西部警察
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この項目では、シリーズ全体について説明しています。シリーズ第1作については「西部警察 (PART1)」をご覧ください。

西部警察
ジャンル刑事ドラマ
出演者渡哲也
舘ひろし
寺尾聰
藤岡重慶
苅谷俊介
五代高之
加納竜
御木裕
峰竜太
庄司永建
佐原健二
武藤章生
布目ゆう子
小野田かずえ
幸田薫
山田由紀子
豊島ひとみ
下之坊正道
山根久幸
柿沼大介
山本庄助
八木美代子
古手川祐子
石原裕次郎
ナレーター小林清志
製作
制作石原プロモーション
テレビ朝日

放送
音声形式モノラル放送
放送国・地域 日本

西部警察(PART-I)
オープニング作曲:宇都宮安重
演奏:ホーネッツ
「西部警察メインテーマ」
エンディング石原裕次郎
「みんな誰かを愛してる」
「夜明けの街」
放送期間1979年10月14日 - 1982年4月18日
放送時間日曜日 20時00分 - 20時54分

西部警察 PART-II
オープニング作曲:羽田健太郎
演奏:高橋達也と東京ユニオン
「ワンダフル・ガイズ」
エンディング石原裕次郎
「時間よお前は・・・・」
「勇者たち」
放送期間1982年5月30日 - 1983年3月20日
放送時間日曜日 20時00分 - 20時54分

西部警察 PART-III
オープニング作曲:羽田健太郎
演奏:高橋達也と東京ユニオン
「ワンダフル・ガイズ」
エンディング石原裕次郎
「勇者たち」
「嘆きのメロディー」
放送期間1983年4月3日 - 1984年10月22日
放送時間日曜日 20時00分 - 20時54分
特記事項:
この他、単発作品『西部警察 SPECIAL』(PART-Iの直接の続編)と製作中止のシリーズ『西部警察2003』が存在する
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『西部警察』(せいぶけいさつ)は、日本のテレビドラマ

1979年10月から1984年10月にかけてテレビ朝日系列で全3シリーズが放送されたテレビ朝日[注 1]石原プロモーション制作による刑事ドラマシリーズである。主演は渡哲也

本項ではSPECIALを除くシリーズ全体について説明する。各シリーズの詳細についてはそれぞれの項を参照のこと。

テレビシリーズ『西部警察』(1979年10月14日 - 1982年4月18日、PART-I)

テレビシリーズ『西部警察 PART-II』(1982年5月30日 - 1983年3月20日

テレビシリーズ『西部警察 PART-III』(1983年4月3日 - 1984年10月22日

テレビスペシャル『西部警察 SPECIAL』(2004年10月31日

概要

渡哲也演ずる大門圭介を中心とした刑事チーム・大門軍団の活躍を描いたアクションドラマ。派手な銃撃戦やカースタント、さらには巨額の費用を投じた爆破シーンなどが人気を呼び、放送期間も足掛け5年間に及ぶ長期シリーズとなった。製作にあたっては1976年より日本テレビ火曜21時枠で放送された『大都会シリーズ』のレギュラーキャストの他、スタッフ陣の大半も同作から引き継いでおり、放送局こそ違えど『大都会』の実質的な後継シリーズとなっている。一方、放映時間が20時台に繰り上がったことから、後述のスーパーマシンの登場や少年を主役としたエピソードが多作されるなど、ハードアクション路線だった『大都会』よりも若年・ファミリー層を意識した作風となっている[注 2]

「西部警察」というタイトルは「西部劇のようなイメージの刑事ドラマ」というコンセプトに由来しており、放映開始時のテレビ朝日の番組広告などには「コンクリート・ウェスタン」と付記されていた(「コンクリート」とは「現代的な都市」の比喩。マカロニ・ウェスタンといったような語からの連想)。
あらすじ

凶悪犯罪渦巻く東京・城西地区(渋谷区港区新宿区目黒区一帯)。大門圭介部長刑事渡哲也)率いる西部警察署捜査課の刑事たちは、「大門軍団」の異名で犯罪者から恐れられ、また時には挑戦すべき標的として名を轟かせていた。強固な意志と絆で武装した男たちは、彼らを見守る捜査課長・木暮謙三警視石原裕次郎)の指揮の下に、最新テクノロジーを搭載したスーパーマシンの数々を駆使して巨悪に立ち向かう。
制作費とその捻出方法

銃撃戦やカーチェイス、爆破シーンが毎回のように盛り込まれた本作は、多額の制作費が要求された。その主要資金源は他番組同様にスポンサー収入であったが、本作の場合はそのスポンサー収入の「金の流れ」が通常のスポンサー収入とは異なっていた。

民放では、ほぼ全ての番組でスポンサーと局の間に広告代理店が介在して番組内容に注文をつけるほか、スポンサー料の10%?20%を手数料として徴収する形をとっている[1]。『大都会シリーズ』よりもスケールの大きいドラマを作りたいと考えていた石原プロモーションは、増収のためにテレビ朝日との直接契約という画期的な手法を用いた。この場合、広告代理店から無条件に手数料を搾取されるリスクはなくなり、その分を制作費にまわすことができる。放送局が日本テレビからテレビ朝日に移行したのは、テレビ朝日側がこの契約手法を石原プロに提示したためである。

ただ、石原プロだけでは広くスポンサーを取ることができないため、石原プロは東急エージェンシーにスポンサーのとりまとめなどを委託した。これにより広告代理店が取る手数料やメディア企業に渡る金など、本来制作側(石原プロ)だけでは無理な部分に関わることができる。このため、電通もしくは博報堂が持つ時間枠を「この時期は」東急エージェンシーが持つ事になった。これらの手法を影で支援していたのは裕次郎の兄である石原慎太郎であった[2]。石原プロは番組の長期ヒットに伴い、30億円の資産を形成したという[3]。後述するように車両やロケに使う建物などスポンサーは現物の提供で
主要登場人物

テレビシリーズの登場人物は3作で共通しているが、西部警察 PART-II以降は一部設定が変更されている。「西部警察の登場人物」を参照
スポンサー企業

ここではシリーズ全体にかかわるスポンサーを記載する。地方ロケでの撮影協力等は日本全国縦断ロケを参照。
日産自動車
特殊車両を筆頭とした劇用車の全面提供。他にも撮影場所の提供、地方ロケ時の日産販売会社各社の社長・スタッフの出演など。トラック・バス類も主に当時グループ会社だった日産ディーゼル工業(現・UDトラックス)の車両を使用しているが、ロケ先の都合などで他メーカーの車両が使われることもあった[注 3]。また、後述する犯人車や一部高級車にはキャデラックフォードなどのアメリカ車が起用されている。
東急グループ

東急エージェンシー
前述の通り、広告代理店としてスポンサー企業のとりまとめを行った。
東京急行電鉄
東横線東京メトロ日比谷線(当時は営団地下鉄)・中目黒駅下り線ホーム(横浜・桜木町方面)桜木町駅・東横線ホーム[注 4]
渋谷109

東急文化会館[注 5]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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