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要素主義(ようそしゅぎ、elementalism、エレメンタリズム)とは、テオ・ファン・ドースブルフが、新造形主義を乗り越えることを目的として、1920年代半ばに主張した美術理論。1920年代半ば以降のデ・ステイルの指導理論ともなった(雑誌「デ・ステイル」において主張された)。
新造形主義の厳格で抑制的・禁欲的な理論は、単純や平板に向う傾向があり、むしろ、実作品において表現等の自由さ・多様性を奪う面は否定できなかった。また、絵画よりも建築を重視するデ・ステイルにおいては、新造形主義(立方体・直方体・非曲面)を徹底することは、特に建築・インテリア・家具において、現実的な困難を伴った。
これらの理由により、新造形主義から距離をおき、それを乗り越えることを目的として、要素主義が主張された。特に、ドースブルフは、「垂直線・水平線」に加えて、「斜線」を導入し、新造形主義に否定的な見解を示したため、ピエト・モンドリアンと決定的に対立し、モンドリアンはデ・ステイルを離れることとなった。
参考文献
デ・ステイル1917-1932展・展覧会カタログ(セゾン美術館、神戸新聞社他、1997年)
展覧会が開催された美術館
セゾン美術館(1997年12月13日 - 1998年2月15日)
兵庫県立近代美術館(1998年2月21日 - 4月5日)
豊田市美術館(1998年4月21日 - 6月21日)
主な出品作家
テオ・ファン・ドゥースブルク (Theo van Doesburg)
ピート・モンドリアン (Piet Mondrian)
バート・ファン・デル・レック (Bart van der Leck)
フィルモス・フサール (Vilmos Huszar)
ジョルジュ・ファントンゲルロー (Georges Vantongerloo)
ハンス・リヒター (Hans Richter)
ヘリット・トーマス・リートフェルト (Gerrit Thomas Rietveld)
ロバート・ファント・ホフ (Robert van't Hoff)
ヤコーブス・ヨハネス・ピーテル・アウト (Jacobus Johannes Pieter Oud)
ヤン・ウィルス (Jan Wils)
ピート・ズワルト (Piet Zwart)
コルネリス・ファン・エーステン (Cornelis van Eesteren)
作家解説、デ・ステイル年表、主要参考文献
外部リンク
⇒エレメンタリズム:現代美術用語辞典 - artscape
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