西安碑林博物館
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西安碑林博物館(せいあんひりんはくぶつかん)とは、中国陝西省西安市碑林区にある博物館である。石碑墓碑金石文・墓誌銘・石彫刻を多数収蔵し、「中国最大の石造の書庫」とも称される[1]
沿革

唐代石碑を収蔵するため、1087年(元祐2年)に孔子廟跡に設立された西安碑林が母体である。唐の開成石径と石台孝経を保存するために設立された。1944年、西安孔子廟の古代建築物群を拡充し、西安碑林博物館として設立。1961年、国の重要文化財保護指定(全国重点文物保護単位)を受けた。2018年に中国の5A級観光地に認定された[2]
所蔵品

現在1万1000余点の文物が収蔵されており、国宝文物19点、1級文物272点がある。碑林には、1,000基程の石碑が、ほか北魏の墓誌300余点などが展示されている。
文物

展示室には、西周時代の青銅器が陳列されている。

隋唐展示室には、隋の大興城平面図があり、これは唐の長安城のモデルとされた。

蘇諒妻馬氏墓誌(蘇諒の妻である馬氏の墓誌。ペルシア文字が篆刻されている)[3]

和同開宝銀貨

ローマの金貨

壁画迎賓図

石刻

全部で70余点ある。

後漢の双獣石刻

陝北の画像石

西安碑林

開成石経
唐の
文宗開成2年(837年)に作成。孝経・論語・詩経などが刻まれている。

欧陽詢「皇甫誕碑」(唐代)

虞世南「孔子廟堂碑」(唐代)

懐仁集王羲之書「三蔵聖教序碑」(唐代)

顔真卿「顔氏宗廟碑」(唐代)

柳公権「玄秘塔碑」(唐代)

張旭「断千字文」(唐代)

懐素「草書千字文」(唐代)

李陽冰三墳記」(唐代)

曹全碑(後漢時代)

周易残石(後漢時代)

宋淳化秘閣帖(清代に複刻)

大秦景教流行中国碑(かつて長安に存在した大秦寺が建造したとされる。大秦寺は景教(中国に伝来したネストリウス派キリスト教)の寺院であった。)

不空和尚碑

中尼合文陀羅尼経幢

所在地・情報

中国陝西省西安市碑林区三学街15号

開館時間 8:30?18:00

料金 75元(3月1日-11月30日) 50元(12月1日-来年2月末)

関連人物

王岐山 - 中国共産党中央政治局常務委員中国共産党中央規律検査委員会書記。陝西省博物館時代に当博物館に勤務。

脚注^考古用語辞典
^ “?西省西安市城?・碑林?史文化景区”. www.mct.gov.cn. 中華人民共和国文化観光部 (2021年7月22日). 2023年2月3日閲覧。
^中国文化研究院所蔵画像

外部リンク

西安碑林博物館

考古用語辞典

典拠管理データベース
国立図書館

アメリカ

その他

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