複式簿記
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会計
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複式簿記 - 単式簿記
後入先出法 - 先入先出法
GAAP / US-GAAP
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複式簿記(ふくしきぼき、: Double-entry bookkeeping system)とは、簿記において、全ての簿記的取引を、その二面性に着眼して記録していき、貸借平均の原理に基づいて組織的に記録・計算・整理する記帳法のことをいう。.mw-parser-output .side-box{margin:4px 0;box-sizing:border-box;border:1px solid #aaa;font-size:88%;line-height:1.25em;background-color:#f9f9f9;display:flow-root}.mw-parser-output .side-box-abovebelow,.mw-parser-output .side-box-text{padding:0.25em 0.9em}.mw-parser-output .side-box-image{padding:2px 0 2px 0.9em;text-align:center}.mw-parser-output .side-box-imageright{padding:2px 0.9em 2px 0;text-align:center}@media(min-width:500px){.mw-parser-output .side-box-flex{display:flex;align-items:center}.mw-parser-output .side-box-text{flex:1}}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .side-box{width:238px}.mw-parser-output .side-box-right{clear:right;float:right;margin-left:1em}.mw-parser-output .side-box-left{margin-right:1em}}ウィキブックスに簿記/複式簿記の組織/複式簿記の基礎関連の解説書・教科書があります。
概要

取引の二面性というのは、簿記的取引には原因としての側面と結果としての側面があること、例えば建物の現金による購入という1つの取引においては、建物の増加(資産の増加)という側面と現金の減少(資産の減少)という2つの側面があることを意味する。複式簿記ではこの取引の二面性に着眼し、資産負債純資産費用又は収益のいずれかに属する勘定科目を用いて借方と貸方に同じ金額を記入する仕訳と呼ばれる手法により記帳がなされる。

複式簿記では1つの取引における取引金額を、取引の原因と結果の観点から借方貸方[注 1]に振り分け、それぞれ同一金額を記録してゆくことになるので、最終的に借方貸方の合計額は常に一致することになる。これを貸借平均の原理という。

複式簿記は単式簿記よりも手順としては複雑になるが、資金の収支に限らず全体的な財産の状態と損益の状態を把握できるという利点がある。

今日、単に簿記といえばこの複式簿記を指す。会社の決算報告では複式簿記の原則により作成された損益計算書貸借対照表の公表が義務付けられている。
歴史詳細は「会計史」を参照

複式簿記の起源は諸説あり、古代ローマ説、12世紀頃のアッバース朝説、13世紀末期から14世紀初頭のイタリア説などがある[1][2]。その中で有力なものがイタリア説である。イタリアの都市国家において、以下のような段階をへて複式簿記が生成されたといわれる[3]

(1) 12世紀の共同組合と会計実務:12世紀からフィレンツェヴェネツィアジェノヴァなどの都市国家が地中海の貿易で栄え、海上貿易のリスクを分散するために共同組合を作った[4]

(2) 13世紀のコンパーニアとビランチオの生成:海上貿易の増加でヨーロッパ各地の陸上貿易も活発になり、共同組合は次第に長期化し、フィレンツェを中心にコンパーニアと呼ばれる貿易商・両替商・銀行の組織が結成された。コンパーニアのメンバーで利益の計算と分配をするために、ビランチオと呼ばれる財務表が作られた[5]

(3) 14世紀前半のコンパーニアの多拠点化と多帳簿記帳実務:大規模な商会や銀行は遠隔地に支店を持ち、支店の責任者は本店に経営と財務を報告した。組織の大規模化によって、業務ごとに帳簿が作られるようになり、基礎帳簿、補助帳簿、最終帳簿という細分化も進んだ[6]

(4) 14世紀末の独立拠点と複式簿記の要件を満たす実務:大規模化した商業組織は、全ての会計実務を各地の支店に任せるようになり、支店が1年ごとに帳簿を区切って決算報告書を作成する体系が整うと、収益勘定と費用勘定で計算する利益と、ビランチオで計算する利益を一致できるようになり、複式簿記の原理も整った[7]

(5) 15世紀の持株会社形態の組織と複式簿記の運用:メディチ銀行は、支店と本店を別々のコンパーニアとして、各支店の出資比率は本店が過半数を持って支配した。各支店では帳簿を1年ごとに締め切って決算報告書を作成し、本店では支店ごとの利益を計算して出資者間で分配した。これは現在の連結決算にも類似した方法であり、複式簿記がこの時点で確立されていた[8]

世界で最初に出版された複式簿記の理論書は、1494年にイタリアの商人出身の数学者ルカ・パチョーリ(1445年ごろ - 1517年)によって書かれた「スムマ」(算術・幾何・比及び比例全書)と呼ばれる本の中の「簿記論」である。それは当時行なわれていた簿記についての理論的解説である。その後複式簿記は広くヨーロッパで行われた(このため、「イタリア式簿記」又は「大陸式簿記」とも呼ばれている。「複式簿記」の命名者であるベネデット・コトルリも参照)。

17世紀経済の中心がオランダに移ると期間計算の概念が生じる。19世紀イギリスにおいて現金主義から発生主義に移行し現代会計の基本が形成される[9]


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