この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(このテンプレートの使い方)
出典検索?: "西日本旅客鉄道近畿統括本部"
西日本旅客鉄道近畿統括本部(にしにほんりょかくてつどうきんきとうかつほんぶ、英: West Japan Railway Company, Kansai Regional Head Office[1])は、大阪府大阪市淀川区にある西日本旅客鉄道(JR西日本)の組織である。 国鉄時代の大阪鉄道管理局・福知山鉄道管理局の大部分と天王寺鉄道管理局・金沢鉄道管理局の一部に相当する(詳細は後述)。 京阪神エリアの業務は、1993年から2010年にかけて京都支社・大阪支社・神戸支社がそれぞれで業務を行っていたが、効率的な組織運営を目指すために企画・立案機能などを移管するとともに、専門スタッフを集約して、技術継承や人材育成を強化するために、2010年12月1日に統合され、発足した[2]。 また新大阪総合指令所も本社鉄道本部から近畿統括本部に移管し、「大阪総合指令所」に名称が変更された。近畿圏を一括して管轄する組織が設けられるのは、列車運行業務に限って所管していた1987年の「近畿圏運行本部」以来となる(その後1993年まで、京阪神エリアは本社直轄となっていた)。なお、京都支社・大阪支社・神戸支社は、近畿統括本部内の組織として存続している。 経営の立て直しを目的とした合理化の一環として、現在は近畿統括本部から独立している福知山支社及び和歌山支社の総務部門を近畿統括本部に集約する(運行部門と窓口は各支社に残す)方針であることが報じられていた[3]。 2022年8月1日のプレスリリースで、正式に10月1日からの組織改編の概要が発表され、京都支社・大阪支社・神戸支社は京滋支社・阪奈支社・兵庫支社に名称を変更、和歌山支社は下部組織として存続、福知山支社は福知山管理部に改編、王寺鉄道部は近畿統括本部直轄に再編されることになった[4]。 近畿2府4県(大阪府・京都府・兵庫県・奈良県・滋賀県・和歌山県)と三重県の伊賀地方を管轄する。JR西日本では当本部が管轄するエリアのうち、京滋支社、阪奈支社、兵庫支社のエリアを「京阪神エリア」、和歌山支社のエリア「和歌山エリア」、福知山管理部のエリアを「北近畿エリア」と定義している[10]。 JR西日本では、営業キロ上での支社境界を駅で区切っているため、該当停車場(駅・信号場など)を境界駅として扱う。なお、路線名の前に◇が付いている線区は全線が近畿統括本部の管轄である。
概要
所在地
〒532-0003 大阪府大阪市淀川区宮原4-3-9(新大阪駅前)
沿革
1987年(昭和62年)
4月1日:大阪鉄道管理局・天王寺鉄道管理局・福知山鉄道管理局の運行部門を統合し、西日本旅客鉄道 近畿圏運行本部発足。
7月13日:信楽線廃止(信楽高原鐵道信楽線に転換)。
10月1日:福知山支店、和歌山支店を新設・分離し、残りの京阪神エリアは本社の鉄道事業本部の直轄とする。
1990年(平成2年)4月1日:鍛冶屋線廃線。
1993年(平成5年)6月1日:京都支社・大阪支社・神戸支社が発足。これらの支社に本社直轄のエリアを分割承継。
2010年(平成22年)12月1日:京都支社・大阪支社・神戸支社を統合して、近畿統括本部が発足[2]。
2016年(平成28年)2月28日:東海道本線貨物支線 旧・梅小路駅(京都貨物駅) - 丹波口駅間が廃線[5]。
2019年(平成31年)3月16日:おおさか東線 新大阪駅 - 放出駅間が延伸開業[6]。同時に片町線貨物支線 鴫野駅 - 神崎川信号場間が廃線[7]。
2022年(令和4年)10月1日:組織改正[4][8][9]。
京都支社・大阪支社・神戸支社をそれぞれ、京滋支社・阪奈支社・兵庫支社に改称する。
福知山支社と和歌山支社を編入。福知山支社を福知山管理部に改編する。
事業所
近畿総合指令所
京滋支社
阪奈支社
兵庫支社
和歌山支社
福知山管理部
管轄路線が望まれています。 (2022年10月)
京都府内の小浜線は東舞鶴を除き金沢支社の管轄。
大阪府・京都府・滋賀県内の東海道新幹線(米原 - 新大阪間)はJR東海関西支社の管轄。米原駅・京都駅・新大阪駅についても、近畿統括本部は在来線部分のみ管理する。
滋賀県内の東海道本線の一部区間(柏原 - 米原(構内除く)間)はJR東海東海鉄道事業本部の管轄。
路線