褥瘡
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褥瘡

Progression of ulcers
概要
診療科皮膚科学
分類および外部参照情報
ICD-10L89
ICD-9-CM707.0
DiseasesDB10606
eMedicinemed/2709
MeSHD003668
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褥瘡(じょくそう、: Bedsore, Pressure sore, Pressure ulcer、: Decubitus ulcer)は、臨床的には、患者が長期にわたり同じ体勢で寝たきり等になった場合、体と支持面(多くはベッド)との接触局所で血行が不全となって、周辺組織に壊死を起こすものをいう。一般には床ずれ(とこずれ)とも呼ばれる。「褥創」と書かれることもあるが、日本褥瘡学会は、「創」の字が局所的な創傷を表すのに対し「瘡」の字が全身的な病態を表すとして、後者の使用を推奨している。

褥瘡は偶発性(または突発性)褥瘡と尋常性褥瘡に大別して考察される。前者は健康な個体に一時的な外力が加わって形成されるものとされ、その負荷が除去されれば速やかに治癒が得られるものである。これに対し後者は慢性的に経過し難治であり、そのような治癒遷延をきたすなんらかの要因を持つ患者群に好発・集積する傾向のあるものを言う。以下で考察するのは、主として後者であるが、その前提として正しい鑑別診断が行なわれていることが必須である。
発生病理

多くは下記好発部位に示すように、人体の生理的な骨性隆起部周辺の皮膚・軟部組織に圧迫・伸張・摩擦が外力によって生じ、その結果、組織の微小循環が不全となって壊死が起こり、その部の組織欠損・皮膚潰瘍を生じたものである。
原因

褥瘡の原因としては外的因子と内的因子に大別される。
外的因子

外的因子は、外力に対して組織内部に発生する内力としての応力が主たるものである。

身体とベッドなど支持面との接触部分にかかる応力は2つに分けて考察される。

組織に垂直に作用する圧力(いわゆる「体圧」)に対して生ずる圧縮応力

組織と支持面の間の摩擦・ずれにより生じる引っ張り応力・剪断応力

内的因子

内的因子は、加齢、低栄養、麻痺乾皮症などの皮膚の状態など多岐にわたる。

通常行われる検査は、血液像(特に貧血の有無)、血清アルブミン、血中の亜鉛の定量などで、低栄養がある場合はその改善を図るべきである。

予防

褥瘡は、やむを得ない発生事例もあるとはいえ、予防の余地の大きい疾患である。

褥瘡のケアの基本は、除・減圧(支持面の調整と体位変換)、皮膚面の保湿と保清(清潔)、栄養管理が主体となる。入浴(不能な場合はせめて足浴)は創の有無を問わずおおいに推奨される。また、水出納の管理(脱水予防)も含め、近時では
管理栄養士の役割が飛躍的に重要となっている。他に重要な関連職種として、薬剤師リハビリテーション療法士があげられる。

褥瘡が起こりやすい人を評価し発生の予測を行なう目的で、ブレーデンスケール(米国式)・OHスケール(大浦・堀田による)・K式スケール(金沢大学式褥瘡発生予測尺度)などが用いられている。

体圧分散寝具を使用する。メディカルムートン(羊毛皮)・ウレタンフォーム(単独・複合)マット・エアマット(圧切換型・静止型)・ウォーターマット・高機能寝台(自動体位変換)などがある。

定期的に十分な体位変換を行う。2時間ごとが基本とされるが、最近では上記の体圧分散寝具を使用した上で、4時間あるいはそれ以上の間隔で行なわれる場合もある。最近では褥瘡などの創傷治癒に特化した皮膚・排泄ケア認定看護師がいる。また日本褥瘡学会では独自に褥瘡認定師の制度を2007年から発足させている。

好発部位

仰臥位後頭部肩甲骨部、肋骨角部、脊柱棘突起部、仙尾・仙腸部、踵骨

側臥位::側頭部、耳介、肩峰部、肩甲骨部、肋骨角部、腸骨稜部、大転子部、腓骨頭部、内・外踝部

座位・車椅子移乗時:尾骨部、坐骨

評価

一般にDESIGN(デザイン)分類が使われる。この分類は、定性的な重症度評価のための尺度(D:深さ・E:浸出液の多寡・S:大きさ・I:感染の有無・G:肉芽組織の性状・N:壊死組織の有無 に加えて、P:ポケットの有無の6項目で評価するもの)と上記6項目に半定量的に評点を付加する経過評価用尺度の2者で構成されている。従来の2002年版と、評点に重みを入れたDESIGN-Rと呼ばれる2008年版の評価方法の2種類がある。詳細は褥瘡学会HPを参照されたい。
進行度による分類褥瘡の進行度による分類


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