西宮カントリー倶楽部
Nishinomiya Country Club
西宮カントリー倶楽部の空中写真。
2009年4月19日撮影の4枚を合成作成。
国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービス
OUTIN
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計363354計363350
その他
公式サイト ⇒西宮カントリー倶楽部
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西宮カントリー倶楽部(にしのみやカントリーくらぶ)は、兵庫県西宮市仁川町にあるゴルフ場である。 西宮市の甲山の麓は、1952年(昭和27年)頃から、警察予備隊(現・自衛隊)の演習場にしばしば使用されていたが、恒久的に演習場として使用するという動きが出始めた[1]。西宮市長の辰馬夘一郎は、そこにはゴルフ場の企画があると反対し、観光文化都市構想の一環として「甲山ゴルフクラブ」の建設を立案した[1]。そして、1954年(昭和29年)11月30日、「社団法人西宮カントリー倶楽部」建設の認可を取得した[1]。 西宮は、1945年(昭和20年)8月5日の大空襲で市内の大半が焼失したため、西宮カントリー倶楽部の建設は辰馬市長の政治目標のひとつだった[1]。辰馬市長は、陣頭指揮で会員の勧誘にも動いた[1]。阪急電鉄株式会社の和田薫(後・初代理事長)の協力を得て法人会員130社39名を集めることができた[1]。 ゴルフ場建設用地は、甲山の麓だが急傾斜地が多く、仁川渓谷と自動車道が用地内を通るため面積が少なく、また、土質が花崗岩地帯であるなど難点が多いことが分かった[1]。コース設計を依頼した井上誠一は半ば呆然としたが、その半面スケール感はとも角、利用価値のあるコースと交通上の利点を高く評価した[1]。 1954年(昭和29年)10月13日、コース造成工事の起工式が行われ、1955年(昭和30年)11月27日、9ホールのコースが完成し、仮開場された[1]。1956年(昭和31年)4月15日、9ホールが増設され、18ホール規模のコースが本開場された[1]。 〒662-0811 兵庫県西宮市仁川町六丁目19番7号 鉄道 道路
概要
所在地
コース情報
開場日 - 195511月27日
設計者 - 井上 誠一
面積 - 890,000m2(約26.9万坪)
コースタイプ - 丘陵コース
コース - 18ホールズ、パー72、6,704ヤード、コースレート73.6
フェアウェー - コウライ
ラフ - ノシバ
グリーン - 2グリーン、ベント、コウライ
練習場 - 19打席250ヤード
休場日 - 毎週月曜日、12月31日、1月1日[2]
クラブ情報
ハウス面積 - 3,300m2(約998.2坪)
ハウス設計 - 竹腰健造
ハウス施工 - 株式会社竹中工務店[2]
ギャラリー
コース - ⇒「西宮カントリー倶楽部」、コース概要、2021年3月11日閲覧
ハウス - ⇒「西宮カントリー倶楽部」、レストラン、2021年3月11日閲覧
交通アクセス
JR神戸線(東海道本線) - さくら夙川駅より クラブバス利用
阪急電鉄(神戸本線・甲陽線) - 夙川駅南口より クラブバス利用
阪急今津線 - 逆瀬川駅西口より クラブバス利用[3]
阪神高速3号神戸線 - 芦屋出入口より 約10km 約25分
阪神高速3号神戸線 - 西宮ICより 約9km 約25分
阪神高速5号湾岸線 - 西宮浜出入口より 約12km 約30分
阪神高速7号北神戸線 - 西宮山口南出入口より 約10km 約15分
中国自動車道 - 宝塚ICより 約6km 約20分
中国自動車道 - 西宮北ICより 約12km 約20分[3]
エピソード
1955年(昭和30年)11月27日、9ホールが完成し、仮開場した、西宮市長の辰馬夘一郎は始球式を行ったが、甲山の大師に祈ってドライバーを振った。市長はこれまでゴルフボールを触ったことがなかった[4]。
1994年(平成6年)1月から6月まで、コースを全面クローズ、開場50周年事業イベントのワングリーン化改造を終えた。改造設計は大橋一元が行った[4]。
脚注[脚注の使い方]^ a b c d e f g h i j 『美しい日本のゴルフコース BEAUTIFUL GOLF CULTURE IN JAPAN 日本のゴルフ110年記念 ゴルフは日本の新しい伝統文化である』、ゴルフダイジェスト社「美しい日本のゴルフコース」編纂委員会編、「昭和29年、西宮市長・辰馬卯一郎が復興の一環としてゴルフ場建設を立案」、東京 ゴルフダイジェスト社、2013年12月、2021年3月11日閲覧
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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