西ミンドロ州
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西ミンドロ州

西ミンドロ州の印章

フィリピン内における西ミンドロ州の位置
地方ミマロパ地方 (Region IV-B)
州都マンブラオ
地方自治体 
 - 独立市0
 - 構成市0
 - 町11
 - バランガイ162
 - 選挙区オクシデンタル・ミンドロ州選挙区
人口
 - 2007年調査421,592 (58位)
独立市含む:
421,592 (60位)
 - 人口密度71.9/km2 (71位)
独立市含む:
71.9/km2 (71位)
面積
 - 総計5,865.7 km2 (14位)
独立市含む:
5,865.7 km2 (16位)
設立1955年
言語タガログ語
知事Josephine Ramirez Sato

西ミンドロ州(にしミンドロしゅう、Province of Occidental Mindoro)またはオクシデンタル・ミンドロ州は、フィリピン北部ミマロパ地方(MIMAROPA, Region IV-B)に属するである。ミンドロ島の西半分を占め、東半分はオリエンタル・ミンドロ州で、西にはミンドロ海峡を挟みパラワン州、北にはルバング諸島があり、この島々はオクシデンタル・ミンドロ州の州域内である。また、ベルデ島水路を挟みカラバルソン地方バタンガス州と隣接する。

面積は5,865.7km2、人口は487,414人(2015年)、州都は地方自治体(municipality)の1つマンブラオ(Mamburao)であり、州内には都市はない。州内最大の町は、南部にあるサンホセである。1960年以前は州都であったほか、現在でも経済・農工業・観光の中心地で、サンホセ空港や港湾で他地域と結ばれている。

オクシデンタル・ミンドロ州は農業地域で住民と季節労働者の大部分がコメ生産で主に生計を立てている。トウモロコシタマネギニンニクの生産も盛んでコメに次ぐ州の重要な輸出品である。林産資源が豊富でマホガニーなどの耐久性が高い木材で有名である。農林業以外では、鉱山クロム石灰石宝飾用の緑色岩の採掘が行なわれている。州には大規模な製造業がなく政府が州内最大の雇用者である。民間最大の雇用者は、150人を雇用するオクシデンタル・ミンドロ電力協同組合(Occidental Mindoro Electric Cooperative, OMECO)である。

近年大規模な森林の伐採で州内の河川の水量が減少し、灌漑用水の不足が深刻化してコメの生産に打撃を与えている。
行政区分

オクシデンタル・ミンドロ州は11市町に分割される。

市町バランガイ数面積
(km2)人口
(2000年)人口密度
(km2あたり)所得階層
(2004年)
アブラ・デ・アイログ9533.7022,21241.6第4階層
カリンターン7382.5023,50361.4第4階層
ロオク990.409,132101.0第5階層
ルバング16250.0622,89691.6第4階層
マグサイサイ12296.7028,74096.9第4階層
州都マンブラオ15339.5030,37889.5第4階層
パルアン12565.4012,02321.3第4階層
リザル11242.5029,785122.8第4階層
サブラヤン272,188.8063,68529.1第1階層
サンホセ38551.93111,009201.1第1階層
サンタクルス11438.4126,88761.3第3階層


日本との関係

ミンドロ島は、太平洋戦争中の1944年12月に旧日本軍アメリカ軍によって戦われたミンドロ島の戦いの舞台となった。戦争当時の様子は旧日本軍のミンドロ島守備隊に所属しアメリカ軍の捕虜となった大岡昇平の小説『俘虜記』に記されている。ミンドロ島からは戦後10年以上が経過した1956年に4人の旧日本軍残存兵が帰国した。ルバング諸島主島のルバング島は、第二次世界大戦の最後の投降兵、旧日本陸軍少尉・情報将校、小野田寛郎が戦後29年が経過した1974年に投降するまで終戦を信じず潜伏していた島として知られている。










フィリピン地方
ルソン

I ? イロコス地方

北イロコス | 南イロコス | ラウニオン | パンガシナン

II ? カガヤン・バレー地方

バタネス | カガヤン | イサベラ | ヌエヴァ・ヴィスカヤ | キリノ

III ? 中部ルソン地方


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