西鉄二日市駅
リニューアル工事終了後の西口駅舎(2022年3月)
にしてつふつかいち
Nishitetsu-Futsukaichi
西鉄二日市駅(にしてつふつかいちえき)[注釈 1]は、福岡県筑紫野市二日市中央六丁目にある、西日本鉄道(西鉄)の駅である。駅番号はT13[2]。全列車停車駅である。
九州旅客鉄道(JR九州)鹿児島本線の二日市駅とは徒歩12分程度の場所にある[注釈 2]。駅北側構内に市境があり、一部は太宰府市に属している[注釈 3]。 4面5線の島式ホームからなる地上駅。のりばは7つ。太宰府線は通常時は1番のりばまたは4番のりばからの出発。天神大牟田線は下り線が4番・5番のりば、上り線は6番・7番のりばから出発する。1番のりばと4番のりばの間にある2番のりばと3番のりばは普段は使用されないが、正月など混雑が予想される際にはこのホームを利用して天神大牟田線と太宰府線の間で対面乗り換えが行われる。 待避線をもつ当駅では、終日列車の追い越し(緩急接続)が実施されている。 また、当駅止まりの列車も多く設定されている。太宰府線については、太宰府線内で完結する列車がほとんどである。天神大牟田線・下りの当駅止まりの列車は、当駅で折り返す運用と筑紫車両基地へ回送される運用がある。当駅で折り返す場合は、一旦紫駅方の下り本線に引き上げて、渡り線を渡って上りホームに入る。上りも深夜帯に当駅止まりの列車を設定してある。 筑紫方面から太宰府線に直通となる列車もわずかながら設定されており、上り本線から紫駅側の渡り線を渡って直接4番のりばに進入する。 跨線橋は、福岡側のエレベーター・エスカレーターつきの新跨線橋と、大牟田側の従来からある階段だけの跨線橋の2つがある。 出入口は西口と東口の2つがある。西口は橋上駅舎で、エスカレーターやエレベーターがない。後に作られた東口は地上駅舎で、1番のりばに直結している。そのため、身体障害者は東口に回るか、駅務員の補助が必要。なお、西口には「車椅子をご利用の方は、東口をご利用下さい。」と書かれた張り紙がある。列車案内システムの更新に伴い、ホーム及び改札口の発車標はすべて日立製の大型LCDのものに切り替えられた[7]。 県道35号線踏切渋滞緩和のため、ラッシュ時中心に下り電車と上り電車を同時に踏切を通過させることで踏切閉鎖時間を減らす信号指令を行なっている。 当駅の都府楼前駅側には以前二日市車両基地があった。現在は筑紫車両基地へ移転したが、当時の名残で留置線が3本残されている。 線路のりば路線方向方面備考 対面乗り換えを実施 2022年度の1日平均乗降人員は16,904人[西鉄 1]であり、西鉄の駅としては第8位である[注釈 4]。当駅は長期に渡り第5位の利用者数であったが、近年は減少傾向にあり、順位を下げつつある。 2010年度は紫駅が開業した事も起因し、2,000人以上の減少となっている。 各年度の1日平均乗車および乗降人員は下表のとおり[8][9][10]。 年度別1日平均利用客数[11]年度1日平均
利用可能な鉄道路線
西日本鉄道
天神大牟田線
太宰府線
歴史
1924年(大正13年)4月12日:九州鉄道(西鉄天神大牟田線の前身)二日市駅開業。
1939年(昭和14年)7月1日:九鉄二日市駅に改称届出[3]。
1942年(昭和17年)9月22日:西日本鉄道発足に伴い、西鉄二日市駅に改称。
1969年(昭和44年):現在の西口駅舎が改築落成。
1987年(昭和62年)10月1日:自動改札機を導入[4]。
2003年(平成15年)3月31日:駅東側の住民の要望に伴い、東口を設置。同時にバリアフリー化。
2005年(平成17年)6月13日:駅構内で太宰府発福岡(天神)行き普通電車が脱線。電車は自然に線路上に戻り、負傷者なし。
2006年(平成18年)10月31日:東口駅前計画道路(県道581号)が榎社(太宰府市)まで開通。これにより既存の踏切が歩行者専用となり、西鉄太宰府線の踏切1ヶ所が撤去された。
2008年(平成20年)5月18日:ICカードnimoca供用開始。
2013年(平成25年)2月:液晶式列車案内装置の使用開始[5]、案内放送システム更新。
2017年(平成29年)2月1日:駅ナンバリングを導入[6]。
駅構造
のりば
11●太宰府線-太宰府ゆき主に当駅始発
●天神大牟田線上り福岡(天神)方面太宰府線からの直通
2●太宰府線-二日市ゆき臨時ホーム(多客期)
23●天神大牟田線上り福岡(天神)方面
4●太宰府線-太宰府ゆき主に天神大牟田線からの直通
●天神大牟田線下り久留米・大牟田方面副本線
35本線
46上り福岡(天神)方面本線
57副本線
西口改札
(2020年2月)
東口改札
(2020年2月)
構内
(2020年2月)
改装前の西口駅舎
(2007年1月)
利用状況
乗車人員1日平均
乗降人員
1996年15,91232,192
1997年15,54031,408
1998年14,73729,805
1999年14,16128,781
2000年13,60327,690
2001年13,40827,414
2002年12,99726,553
2003年13,44527,284
2004年13,05826,507
2005年13,08826,362
2006年13,06326,208
2007年13,07726,190
2008年13,24126,613
2009年12,64725,453
2010年11,46823,182
2011年11,03322,320
2012年10,96922,166
2013年11,08422,368
2014年10,51421,210
2015年10,77421,740
2016年10,83821,562
2017年10,79521,467
2018年10,66021,467
2019年10,579[西鉄 2]21,243