親愛なる者へ_(テレビドラマ)
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親愛なる者へ
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ドラマ

ロマンス[1]

企画山田良明
脚本野沢尚
演出木村達昭
林徹
中江功
出演者浅野ゆう子
柳葉敏郎
横山めぐみ
中島みゆき
小坂一也
斉藤慶子
河原崎長一郎
佐藤浩市
オープニング中島みゆき浅い眠り
製作
プロデューサー大多亮
制作フジテレビ

放送
音声形式ステレオ放送
放送国・地域 日本
放送期間1992年7月2日 - 9月17日
放送時間木曜日22:00 - 22:54
放送枠木曜劇場
放送分54分
回数12
テレビドラマデータベース
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『親愛なる者へ』(しんあいなるものへ)は、フジテレビ系列で1992年7月2日から9月17日まで『木曜劇場』枠で放送されたテレビドラマ。全12回。平均視聴率は16.6%、最高視聴率は最終回の24.4%。

このドラマのリメイク版が2012年6月27日から韓国のJTBCで放送された。
概要

後に数多くのヒット作を生み出した
野沢尚が、初めて連続ドラマの脚本を担当した作品。本作と1993年の『素晴らしきかな人生』、1994年の『この愛に生きて』の3作品は野沢の「夫婦三部作」と評された[2]

番組冒頭、柳葉敏郎演じる島谷が小木茂光演じるカウンセラーの本堂の元を訪れ、会話をするところから始まるのが恒例だった。会話の際に本堂が様々な助言を与え、ストーリー展開の鍵となっていた。

当時、ラジオ以外でのメディア出演が稀だった中島みゆきの数少ないドラマ出演作でもある。第2話、最終回に産婦人科医役で特別出演した。

主演の浅野ゆう子と柳葉敏郎は『君の瞳をタイホする!』、『ハートに火をつけて!』でも共演したが、夫婦役での共演は本作が初であった。

このドラマのタイトルは、主題歌を歌う中島みゆきの5枚目のアルバム『親愛なる者へ』からの引用である。主題歌「浅い眠り」のシングルには、『親愛なる者へ』に収録された楽曲「断崖-親愛なる者へ-」のリメイク曲「親愛なる者へ」が収録されている。各話のサブタイトルのいくつかは、中島みゆきの過去の作品からの引用である。また、劇中挿入歌には「つめたい別れ」、「肩に降る雨」、「時代」などの中島みゆきの楽曲が多く用いられている。ストーリーの一部は「南三条」のオマージュである。

放送終了後、翌1993年を中心にフジテレビ・関西テレビなど各地方局でも再放送されたが、1990年代後半や2000年代には地上波での再放送はほとんど行われておらず、CS放送での放送もされていない。VHS・DVD化も実現していないが、FODで配信されている。

キャスト
主要人物

島谷(小松)凪子:
浅野ゆう子
1960年7月9日生まれ。出身地は兵庫県。電気技師だった実父とは小学生の時に死別(作業中に電信柱から滑落)。母を勤務先だった旅館の慰安旅行で発生した事故で亡くしてからは、養父に愛情深く育てられる。旧姓の「小松」は養父の姓であり、実親の姓は不明。高校在学中に担任教師と不倫関係となるも、大学進学と同時に関係を終わらせ上京。卒業後はデパートに就職し、九条物産のプロジェクトに協力したのをきっかけに奥寺と知り合い交際。彼をつなぎ止めようと狂言自殺騒動を起こしたりするが、「面倒くさい女」として嫌われて別れを切り出され、強く恨みの感情を抱いた直後に望とスピード結婚。しかし奥寺を忘れられずにいた事もあり、勤務先であるデパートの寝具売り場で旧姓を通名として使用したり、つわりが酷いなどと理由をつけて望の子を中絶。気性が激しいのに加え、新婚当初の奥寺家に嫌がらせ電話をしたことを正当化、逆襲された事に腹を立てる等、自分本位・身勝手な言動が多く見られるが、奥寺との再会・不倫の末に望と離婚した時に養父の優しさに救われている。最終的には望を忘れられないとして彼の元へ戻ってゆく。のちに数人の子どもに恵まれ、80歳頃に大往生を遂げた様子が描かれている。

島谷望:柳葉敏郎
1961年8月12日生まれ。父・祐吉がホテルをメインにしたリゾート開発事業に携わっていた関係で、少年時代は各地を転々としていた。スポーツ万能で女生徒に人気があった様子。大学卒業後は新宿の不動産屋に勤務。凪子を深く愛していたが、るい子との再会に心揺れて不倫関係になり、同時に凪子自身の不倫も知る事となり離婚。しかしるい子がランナー育成の夢を捨てきれずにいる事と、望も凪子への気持ちが残っている事に気づき、南雲の営む産院の近くの海岸で凪子と再会。お互いに夫婦愛を見直した後で再婚を決意。写真館に案内され、どちらかが亡くなった後の遺影として使用するために2人がそろった写真を撮影した。そして数十年後を描いたラストでは、自分たち家族を残してこの世を去った凪子の葬儀の準備中、かつての約束を果たすために先ほどの写真を遺影として飾る。そしてかつての自分たちの写真を見つめては、改めて凪子を深く愛している事を告げるところで物語は終わる。

奥寺勢一郎:佐藤浩市
やり手のエリートサラリーマンだったが、フィリピンでの事業展開中に事故が発生。


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