補助通貨
[Wikipedia|▼Menu]
.mw-parser-output .hatnote{margin:0.5em 0;padding:3px 2em;background-color:transparent;border-bottom:1px solid #a2a9b1;font-size:90%}

「補助通貨」はこの項目へ転送されています。その他の用法については「補助貨幣」をご覧ください。

通貨の補助単位(つうかのほじょたんい)とは、各国の通貨の取引において、1通貨単位未満の金額や、多額の金額を、簡単な数字で表すために使われる単位である。現在ではそのほとんどが1通貨単位の100分の1である。硬貨により流通することが多いが、補助単位の価値が日常取り引きされる金額の最小単位より小さい場合には、この補助単位は用いられないこともある。

例えば、かつての日本の補助単位はおよびであったが、1953年に施行された小額通貨整理法により、同年末をもって1円未満の通貨の通用が廃止されたため、現在の日本円に補助単位は存在しない。ただし、廃止以降も為替日経平均株価の1円以下の端数表示には銭が用いられている。
通貨の補助単位の表記日本の3円80銭切手1948年発行)このように補助単位部分に下線が引かれている

通貨単位と補助単位を書く。(単位は略号を用いることもある)
例:12円38銭、1Bs 50ctv

小数を用いる。(小数点は国により異なる)
例:12.38円、1,50Bs

上付き文字を用いる。
例:1238円、Bs 150

補助単位部分には1238のように下線または二重下線を引くこともある。

主な通貨と補助単位の対応

通貨補助単位
(特記のないものは1/100)
(1/1000)
(?、圓)角(1/10)、
ウォン(圓)チョン(錢,銭)
ドン(銅)ハオ(毫)(1/10)、シュウ(枢)
庫平両(銀両)()銭(1/10)、分
江戸時代[1](1/4)、(1/16)、一文(1/1000)
銀匁(江戸時代)[2](1/10)、(倍数単位:1000匁)、枚(倍数単位:43匁)、(御定相場では1匁=1/50両および1/60両、両替相場により変動)
(江戸時代)貫文(倍数単位:1000文または960文、両替相場により1/4両から1/10両)、(御定相場では1文=1/4000両、両替相場により1文=1/4000両から1/10000両で変動)
両(甲州金)分(1/4)、朱(1/16)、朱中(1/32)、糸目(1/64)、小糸目(1/128)、小糸目中(1/256)
ドル
ユーロ
シリング
ランド
ルピースリランカセント
ドルアメリカ合衆国ダイム(1/10)、セントミル(1/1000)
ペソ
レアル
ボリビアーノ
メティカルセンターボ
ソルセンティモ
ポンドイギリスペニー
1971年まではシリング(1/20)、ペニー(1/240)、ギニー(21/20)
フラン
ディルハムモロッコサンチーム
スイス・フランラッペン(ラップ、サンチーム、チェンテージモ)
チェコ・コルナハレル
クローネオーレ
フォリントフィレール
リアルイラン)ディナール
ポンドエジプト[注釈 1]シリア)ピアストル[注釈 2]
リライタリア)チェンテージモ
リラトルコ)クルシュ
リラマルタセントミル(1/1000)
ディナールフィルス
ルピーインド
タカパイサ
ルピア
リンギットセン
バーツサタン
ディルハムUAE)フィルス


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:13 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef