―、ウォルコット、ギャロウェイの当時の映像が引用される。 ※括弧内は日本語吹替声優。 2016年7月12日、ウディ・ハレルソンがロブ・ライナー監督の新作映画に出演することになったと報じられた[5]。13日、ジェームズ・マースデンが本作に出演するとの報道があった[6]。 2016年10月5日、本作の主要撮影がルイジアナ州で始まった[7]。撮影中、ギャラの都合でアレック・ボールドウィンが降板することになったため、ライナー監督自らその代役を務めることになった[8]。11月には、ワシントンD.C.での撮影が行われた[9]。 劇中、ウォルコットが部下たちを鼓舞するスピーチをするシーンがある。当初、そのシーンでライナーは脚本家がアレンジした台詞に従って演技をする予定だったが、ストロベルの助言もあって、ウォルコットの実際のスピーチに従って演技をすることにした[10]。 2017年9月30日、本作はチューリッヒ映画祭
キャスト
ウォーレン・ストロベル: ジェームズ・マースデン(峰晃弘)
ジョナサン・ランデー: ウディ・ハレルソン(内田直哉)
ジョン・ウォルコット: ロブ・ライナー(櫻庭裕士)
リサ: ジェシカ・ビール(寺依沙織)
ヴラトカ・ランデー: ミラ・ジョヴォヴィッチ(本田貴子)
ジョー・ギャロウェイ
アダム・グリーン: ルーク・テニー
政府の高級官僚: リチャード・シフ
カール: アル・サピエンザ(英語版)
アフマド・チャラビー:ジャック・トパリアン
製作
撮影
公開