西武狭山線
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狭山線

狭山線を走行する新2000系
(2021年10月 西所沢駅 - 下山口駅間)
基本情報
日本
所在地埼玉県所沢市
起点西所沢駅
終点西武球場前駅
駅数3駅
路線記号SI
開業1929年5月1日 (94年前) (1929-05-01)
所有者西武鉄道
運営者西武鉄道
使用車両使用車両の節を参照
路線諸元
路線距離4.2 km
軌間1,067 mm
線路数単線
電化方式直流1,500 V 架空電車線方式
最大勾配34.0 [1]
最小曲線半径160 m[1]
最高速度95 km/h[1]
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停車場・施設・接続路線
凡例

西所沢駅以遠の直通区間は省略


0.0SI18 西所沢駅池袋線


1.8SI40 下山口駅


上山口駅 -1954


山口線


4.2SI41 西武球場前駅

狭山線(さやません)は、埼玉県所沢市西所沢駅から同市の西武球場前駅までを結ぶ西武鉄道鉄道路線である。全線にわたって所沢市内を走行する。駅ナンバリングで使われる路線記号はSI。
路線データ

路線距離(
営業キロ):4.2 km

軌間1,067 mm

数:3駅(起終点駅含む)

複線区間:なし(単線

電化区間:全線(直流1,500 V架空電車線方式

最高速度:95 km/h[1]

歴史

この路線は、現在の西武鉄道の前身である武蔵野鉄道によって1929年に開業した。戦時中不要不急線として休止となったが、戦後の1951年に復活した。

1978年には終点の狭山湖駅(現:西武球場前駅)付近に存在した「西武園球場」がプロ野球西武ライオンズの本拠地となる「西武ライオンズ球場」(現:ベルーナドーム)として新設に近い形でリニューアルされることとなり、同球場へのアクセス路線として大改良が実施された。

1929年昭和4年)5月1日 - 武蔵野鉄道山口線西所沢 - 村山公園(注1)間(4.8km)開業(直流1200V)

1933年(昭和8年)3月1日 - 上山口駅(かみやまぐち)を山口貯水池駅に、村山公園駅を村山貯水池際駅に改称

1941年(昭和16年)4月1日 - 山口貯水池駅を上山口駅に、村山貯水池際駅を村山駅に改称

1944年(昭和19年)2月28日 - 西所沢 - 村山間休止

1951年(昭和26年)10月7日 - 西所沢 - 狭山湖間再開、狭山線に改称。狭山湖駅移設(-0.3km)。気動車で運転再開(注2)。

1952年(昭和27年)3月21日 - 再電化(直流1500V)

1954年(昭和29年)10月10日 - 休止中の下山口駅(しもやまぐち)と上山口駅を廃止

1976年(昭和51年)6月4日 - 下山口駅再開業

1978年(昭和53年)11月30日 - 狭山湖駅移設 (-0.3km)

1979年(昭和54年)3月25日 - 狭山湖駅を西武球場前駅に改称

2010年平成22年)3月6日 - 池袋線に直通する定期列車設定。日中の運転間隔が20分から15分と高頻度化。

2022年令和4年)3月12日 - 日中の運転間隔が15分から20分に戻る。
(注1)村山公園駅は、村山貯水池際→村山→狭山湖→西武球場前と改称している(詳細は西武球場前駅も参照のこと)。(注2)再開時に西所沢 - 村山公園間にあった下山口駅と上山口駅は復活しなかったが、1976年6月に下山口駅が復活した。上山口駅は1954年10月に休止されたまま廃止となっている。
運転線内折り返し運用につく2461編成+2463編成(2010年11月、西所沢駅)。

朝5時台から夜23時台の運行である[2][3]

2019年3月16日改正時点のダイヤでは、西武球場前発の上りの場合、平日は早朝が20分間隔、7時から9時台は10分間隔、以後は15分間隔で運転されており、すべてが線内運転の各駅停車(各停)である。土休日は始発から9時台が20分間隔、以後は15分間隔で運転されており、12時以降から15時台に毎時1本が池袋線池袋行きの準急、16時から22時台まで毎時2本が池袋線池袋行きの準急または普通となり、23時台に保谷行きが1本ある。下りも運転間隔は上りとほぼ同じであるが、平日は池袋8時58分発西武球場前9時56分着と池袋15時42分発西武球場前16時39分の2本のみが池袋線との直通となっている。土休日は、9時台以降21時台まで池袋からの直通が準急または普通で運行されている。なお所沢始発の直通も1本運転されている。所要時間は線内6分(各駅停車)である。日中の線内運転の各駅停車と、西所沢駅での池袋線接続は、急行の運転間隔が等間隔でないこともあり、急行にすぐに接続するのは4本中1本(西所沢39分着が45分発の急行に接続)である[2]

線内運転列車には新2000系の4両編成が使用され、場合によっては2両編成を2本連結した編成が入ることもある。かつては新101系の運用のみであったが、2010年度に新101系の243編成(4両編成)と275編成(2両編成)が廃車されたことで池袋線所属の101系が減少し、新2000系4両編成[4][5]や2両編成を2本連結した列車[5]も線内運転の運用に入るようになり、2012年12月をもってワンマン車以外の新101系・301系が運用を終了したことにより狭山線からは撤退した。2021年2月よりワンマン車の263編成が小手指車両基地に転属された後に運行を開始した。約8年振りの新101系による営業運転復活となる。

2010年3月6日のダイヤ改正から池袋線直通の準急・快速(土休日のみ)[6]が日中に定期ダイヤで設定されたが、2012年6月30日のダイヤ改正で平日の下り1本、土休日の準急折り返しの一部と16・17時台以外は池袋駅発着の各駅停車や線内運転列車へ変更された。2018年3月10日のダイヤ改正で、土休日14・15時台の西武球場前駅発池袋駅着の各駅停車のうち1本(計2本)が準急に格上げされた[7]

2018年3月9日までは平日にも池袋線池袋駅発着の各駅停車が設定されていたが、2018年3月10日のダイヤ改正よりそれらの多くが線内運転となり、2019年3月16日改正時点で平日の池袋線池袋駅発着の各駅停車は下り2本のみとなった[3]
イベント開催時の運転

ベルーナドームでのプロ野球の試合や各種イベント開催時の運転は以下のように行われる[8]。この場合、通常の池袋線直通列車に加え、池袋線・新宿線直通臨時列車が設定される。これは阪神電気鉄道の施策を参考にしたと言われている[9]

2009年7月2日に西武ドームで行われた西武対ロッテ戦では試合時間が5時間42分[10][11]に及んだため、試合終了前にその日の最終列車の発車時刻を過ぎた。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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