西鉄天神高速バスターミナル
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「福岡バスセンター」はこの項目へ転送されています。かつて福岡交通センターと名乗っていたバスターミナルについては「博多バスターミナル」をご覧ください。
西鉄天神高速バスターミナル
(乗車ホーム) 西鉄天神高速バスターミナルが入居するソラリアターミナルビル

西鉄天神高速バスターミナル(にしてつてんじんこうそくバスターミナル)は、ソラリアターミナルビル西鉄福岡(天神)駅の駅ビル)3階に設けられているバスターミナルである。九州最大の繁華街である天神に所在。大手私鉄であり日本最大のバス事業者である西日本鉄道(西鉄)が運営しており、福岡市内の高速バスの運行拠点となっている。博多駅前の博多バスターミナルとともに福岡市を代表するバスターミナルである。目次

1 概要

2 施設概要

2.1 乗車ホーム

2.1.1 待合室


2.2 降車ホーム

2.3 転回路・待機場

2.4 ギャラリー


3 バスターミナル周辺

3.1 天神地区の一般路線バス停留所


4 脚注

5 関連項目

6 外部リンク

概要

福岡の都心である天神に位置するバスターミナルの一つであり、高速バスおよびそれに類する特急便・急行便などの中長距離路線のバスが発着している。高速路線バスの年間利用人数は日本一で、全国でも屈指の規模を持つバスターミナルでもある。乗車口の待合室とバス車路はガラスで完全に分離されているため、排気ガスにさらされずに待つことができる。吊床方式のためにバス走行時の振動がほとんど伝わらないようになっている。北側ではソラリアステージと、西側ではソラリアプラザと、南側では福岡三越と直結している。

1961年西鉄福岡駅(当時)の高架化工事が完成したのち、同年12月23日、同駅の1階に福岡バスセンターが開設され、使用開始された。後に国鉄博多駅(当時)に隣接するバスターミナルが建設され、こちらの正式名称が福岡交通センターとなったこともあり、混同防止のために当施設は天神バスセンターと案内されるようになった。福岡交通センターは一時期「博多駅交通センター」とも案内されていたが、2010年11月1日より名称を「博多バスターミナル」に変更した[1]。運営会社の商号は、2016年3月までは福岡交通センターのままだったが、2016年4月1日に施設名と統一された[2]

1997年2月27日、天神地区の再開発事業「西鉄福岡駅地区ターミナルプロジェクト」(天神ソラリア計画)の一環として、ソラリアターミナルビル3階に新しい乗車用スペースが完成・移転し、名称も「西鉄天神バスセンター」(略称「(西鉄)天神BC」[3])に改められた。1998年4月23日には降車用スペースと到着待合室設備も完成し、全面完成。それまで天神に到着する高速バスは道路上で降車扱いを行っており、多数の高速バスが到着することで道路渋滞を招いていたが、この降車用スペース完成により到着便もバスセンターに乗り入れるようになり、道路環境の向上が図られた。

2014年4月より当バスセンターの大改修工事が行われ、同年10月1日には降車場側がリニューアル。この日より降車場側にはインフォメーション窓口が新設され、さらに同月22日からは改修前の約2倍に増床され機能も充実した女性用トイレや新たに設けられた室内型待合ブースなど乗り場側においても一部施設が利用開始。その後も改修工事は進められ、乗車券窓口のブース化や従来の売店をコンビニエンスストア化など大幅にリニューアルされ、リニューアル完了後の2015年3月21日に当バスセンターの名称が「西鉄天神高速バスターミナル」に改称された[4]

本ターミナルを発着する高速バスは、環状線呉服町ランプまたは千代ランプから昭和通り経由で、あるいは天神北ランプから天神に向かい、渡辺通りを南下して新川橋交差点を右折して、西鉄天神大牟田線脇のスロープを上って進入する。このため、昭和通りと渡辺通りが交わる天神橋口交差点から新川橋交差点の間は日中多数の高速バスが行き交う。またこの区間は道路混雑が激しいことから、西鉄では天神中央郵便局前から本ターミナルまでの約1.5kmの所要時間を5分として計上している[5]

ヤフオク!ドーム行き臨時直行バス(復路は天神三丁目行きのため、本ターミナルに乗り入れない)と博多駅経由福岡空港国際線行き(AIRPORT BUS)(復路も本ターミナルに乗り入れる)を除く市内一般バス路線は渡辺通り・明治通り・昭和通り上の天神地区のバス停留所に停車し、本ターミナルには乗り入れない。また、天神地区を経由する高速バスでも、西鉄グループが運行に関与しない「福岡・山口ライナー」(JR九州バス中国ジェイアールバス)は約300m南の「福岡天神(天神南)」バス停(渡辺通り沿い・天神ロフトビル前)から、「いと・しま号」(昭和自動車)は約200m北の「天神(三丁目)」バス停(昭和通り沿い・福岡証券ビル前)から発車しており、本ターミナルには乗り入れない。一方、西鉄グループが運行に関与しない路線であっても、西鉄バスとの共同運行で運行開始した経緯がある路線は本ターミナルに乗り入れる。(からつ号いまり号など)
施設概要 西鉄天神高速バスターミナルの構内図(クリックで拡大)
乗車ホーム

東側に7面の乗車ホームを持つ。以下のように行き先別でのりばが分かれている。おおむね、福岡県内路線が1・2番のりば、県外路線が3番から6番のりばとなり、夜行高速バスは原則として6番のりばから発車する。続行便が出るときは状況に応じてのりばが変更される場合がある。※運行会社(【 】内)を記していない路線は西鉄バス(西鉄の地域分社を含む)単独運行の路線。◇は西鉄が予約業務を行う路線。0番のりば

貸切バス

1番のりば


飯塚・田川後藤寺

下関(ふくふく号)【西鉄・サンデン交通

福岡空港国際線(AIRPORT BUS)

2番のりば


北九州(
なかたに号・ひきの号・いとうづ号

直方

苅田・行橋

3番のりば


熊本(
ひのくに号)【西鉄・九州産交バス】

阿蘇(ASOエクスプレス号)【西鉄・九州産交バス】

4番のりば


諫早・島原(
島原号)【西鉄・島原鉄道

佐賀(わかくす号

佐賀空港


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