西出雲駅*
南口(2007年9月)
にしいずも
Nishi-Izumo
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西出雲駅(にしいずもえき)は、島根県出雲市知井宮町嘉儀にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)山陰本線の駅である。
事務管コードは▲640742[2]。特急「スーパーまつかぜ」が1往復停車する。
歴史
1913年(大正2年)11月21日:国有鉄道山陰本線の出雲今市駅(現・出雲市駅) - 小田駅間延伸時に知井宮駅(ちいみやえき)として開業[3]。客貨取扱を開始[3]。
1982年(昭和57年)7月1日:伯耆大山駅より当駅まで電化。
1986年(昭和61年)
11月:特急「やくも」の一部が当駅発着に変更(当駅 - 出雲市駅間は普通列車)。
11月1日:貨物取扱を廃止[4]。駅員無配置駅となる[5]。
1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道が継承[3]。
1990年(平成2年)3月10日:再び無人駅化[6]。
1993年(平成5年)3月18日:西出雲駅に改称[1]。
2008年(平成20年)3月15日:特急「スーパーまつかぜ」の一部(1往復)が当駅に停車。快速「とっとりライナー」の当駅 - 出雲市駅間を廃止。
2010年(平成22年)3月13日:快速「通勤ライナー」の当駅 - 出雲市駅間を廃止。
2013年(平成25年)11月21日:開業100周年記念イベントを開催。
駅構造ホーム(2010年12月)
島式ホーム1面2線を持ち、行き違い設備を有する地上駅。このほかにもう1つ着発線があるが、回送列車の待機用でプラットホームはない。線路は東西方向直線に延びており、その南北から跨線橋でホームへと通じている。
松江駅管理の無人駅で、跨線橋内部に自動券売機が設置されている。駅舎はかつて北口側にあったが取り壊され、現在では南口側に待合室程度の駅舎が設けられている。 のりば路線方向行先 北側のホームが1番のりばである。列車運転指令上では、北側から となっている。なお、1番のりばの出雲市駅方向に、工事用車両を留置するための材料線と安全側線が設けられている。 益田方に後藤総合車両所出雲支所がある。このため、伯備線から続いている電化区間は本線上は西出雲駅までだが、実際は後藤総合車両所出雲支所まで電化架線が続いている。また、当駅から西側の起点である幡生駅までは全て非電化となっており、伯耆大山駅から続く電化区間もここまでとなっている。 2020年度の1日平均乗車人員は257人である。2004年度は248人、1994年度は173人、1984年度は100人だった。 近年の1日平均乗車人員は以下の通りである[7]。 乗車人員推移 ※特急「スーパーまつかぜ」(当駅には4号・9号の1往復のみ停車)の隣の停車駅については、列車記事を参照のこと。
のりば
1D 山陰本線上り出雲市・松江方面
2下り大田市・江津方面
1番線(1番のりば) - 上り本線
2番線(2番のりば) - 下り本線兼上り副本線
3番着(旅客ホーム無し) - 上下副本線
付記事項
利用状況
年度1日平均人数
1999193
2000205
2001192
2002193
2003213
2004248
2005226
2006233
2007254
2008259
2009276
2010268
2011301
2012280
2013308
2014292
2015301
2016278
2017288
2018284
2019312
2020257
駅周辺
北口
知井宮郵便局
山陰合同銀行知井宮出張所
島根中央信用金庫出雲西支店
出雲西高等学校 - 山陰本線の南に立地しているものの、周辺道路の関係で北口を利用した方が行き易い。同校のインターアクト部が、当駅の清掃ボランティアをしている事がある。
出雲市立河南中学校
出雲市立神戸川小学校
真幸ヶ丘公園
出雲市民リハビリテーション病院
南口
出雲ゆうプラザ - 温水プール施設
ホテルサンヌーベ
島根農業技術センター
しまね花の郷 - トキの分散飼育施設を併設
島根県立こころの医療センター
隣の駅
西日本旅客鉄道(JR西日本)
D 山陰本線出雲市駅 - 西出雲駅 - 出雲神西駅なお、出雲市駅との間には神戸川が流れている。
その他
当駅構内は電化されているものの、停車する列車は多くが気動車である。客の乗り降りを行う電車は、米子駅と当駅を結ぶ列車が数本あるのみであり、特急「やくも」に関してはすべて回送である[8]。2006年3月18日のダイヤ改正で出雲市駅 - 当駅間での気動車列車の回送列車について、客を乗せる形に変更され、最終が日付を越えるようになった。
後藤総合車両所出雲支所が隣接している関係で、電車化されて以降の「やくも」の一部が回送扱いを兼ねて当駅までの普通列車だったほか、1987年10月から1988年3月までの一時期、東京発出雲市行き寝台特急「出雲3号」は出雲市到着後、そのまま普通列車となって当駅(当時の駅名は「知井宮」)まで運転していた[9]。昼行特急の末端区間を普通として運転する例はいくつかあるが、寝台特急の末端区間を普通として運転した例は他にない。その後、普通列車化されない形で、浜田・益田方面を発着する特急列車が1往復停車するようになった。
かつては駅の南西側に工場があり、この工場からの貨物が当駅を通じて出ていたが、貨物取扱が廃止された後に工場もなくなり、その跡地は現在、住宅地となっているため、当時をしのぶことはできない。また、かつては線路の北側にのみ駅舎があり、南側は田園風景が広がっていた。その後、先述の工場廃止などを受けて地域再開発がなされ、次第に駅南側が現在のように整備されていった。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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