西沢歩
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西沢 歩(にしざわ あゆむ)は、畑健二郎漫画作品およびそれを原作とするアニメハヤテのごとく!』に登場する架空の人物で同作品のヒロインの一人。アニメ版での声優高橋美佳子。なお、作中では主に「西沢さん」の呼称が用いられるが、本項では以下「歩」と表記する。
プロフィール

誕生日5月15日

血液型A型

年齢:17歳(初登場時16歳)

身長:162cm

体重:47kg[1]

人物像

西沢家の長女。家族構成は父・康広、母、弟・一樹。また、伊豆下田に親戚のおばさんがいる。とにかく普通で「特徴が無いのが特徴」。作者曰く「限りなくジム的なキャラ」。ただし、周りの人物達が普通でないため、その影響でかえって特殊な状況にいるように扱われがちでもある。作者もシチュエーションが「全くもって普通じゃない」と言ったことがある[2]ハヤテが以前通っていた潮見高校の生徒で、現在2年生。潮見高校時代からハヤテのことが好きで、彼の通う学校が変わっても未だに追い続けている。しかし未だに思いを伝えられていない。作品の中心人物のなかでほぼ唯一、ナギと出会う前(すなわち第1話以前)のハヤテとの関係があった人物であり、逆にナギとの面識がなかったキャラである。作品序盤はハヤテがナギの知人と知り合っていく展開だったため、初登場は第4巻第6話になっている。

SPに何度も捕まってしまったり、ハヤテからのホワイトデーのお返しを偶然居合わせたマリアに事実上妨害された形になったり、ハヤテのまかない料理のせいで体重が3kg増えたりするなど、ある意味ハヤテ程ではないが不幸なキャラである。またアニメでは食べていたりんご飴が止まっていたり、川に桃が流れていたりなど、意外な一面に出くわすこともある。本人も幸せな場面は長続きしないと思っており、たまに普通に過ごせた場合にはかなり意外な感覚になる。

語尾に「?かな」または「?かな?」を付けるのが口癖(ただし、照れ隠しや指導する時は男口調になることが多い)。私室の絨毯は場合により敷いてあったり無かったりする。普通な面が多いがルックスは良く、美希など多くの登場人物には、可愛いと称されている。慌てた際の仕草なども含めればヒナギクにも高評価を受けていた。バストの小さい女性が多いこの作品内においては比較的胸はあるほうで、妖怪の見せた夢の中ではハヤテに意識された。私服は原作の場合ロングスカートやタイツなどで脚の露出が無いファッションが多いが、アニメでは第1期第20話、同第26話ともに膝が露出するほど短いタイトスカートだった。

ワタルレンタルビデオ店の常連で、弟の一樹と同様に、ワタルとは仲がいい。同時に弟と一緒に馬鹿にされている。男心の研究として怪獣映画を中心に借りたりしているが、ワタルに「女に分かる映画じゃない」と言われたこともある上に本人も「60点かな」と言っていた。多く借りているのでサキにはありがたいといわれているが、ワタルの好きなビデオはあまり借りないようで、つまらないものばかり借りていると彼は評している。ワタルは様々な相談を受けており、チョコレートの試作品の味見もしている。ただ、ワタルは彼女の言っている人物がハヤテとは聞かされていない様子であった。第44巻において共通の知り合いであることと相手がハヤテだということが発覚する。

弟である一樹のことは怒ったときは耳をつねったりもするが、彼の元気がないとき(この時はナギにふられた)は心配してワタルに尋ねたりしている。また、昔は風呂でのぼせた一樹をよく看病した。後者のことからヒナギクには良い姉だと思われたこともある。

弟持ちで、年齢的な話のせいか、ナギやヒナギクにお姉さんのように接することがある(桂ヒナギクの項参照)。二人の負けず嫌いなところを内心ではかわいいと思っている。

かつて一時期だけ家庭教師をつけてもらっていた。結局ギターの弾き方ばかりを教える人物であったが、その家庭教師のことを気に入り、別れた時にもらったギターを宝物として大切にしている。その家庭教師は、桂雪路と見られている。

子供の頃、インコを飼っていてランちゃんと名付けていたがゲージがたまたま開いたときに逃げられたことをナギがハヤテがそばにいることを確信しているときの警告の例として出すくらいに覚えている。
性格・能力

他のヒロインより勝る長所は無いが、ハヤテを一途に慕う恋心はナギに匹敵し、彼に関しての洞察力は群を抜いており、女性の好みに関してはハヤテ本人より正確に理解している。そのため、ヒナギクがハヤテの好みであると見抜いており、彼女の家にハヤテが泊まっていた時には既に相思相愛なのだと完全に誤解し、正確な判断が出来ないほど動揺した。その際はヒナギクは必死に誤解と否定している。その後「喫茶どんぐり」でのハヤテのマリアに対する態度から女の勘が働き、「ハヤテはマリアのことが好きではないのか?」と疑いを持っている。ナギに関してはハヤテを飼っているという想像図であるが、彼女にツッコまれている。あくまでハヤテに関してのみであるが妄想癖がある。

