西明寺
本堂
所在地京都府京都市右京区梅ケ畑槇尾町2
位置北緯35度3分25.97秒 東経135度40分29.89秒 / 北緯35.0572139度 東経135.6749694度 / 35.0572139; 135.6749694
西明寺(さいみょうじ)は、京都市右京区にある真言宗大覚寺派の寺院。山号は槇尾山(まきのおさん)、本尊は釈迦如来。
京都市街の北西、周山街道から清滝川を渡った対岸の山腹に位置する。周山街道沿いの高雄山神護寺、栂尾山高山寺とともに三尾(さんび)の名刹として知られる。 寺伝によれば、天長年間(824年?834年)に空海(弘法大師)の高弟 智泉大徳が神護寺の別院として創建したと伝える。その後荒廃したが、建治年間(1175年?1178年)に和泉国槙尾山寺の我宝自性上人が中興し、本堂、経蔵、宝塔、鎮守等が建てられた。 正応3年(1290年)神護寺より独立した。永禄年間(1558 - 1570年)の兵火により堂塔は焼亡し、神護寺に合併されるが、慶長7年(1602年)に明忍律師により再興された。現在の本堂は、元禄13年(1700年)徳川綱吉生母桂昌院の寄進により再建されたものと言われるが、東福門院(後水尾天皇中宮)の寄進によるとする説もある[1]。 境内風景 〒616-8291 京都市右京区梅ヶ畑槇尾町2 ウィキメディア・コモンズには、西明寺 (京都市)
目次
1 歴史
2 伽藍
3 文化財
4 所在地
5 交通
6 脚注
7 参考文献
歴史
伽藍
本堂 - 元禄13年(1700年)に徳川綱吉の生母桂昌院の寄進により再建(東福門院(後水尾天皇中宮)の寄進によるとする説もある)。桁行7間、梁行4間。堂内に釈迦如来像(重要文化財)ほかの仏像を安置する。
客殿 - 本堂の左方に建つ。本堂より古く、江戸時代前期に移築された。当時は食堂と称し、僧侶の生活や戒律の道場として使用された。
表門 - 一間薬医門で、本堂と同じ元禄13年(1700年)の造営。
鐘楼
庫裏
社務所
指月橋
文化財
木造釈迦如来立像(重要文化財)?本堂正面の須弥壇上の厨子に安置される。鎌倉時代の清凉寺式釈迦如来像。
木造千手観音立像(重要文化財)?本堂脇陣に安置されている。頭上に十面を戴き、四十二手を持つ。平安時代。
愛染明王像?本堂脇陣に安置されている。鎌倉時代後期。
所在地
交通
JR京都駅からJRバス、「槙ノ尾」下車徒歩5分
脚注^ 『日本歴史地名大系 京都市の地名』、p.1056; 『国史大辞典』6巻、p.226
参考文献
『日本歴史地名大系 京都市の地名』、平凡社、1979
毎日新聞社編『仏像めぐりの旅 5 京都(洛北・洛西・洛南)』、毎日新聞社、1993
『国史大辞典』、吉川弘文館
更新日時:2014年9月25日(木)12:58
取得日時:2019/07/30 08:43