西大分駅
駅舎(2011年5月)
にしおおいた
Nishi-Ōita
◄東別府 (7.6 km) (2.5 km) 大分►
西大分駅
にしおおいた
Nishi-Ōita
(2.0 km) 大分港►
所属事業者日本国有鉄道(国鉄)
所属路線日豊本線(貨物支線)
キロ程0.0 km(西大分起点)
開業年月日1955年(昭和30年)12月1日
廃止年月日1984年(昭和59年)2月1日
テンプレートを表示
西大分駅(にしおおいたえき)は、大分県大分市大字生石(いくし)にある、九州旅客鉄道(JR九州)・日本貨物鉄道(JR貨物)日豊本線の駅である[1]。
歴史
1911年(明治44年)11月1日:鉄道院の駅として開業[2]。
1955年(昭和30年)12月1日:大分港駅までの貨物支線が開通[3]。
1966年(昭和41年)9月21日:日豊本線の大分駅 - 当駅間の複線化が完成[4]。
1984年(昭和59年)2月1日:西大分駅 - 大分港駅間が廃止(撤去は1987年)[5]。
1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、九州旅客鉄道(JR九州)・日本貨物鉄道(JR貨物)の駅となる[6]。
1990年(平成2年)3月9日:駅構内の上り線と引き込み線との分岐器付近にあるレール継目を固定するボルトが7本引き抜かれる事件が発生[7]。
2012年(平成24年)12月1日:ICカード「SUGOCA」の利用が可能となる[8]。
2023年(令和5年)10月1日:JR九州サービスサポートによる業務委託駅から[9]九州旅客鉄道本体による直営駅へと変更される[10]。
駅東側の国道10号(別大国道)上に路面電車大分交通別大線の「西大分電停」が1972年(昭和47年)まで存在した。 島式ホーム1面2線と貨物用ホーム1面2線の設備を有する地上駅[1]。駅舎と旅客ホームは跨線橋で連絡している[1]。ホームのない側線が下り線外側に2本、上り本外側に3本ある[11]。木造駅舎を有する。 JR九州旅客鉄道本体が運営する直営駅だが、駅長の配置はない。きっぷうりばが設置されている[12]。 ICカードSUGOCAは出入場とチャージのみ対応[13]。 番線路線方向行先 ※旅客案内上ののりば番号が設定されていないため、運行取扱上の番線番号[11]で表記している。 駅舎の東南側(旅客ホームの北東側)に、JR貨物が使用する1面2線のコンテナホームがある[11]。貨物列車専用の着発線はなく、上下本線の外側にそれぞれ並行する線路はいずれも側線である[11]。下り側の側線の1本がコンテナホームに接し、荷役線となっているほか、コンテナホームの外側にもう1本の頭端式の荷役線がある[11]。これらの側線には引き上げ線を介して入線する[11]。コンテナホームはコンテナ列車が編成ごと入線できる長さはなく、編成の分割や、荷役作業に合わせた編成の移動を要し、これらの作業に入換動車(小型ディーゼル機関車)が使用されている[14]。2021年(令和3年)9月にはDB500形ディーゼル機関車51・52号機が配置され、それまでの入換動車が置き換えられた[15]。 駅本屋上り方の構内には2階建ての総合事務所が設けられており[16][17]、営業窓口であるJR貨物大分・宮崎営業所[18]や、乗務員基地機能を有する大分総合鉄道部[19]が入居する。 入換作業(入換動車の運転を含む)やコンテナ積み降ろし作業は、JR貨物グループ企業のジェイアール貨物・九州ロジスティクスが行う[20]。 昭和40年代にコンテナ輸送が急激に伸び、活況を呈した[注釈 1]。当時のコンテナ輸送のうち、発送貨物(36,000トン)は主に住友化学の薬品や昭和電工のポリエチレン輸送であり、到着貨物(58,000トン)は引越や合板、菓子類であった[21]。 かつては、駅の南にある富士紡績大分工場(現・フジボウテキスタイル大分工場)への専用線があった[22]。また、東側から分岐して大分港まで伸びる貨物線(大分港臨港線)も存在していた。大分港臨港線は西大分駅から大分港駅まで2.0kmを結ぶ貨物線であったが、1987年に撤去された[5]。
駅構造
のりば
(3)■日豊本線下り大分・佐伯方面
(4)上り別府・小倉方面
ホーム(2012年8月)
貨物取扱
Size:68 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
担当:undef