西日本旅客鉄道京滋支社(にしにほんりょかくてつどうけいじししゃ)は、京都市南区西九条にある西日本旅客鉄道(JR西日本)の支社の一つである。 発足当初は京都支社と称し、神戸支社(現在の兵庫支社)とともに国鉄時代の大阪鉄道管理局の流れを汲み、大阪府北部、京都府南部および滋賀県の大半を管轄していた。2010年12月1日に近畿統括本部発足後はその下部組織に改組され、関係する駅・乗務員区の業務支援や運輸・技術系統間の鉄道オペレーションに係る業務の連携推進のほか、該当エリアの対外的な窓口としての機能を担うとされている[1]。 和歌山支社とともに、管内の全区間が直流電化区間であり、新幹線のみ管轄の福岡支社と同様、支社管轄の鉄道部が一度も設置されたことがない。 331.6km、102駅を管轄している。京滋支社が管轄する駅は次の通り(複数の路線が乗り入れる駅は所属線区を優先し、重複は計上しない)。
概要
沿革
1993年(平成5年)6月1日:京都支社が発足[2]。
1994年(平成6年)9月4日:東海道本線(琵琶湖線)に南草津駅が開業。山陰本線(嵯峨野線)の嵯峨駅を嵯峨嵐山駅に、湖西線の叡山駅を比叡山坂本駅に改称。
1995年(平成7年)9月1日:東海道本線(JR京都線)の神足駅を長岡京駅に改称。
1997年(平成9年)3月8日:奈良線にJR藤森駅が開業。
2000年(平成12年)9月23日:山陰本線(嵯峨野線)に円町駅が開業[3]。
2001年(平成13年)3月3日:奈良線の部分複線化完成。同時にJR小倉駅が開業[4]。
2003年(平成15年)11月1日:管内の80駅にICカード「ICOCA」を導入(2018年3月までに全駅完了)。
2006年(平成18年)9月24日:北陸本線長浜駅 - 敦賀駅間と湖西線永原駅 - 近江塩津駅間の直流化完成。10月21日より新快速の乗り入れ開始[5]。
2008年(平成20年)
3月15日:東海道本線(JR京都線)に島本駅が開業[6]。湖西線の西大津駅を大津京駅、雄琴駅をおごと温泉駅にそれぞれ改称[6]。
10月18日:東海道本線(JR京都線)に桂川駅が開業[7]。
2010年(平成22年)
3月7日:山陰本線(嵯峨野線)京都駅 - 園部駅間の複線化事業が完成[8]。
12月1日:大阪支社・神戸支社と統合して近畿統括本部に変更。京都支社は統括本部の下部組織に変更[1]。
2011年(平成23年)2月14日:滋賀県との包括的連携協定を締結[9]。
2018年(平成30年)3月17日:東海道本線(JR京都線)にJR総持寺駅が開業[10]
2019年(平成31年)3月16日:山陰本線(嵯峨野線)に梅小路京都西駅が開業[11]。
2022年(令和4年)10月1日:組織改編に伴い、支社名称を京滋支社に変更。
管轄対象駅
東海道本線(琵琶湖線・JR京都線):米原駅 - 吹田駅間(新幹線の米原駅と京都駅は東海旅客鉄道関西支社の管轄)