西武秩父線
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西武秩父線

西武秩父線を走る001系「Laview」
(2020年8月 芦ヶ久保駅 - 横瀬駅間)
基本情報
日本
所在地埼玉県
起点吾野駅
終点西武秩父駅
駅数6駅
路線記号SI
開業1969年10月14日 (54年前) (1969-10-14)
所有者西武鉄道
運営者西武鉄道
使用車両使用車両の節を参照
路線諸元
路線距離19.0 km
軌間1,067 mm
線路数単線
電化方式直流1,500 V 架空電車線方式
最高速度105 km/h
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停車場・施設・接続路線
凡例


-
0.0
SI01 池袋駅


池袋線


0.0
57.8
SI31 吾野駅


芳延トンネル 100m


猪狩トンネル 79m


三社トンネル 209m


山崎トンネル 118m


3.6
61.4
SI32 西吾野駅


北川第1トンネル 91m


北川第2トンネル 172m


北川第3トンネル


北川第4トンネル 65m


南川トンネル 524m


6.3
64.1
SI33 正丸駅


正丸トンネル 4811m


9.0
66.8
正丸トンネル信号場






芦ヶ久保第1トンネル 192m


12.4
70.2
SI34 芦ヶ久保駅


芦ヶ久保第2トンネル 87m


芦ヶ久保第3トンネル 45m


川池トンネル 426m


横瀬トンネル 452m


東横瀬駅 1996年廃止


16.4
74.2
SI35 横瀬駅 / 横瀬車両基地






羊山トンネル 322m


CR37 三峰口駅


秩父鉄道秩父本線






19.0
76.8
SI36 西武秩父駅


CR31 御花畑駅


秩父鉄道:秩父本線


CR24 長瀞駅

西武秩父線(せいぶちちぶせん)は、埼玉県飯能市吾野駅と同県秩父市西武秩父駅とを結ぶ西武鉄道鉄道路線である。路線名に「西武」を含む。駅ナンバリングで使われる路線記号はSI。
概要

西武秩父線は池袋線の事実上の延伸路線であり、池袋線とともに池袋駅 - 西武秩父駅間を結ぶルートを形成している。

当路線は運転系統上、ほとんどの列車が池袋線の飯能駅 - 吾野駅間と直通運転している一方で、池袋線飯能駅以東の所沢駅・池袋駅方面と直通する列車は、特急「ちちぶ」号と土休日のS-TRAIN・快速急行(臨時列車のみ)に限られることや、飯能駅でスイッチバック(方向転換)が必要な配線となっていることから、池袋駅 - 飯能駅間を池袋線、飯能駅 - 西武秩父駅間を西武秩父線とする時刻表検索サイトも存在する[1]が、正確な表現ではない。また特急の案内などでは、当線内も池袋線であるかのような表記が見られる[2]

当路線は「西武」を含めた「西武秩父線」を路線名としている[3]。この理由は秩父地方に当路線より先の明治・大正時代に開業した秩父鉄道秩父本線が「秩父線」と呼ばれており[4][注 1]、それを区別するため当路線は開業にあたり社名略称を冠して命名された。各駅の路線図などでも「西武」が省略されることはなく、「西武秩父線」と表記されている[5]。つまり他社の路線名との重複を防止するためのものであり、西武鉄道の路線では他にも西武有楽町線が同様の理由で路線名に「西武」を含めている(東京メトロ有楽町線との区別のため)。

当路線は武甲山から産出する石灰石を原料とするセメントの輸送と沿線の観光開発を目的に建設され、1969年(昭和44年)に開業した。正丸駅 - 芦ヶ久保駅間で正丸峠を越える山岳路線で、同区間に存在する正丸トンネル(延長4,811m)は、山岳トンネルとして建設当時、日本の私鉄では最長であった。またほとんどの道路との交差は立体化され、当路線内の踏切は吾野・西武秩父の両駅付近(計2か所)と西吾野駅横瀬駅の構内踏切のみである。

2013年(平成25年)、西武ホールディングスの筆頭株主であったサーベラスからリストラ策として、当路線を含む西武鉄道の複数路線の廃止が提案されていると報道された。これに対し、同年3月25日に、埼玉県知事上田清司や沿線の首長は「生活鉄道」であるとして、当路線の存続を要請した。西武鉄道側も廃線提案には応じておらず、若林久社長(当時)は秩父市に対し「公共交通機関なので守る」と説明している[6][7]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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