親不知駅
駅舎(2019年8月)
おやしらず
Oyashirazu
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親不知駅(おやしらずえき)は、新潟県糸魚川市大字歌字平にある、えちごトキめき鉄道日本海ひすいラインの駅である。駅舎は、2023年(令和5年)2月27日に国の登録有形文化財に登録されている[3]
歴史
1912年(大正元年)10月15日:鉄道院(国鉄)北陸本線の泊駅 - 青海駅間延伸時に開業(一般駅)[2]。
1977年(昭和52年)5月1日:貨物の取扱を廃止(旅客駅となる)[4]。信越化学工業の専用線があり、石灰石を黒井駅、武生駅へ発送していた。
1984年(昭和59年)2月1日:荷物の取扱を廃止[4]。
1985年(昭和60年)4月1日:駅員無配置駅となる[5]。
1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる[6]。
1994年(平成6年):完全無人化。
2015年(平成27年)3月14日:北陸新幹線・長野駅 - 金沢駅間延伸開業に伴いえちごトキめき鉄道へ移管[2]。
2023年(令和5年):駅舎が国の登録有形文化財に登録される[3]。
駅構造ホーム(2015年1月)
線路は西から東に通り、駅舎は南側に設けられている。地上駅で、基本的には島式ホーム1面2線を有する構造[2]。南側の線路に泊方面の列車が、北側の線路に直江津方面の列車が発着する。島式ホームの青海方の端がスロープになっていて、そこから遮断機つきの構内踏切が駅舎にのびている[2]。
この他に当駅にはもう1本ホームがあり、この上に駅舎がある。駅舎の市振方に貨物用の切欠きホームがあって、側線が入っていた[2]。場内・出発信号機も備える。
駅舎は木造瓦葺の建築物[2]。基本的には一階建てであるが、駅事務室の一部のみ2階建てである[2]。駅舎内部には待合所と駅事務室があるが、無人駅であるため駅事務室は普段使われず、待合所にある出札窓口も閉鎖されている。待合所の内部には長椅子が設置されているほか、親不知の観光案内が掲示されている。