西大家駅
駅舎(2014年1月)
にしおおや
Nishi-oya
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西大家駅(にしおおやえき)は、埼玉県坂戸市大字森戸にある東武鉄道越生線の駅である。駅番号はTJ 42。 単式ホーム1面1線を有する地上駅。ホーム・駅舎は線路の北側にある。自動改札機設置。2012年度に多機能トイレが新設された。 係員が不在となる時間帯がある。その際、きっぷの精算や問い合わせは、インターフォンや集札箱での対応となる。 かつては当駅の一本松寄りに所在する西大家変電所付近に「西大家信号所」があり、日高市にある日本セメント(現・太平洋セメント)の埼玉工場まで専用線が延びていた(後述)。 2022年度の1日平均乗降人員は3,715人である[東武 1]。 近年の1日平均乗降人員の推移は下表のとおりである。 年度1日平均 駅のすぐ東側に鶴ヶ島市との境界があり、日高市との境界も駅南西400mほどのところにある。駅の西側には、かつて鎌倉街道上道が通っていた[注釈 1]遺構が残っている。 乗り場系統主要経由地行先運行事業者備考 ※ 町屋転回所: 駅から南に約200m 西大家貨物線 西大家貨物線(にしおおやかもつせん)は1963年(昭和38年)に開業し、西大家信号所で越生線と分岐し、日本セメント埼玉工場内(現・太平洋セメント埼玉工場)の日高を結んでいた。全線電化である。東上線の高坂駅から分岐する高坂構外側線経由で秩父鉱業東松山採掘場の粘土を仕入れ、日本セメント埼玉工場で生産した製品を下板橋セメント 同工場への専用線は、八高線・川越線高麗川駅から分岐するものも存在し、1999年(平成11年)まで使用されていた。 廃線跡は大部分が道路用地として使われている。
歴史
年表
1936年(昭和11年)2月28日:開業[1][2]。
1963年(昭和38年)5月16日:西大家信号所 - 日本セメント埼玉工場間の専用線が運用開始。
1984年(昭和59年)8月1日:西大家信号所 - 日本セメント埼玉工場間の専用線が廃止。
駅名の由来
当駅開設当時の村名「大家村」による。ただし、1945年(昭和20年)までは隣に大家駅が存在し、その西隣だったため「西」が付いた。
駅構造
改札口(2021年7月)
ホーム(2009年8月)
利用状況
乗降人員
2015年(平成27年)[東武 2]3,973
2016年(平成28年)[東武 3]3,941
2017年(平成29年)[東武 4]4,018
2018年(平成30年)[東武 5]4,020
2019年(令和元年)[東武 6]3,981
2020年(令和02年)[東武 7]2,917
2021年(令和03年)[東武 8]3,489
2022年(令和04年)[東武 1]3,715
駅周辺
埼玉県立坂戸西高等学校
東京国際大学坂戸総合グラウンド
国渭地祇(くにいちき)神社
西入間警察署大家駐在所
坂戸森戸郵便局
バス路線
西大家駅西コース城山荘入口・川角駅・坂戸駅北口坂戸市役所坂戸市内循環バス
一本松駅入口・鶴舞東・坂戸駅北口
町屋転回所上新田・脚折線 前山団地つるワゴン
一本松駅入口・関越病院・坂戸駅南口鶴ヶ島市役所
日本セメント専用線
軌間1067 mm
電圧1500 V(直流)
停車場・施設・接続路線(廃止当時)
凡例
日高 日本セメント埼玉工場
国鉄:川越線
隣の駅
東武鉄道
越生線一本松駅 (TJ 41) - 西大家駅 (TJ 42) - 川角駅 (TJ 43)
脚注[脚注の使い方]
注釈^ 『新編武蔵風土記稿』巻ノ171入間郡ノ16四日市場村「村ノ四境東ハ鎌倉ノ古街道ヲ隔テ森戸村二境ヒ」[3]
出典^ 鉄道省 編『鉄道停車場一覧 昭和12年10月1日現在』川口印刷所出版部、1937年12月28日、279頁。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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