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西口プロレス(にしぐちプロレス、West Gate Wrestling Federation)は、お笑い芸人たちによる、お笑いプロレス団体[1]。略称は西プロ、WGWF。 ギャグレスラーである長州小力曰く、「お笑いブームを3回くらい逃しちゃった芸人たちがシャレでやっているプロレスごっこ」。プロレスの定義はスポーツ(格闘技)なのかエンターテイメント(ショー)なのかあいまいな部分があるが、西口プロレスの場合、ほぼ100%エンターテイメントである。もっとも、試合中にはパワーボム、コブラツイスト、サソリ固め、延髄斬りなど、プロレス技もふんだんに織り込まれており、スポーツ性が皆無という訳でもない。初期には手違いからプレイガイドのスポーツ枠に選別され、観戦者から激怒されたこともあるが、長州小力は一貫してプロレスの枠内であることを否定しており、プロレスという設定を使った「プロレスコント」であるとしている[2]。 西口プロレスはあくまでも芸人の趣味の延長で行われているイベント名であり、芸能事務所ではない。2006年に西口エンタテインメントとして事務局を設立後は、アントニオ小猪木や長州小力らフリーランスだった芸人が所属。主催ライブ「西口寄席」を開催、関連グッズの通信販売などが行われており、芸能プロダクション的な活動を行っている。 元々、浅草や新宿のストリップ小屋の幕間に、芸として芸人同士がプロレスごっこを演じていたところ、思いがけず客からの評判が良かったため、団体旗揚げへと話が発展する。 2001年2月、新宿のプーク人形劇場で旗揚げ戦を開催。リングを持っていなかったため、ありったけの布団を重ねてマットの代わりにするという悲哀を味わっている。団体名の西口プロレスはプーク人形劇場が新宿駅西口に近いからという理由らしいが、実際には同劇場は新宿駅西口よりも南口の方が近い(新宿マインズタワーと至近距離にある)。その後、月に1回の大会開催頻度(団体構成員のほとんど全員が芸人が本業であるため)であるにもかかわらず、口コミで客が増えてゆき、公演会場も徐々に大きくなっていった。 そして、2005年初頭に所属レスラーの長州小力がブレイクした事により、その存在がマスコミに知られたことから、1000?2000人クラスの会場をも満員にするほどの集客力を持つに至り、2006年にはプロレスの聖地である後楽園ホール進出も果たした。ちなみに、長州小力の最大の持ちネタである「小力パラパラ」は団体旗揚げ直後から行われていた。また、ハッスルマニアが成功したことで、エンターテイメントプロレスの需要を見込んだLLPWの神取忍がエンターテイメントに特化した西口プロレスと組み、LLPWと西口プロレスの合同興行を東京武道館で行った。さらに、2007年には日本テレビにて地上波放送が実現した[3]。 なお、2005年には、かつて新日本プロレスに所属していた橋本真也が、西口プロレスのリングに(正式な試合ではないものの)上がった。これはバラエティ番組『ロンドンハーツ』の企画の一環(「ブラックメール」にはまった罰ゲームとして、橋本が小力にお仕置きをする、というもの)として行われたものであるが、この収録の後に橋本が急逝する(収録された物は橋本が急逝した直後の7月19日に放送された)。長州小力は元々長州力のものまねで「しゃあ! この野郎!」、「お前橋本か?」、「てめえ! 橋本っ! 橋本っ!」、「キレてないですよ」、「俺キレさせたら大したもんだ」などと演じていたが、橋本の死後は、長州の橋本を探すネタは見られなくなった。 2008年4月よりほぼ3ヶ月に1回の割合で、著名なお笑い芸人や本職のプロレスラーも交えた「西口DXプロレス」と称するプレミアム公演をShibuya O-EASTで開催。さらに、ぴんぽんず「最高」CEOを最高責任者とし、ばってん多摩川をエースに置いた若手興行である西口ドアを、阿佐ヶ谷ロフトAを拠点に定期的に開催している。こちらはリングを使わないマットスタイルの試合で、ばってん多摩川の他によしえつねお
概要
歴史
2008年9月大会【遊びゴコロと秋の空】に於いて、日本プロレス界永遠のテーマである【新日本プロレスvs全日本プロレス、どちらが強いのか?】を西口流にオマージュした【新西口プロレス】(アントニオ小猪木、長州小力、ハルク・コヤマサン、ハチミツ真也、タイガーキッド)対【全西口プロレス】(ジャイアント小馬場、三沢が光晴、ユダン・ハンセン、ブルーザー・デブロディ、アブドーラ・ザ・ブッチャン)を開催し、お笑いプロレスではない本物のプロレスファンの間で話題を呼び、超満員札止めとなる。
各々の選手は試合開始直前までシークレットとされ、入場時に掛かるテーマ曲で初めてどんな選手が登場するかがわかる演出が採用され、爆勝宣言、スパルタンX、お前は虎になれ、サンライズなど往年の入場テーマが流れる度に会場は大きなどよめきと歓声に包まれ、ユダン・ハンセンを演じたラブセクシー乙羽屋は後日、あまりの盛り上がりにバックヤードで武者震いしたと回顧している。
試合は3本勝負で行われ、2対1で新西口プロレスが勝利を収めた。この時に登場した各キャラクターはその後も度々登場するヒット商品となる。
2009年5月にはみちのくプロレスとの東北コラボツアーを敢行する(みちのくプロレス提供、西口プロレス提供、混合マッチ等)。上記以外のプロレス団体とも、インディや女子プロレス中心に盛んにコラボを行っており、さらにはメジャー団体として知られる全日本プロレスのお笑い系王座であるF-1タッグ王座にも参加し、長州小力がタイトルを獲得している(パートナーは浜亮太)[4]。
月1回「西口寄席」と称したプロレス形式でないお笑いライブも開催している。
2011年11月から2015年3月、2018年11月から2019年には日テレG+が放送権を獲得し、「劇闘!? 西口プロレス」のタイトルで放送開始[5]。その関係からか2012年7月の興行ではプロレスリング・ノアからモハメド・ヨネと石森太二が告知を兼ねて来場した。
2017年3月28日、試合を観戦に来ていた哀川翔がリングに上り、当時長州小力が保持していた"小IWチービーチャンピオンベルト"への挑戦を表明し、哀川と西口プロレスの抗争がスタート。数ヶ月後、それまで未定となっていた哀川の参戦する大会が発表されると、該当大会のチケットは即完売した。
10月31日大会【ところがどっこい西口プロレス】に於いて、哀川翔が西口プロレス初参戦。あいかわい翔、花香よしあき、と言った偽・哀川軍団とともにタイガーマスクの覆面を被った謎の人物を引き連れて登場した。タイガーマスクの正体は勝俣州和であり、哀川のパートナーとして西口プロレスとの抗争に加わる事になる。マスカラスばりのフライングボディプレスで小力に勝利してベルトを奪取した哀川は、夢だったプロレスデビューが出来た事の感謝と、プロレスが予想以上にキツイ種目であった事を述べた。また、抗争の続編として、哀川翔&勝俣州和 vs 長州小力&アントニオ小猪木が発表され、こちらも超満員札止めとなる。
2018年6月26日大会【通告。遊びじゃないんだ!】に於いて、哀川翔と勝俣州和が再び西口マットに登場、タッグマッチで行われた試合は、前回とは見違える程のスタミナを付けてきた哀川軍に終始試合をリードされるも、小猪木が勝俣から延髄斬りで勝利。