解_(書籍)
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解 (Psycho Critique)
著者
加藤智大
発行日2012年12月10日
ジャンルエッセイ
日本
言語日本語
形態四六判 上製 上製カバー装
ページ数170
次作解+―秋葉原無差別殺傷事件の意味とそこから見えてくる真の事件対策 (サイコ・クリティーク21)
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『解』(かい)は、加藤智大による日本のエッセイ作品。批評社より2012年7月10日に刊行された。
概要

秋葉原通り魔事件の犯人である加藤智大元死刑囚による獄中手記。「解」とその続編の「解+」の2冊が出版された。
あらすじ

東京高等裁判所死刑を言い渡す2か月前である2012年7月、批評社より1作目の「解」が出版された。ここには犯人の生い立ち、事件に至るまでの経緯、事件を起こしてから考えたことなどが綴られている[1]

本書では事件当初にマスコミ派遣社員であったことを重視し、つなぎが隠されたり職場でのトラブルが犯行の動機であったと報道されたものの、実際の犯人の動機は異なっているということが述べられている[2]。実際の犯人の動機はインターネット掲示板上で自分に成りすました人物に復讐するということであったとする。自分が犯行予告をして実際に事件を起こすことで、掲示板で成りすました人物を悔い改めさせるためであったとする[3]

また犯人は、自身の母親からの教育を本書で批判している。母親から間違いをしつけられるときに、理由を述べられることなく行動で示された。このために言葉で相手に説明できない人間へと育ったとのこと[2]。自身も母親と同様に、他人の間違いに対しては無言のを与える。そしてそれは完全な正義から完全なへと与えられるとする。このような思い込みから友人とすれ違い、会社でトラブルを起こし、社会で孤立し、あのような事件を起こすまでに至ったとしている[3]
解+ 秋葉原無差別殺傷事件の意味とそこから見えてくる真の事件対策

2013年には「解」のアップデート版である「解+ 秋葉原無差別殺傷事件の意味とそこから見えてくる真の事件対策」が出版された。アップデート版としたのは、当初は解を全面的に書き直そうとしたものの、間に合わなかったからということから。マスコミに報道されている動機などを批判し、0から自分で凶行について考え直している[4]

マスコミは犯人をモンスターにして批判している。親の虐待やいじめテレビゲームなどをくっつけてコンテンツにしている。このようなストーリーというのは、検察の調査から作り始められているものであり、取調べというのは取調官が操作の方針通りに自白させる作業であると批判している。容姿も非正規雇用であったこともおたくであったことも犯行の理由ではないとする[4]
脚注[脚注の使い方]^ “「秋葉原事件は止められた」加藤智大の手記から読み解く、現代社会の生きづらさ|日刊サイゾー”. 日刊サイゾー. 2018年9月11日閲覧。
^ a b 「被告の弟が自殺… 発生から6年 今改めて考える「秋葉原事件」 ネット掲示板への固執が凶行を決意させた? 。ダ・ヴィンチニュース」『ダ・ヴィンチニュース』。2018年9月11日閲覧。
^ a b 「秋葉原連続通り魔事件犯人の手記『解』 - エキレビ!」『』。2018年9月11日閲覧。
^ a b 「「誤解や思い込み」にうんざり。秋葉原連続通り魔事件犯人手記『解+』 - エキレビ!」『』。2018年9月11日閲覧。


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