親不知インターチェンジ(おやしらずインターチェンジ)は、新潟県糸魚川市大字外波にある北陸自動車道のインターチェンジである。 国道8号親不知区間の災害による交通障害に備えるためと、周辺の歌と外波の集落の災害による孤立を防止する目的で建設された[3]。 本線が海上に設置されているICであり、前後区間は親不知トンネル・子不知トンネルも含めた北陸自動車道最大の天険・親不知に位置する。1988年(昭和63年)7月20日、名立谷浜IC - 朝日IC間の開通とともに供用を開始した[1]。東日本高速道路(NEXCO東日本)が管轄するインターチェンジとしては本インターチェンジが最西端であり、新潟県の高速道路においても最西端のインターチェンジでもある。また、下り線出口と下り線入口が交差点になっており、信号機で一時停止する必要がある。 インターチェンジ付近では狭い平地から海上に張り出すように3,373mの親不知海岸高架橋で繋いでおり、日本はもとより世界で初めての海上インターチェンジである本インターチェンジが設置されている[4][5]。 料金所には、景勝地内の波をイメージしたステンレス製オブジェが設置されている[6]。防風柵には、鉄板のパンチ穴を利用し「魚」「亀」「昆布」の海に関する題材がデザインされているほか[7]、料金所ブースのアイランド内に植栽された植マスを作り、舟形部分にはステンレスと塗装による海の上を飛ぶカモメが描かれている[8]。 平面交差部の分離帯部には玉砂利を一面に敷き詰め、大きな石で点在させ、その周りの砂利は、白い淡路島産のものとして、海に浮かぶ島と打ち寄せる波を表現している[8]。
概要
道路
E8 北陸自動車道(28番)
接続する道路:国道8号
歴史
1978年(昭和53年)11月21日 - 設置が決まる。このときは仮称として「青海インターチェンジ」(おうみインターチェンジ)が付けられていた[9]。
1979年(昭和54年)3月 - 追加インターチェンジとして整備計画に入れられる[3]。
1982年(昭和57年)6月21日 - 施行命令[10]。
1988年(昭和63年)7月20日 - 名立谷浜IC - 朝日IC間の開通に伴い[1][11][12][13][14]、供用開始[1]。