下田へ自転車で行こうとするなど思いつきで行動する癖があり[3]、得意分野なら良いが苦手分野のときは酷い状況に陥る。人気投票で7位になった記念にナギに乗せられて「練馬ベッカム」を自称し、リフティングを披露したが1回しかできず引退となった。その際着た胸に「べっかむ」と書かれた体操服には、「レアル」ではなく「まんちぇすたー」と書いてあった(ベッカムのマンチェスター時代の背番号7を自分の順位の7にかけている)。また、下田へ向かったときには背中に「MANCHESTER」と入ったジャージを着ている。

第7巻おまけページでワタルに「ストーキング姉弟」と称されるほどハヤテに関してはしつこい。下田旅行の時には「それに私はね、物わかりが悪くてあきらめも悪い人なのよ」と言って、殺し屋に狙われてもナギを自転車から降ろそうとはしなかった。また、この頃からさりげなく精神的に成長している様子が描かれている。小説版第1弾では特に顕著である。

学力に関しては数学が特に苦手で他の教科はそこそこ苦手な程度だが、他のキャラ(ナギやヒナギクなど)がかなり頭がいいため、成績が悪いように見られがちである。体力には自信があり、自転車で自宅から熱海まで途中からナギを後ろに乗せて行っており、この時ナギを後ろに乗せた状態の自転車で殺し屋の車から一度逃げ切っている程である。ハヤテと再会したときに成り行き上から宗谷・教師・ハヤテを、アニメ第1期第31話では三千院家SPを凄まじい一撃でノックダウンさせており、特にアニメではその際に爆音を轟かせていることから、瞬発的な破壊力は相当なものがある。

ハヤテの姿を追って三千院家へ潜入したときにナギと鉢合わせた折、ハムスターオーラを出し、ナギののオーラの前に敗退した。その後、ハヤテを賭けてカラオケでナギに再挑戦するが、機械によるとジャイアン並みという100点満点で35点の評価の歌唱力を披露し、圧倒的な実力差を見せつけられて負けてしまう。 漫画に関しては素人だが、同人誌について悩んでいるナギの話からネームを引き出すといった能力も見せている。
対人関係

ハヤテとの出会いは、潮見高校に入学したての4月に通学途上で、高校の入学祝いで母親に買ってもらったMTBがらみで助けられたからである。MTB絡みではハヤテには2度助けられているが、そのどちらも急な下り坂に差し掛かり、しかもブレーキが壊れていた。2回目では少し運転が上手くなっていた。第5巻7話目ではママチャリに乗っている。ハヤテとは、弁当を作った[4]り、遊園地でデートするなど、何度もモーションをかけても全然気づかれず、実際以上に自分に自信を失ってしまったが、このマイナス思考は告白後は改善傾向にある。

執事となったハヤテが、潮見高校を訪れた時にはもはや逢う機会が無くなると思い、周囲をはばからずハヤテに告白するが、ハヤテは受け止める資格が無い気持ちを隠すためと、歩に失恋のショックを受けさせまいと「2次元にしか興味が無い」と言って辞退してしまう。その後居場所が分からないままだったが、潮見高校を訪れた約1週間後に、共にワタルの店に出入りしていた事で再会した。その後バレンタインデーにヒナギクの力を借りて再度告白したが、悪い返事を避けるために返事を貰うのを無期限保留している。ホワイトデーのお返しは、ハヤテに自分の自転車に同乗してもらうことで返してもらったつもりだったが、後で気が変わり結局クッキーを貰っている。

ハヤテも歩には好ましい感情を持っており、彼女の気持ちを受け止めてあげられない申し訳なさをマリアやヒナギク達に打ち明けている。なお、実はハヤテがヒナギク達に思いを打ち明けた時に隠れて話を聞いていたため、ハヤテが自分を嫌いではないことは知っている。彼女の携帯電話には「バイト行ってしまう記念」とこじつけてハヤテと撮ったプリクラが貼ってあったため、下田旅行でハヤテが都合上中を見てお互い照れた。ハヤテと夜の潮見高校に行った際ハヤテは「潮見高に普通に通ってて歩に告白されていたら…」と思っている。

ナギと出会った瞬間に、双方が恋のライバルだと直感した。現在もナギが、ハヤテを巡って最も警戒しているのは歩である。最初はナギを「三千院ちゃん」と呼んでいた。二度の戦いを経て三千院家に普通に出入りするようになり、後にナギとも和解し友達になり「ナギちゃん」と呼ぶようになった(自転車で殺し屋から逃げた時。詳しくは三千院ナギを参照)[5]。もっとも、ハヤテをめぐるライバル関係はなおも継続中で、喫茶店でのアルバイトで一緒になった時には火花を散らしている。ギリシャ旅行では奪われた王玉を取り戻す為に協力、ナギとの絆を深めている。その後、歩の誕生日会をナギが設定しそのお礼として夏休みに劇場版の舞台となる自分の田舎にナギらを招いている。

作者自身はナギとの関係を「See you again, hero!」のような関係にしたいとのことである[6]

ヒナギクに「綾崎くんとの恋を応援する」と言われて以来、ハヤテの好みであるヒナギクを憧れ尊敬しており彼女のことを「ヒナさん」と呼び、最近[いつ?]はヒナギクの方も彼女に憧憬に近い念を持っている。しかし、咲夜の誕生日の夜にヒナギクから「自分はハヤテのことが好き」だと告げられるものの、自分がハヤテを口説き落とすのには無関係、と何食わぬ顔だった。このためヒナギクとは、自分が口説き落とすのが早いかハヤテがヒナギクに告白するのが早いか競争することになった。


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