裏切りは僕の名前を知っている
[Wikipedia|▼Menu]

裏切りは僕の名前を知っている
ジャンル
ダーク・ファンタジー
漫画
作者小田切ほたる
出版社角川書店
掲載誌月刊Asuka
レーベルあすかコミックスDX
発表号2005年11月号 - 2017年6月号
巻数全13巻
アニメ
原作小田切ほたる
監督桜美かつし
シリーズ構成高橋ナツコ
脚本高橋ナツコ、渡邊大輔、ハラダサヤカ
キャラクターデザイン中山由美松浦麻衣
音楽海田庄吾
アニメーション制作J.C.STAFF
製作「裏僕」製作委員会
放送局放送局参照
放送期間2010年4月11日 - 9月19日
話数全24話
ゲーム:裏切りは僕の名前を知っている
-黄昏に堕ちた祈り-
ゲームジャンルアドベンチャーゲーム
対応機種PlayStation 2
発売元角川書店
プレイ人数1
発売日2010年10月28日
その他化粧箱、シチュエーションCD付属(DXパック)
コミックス8巻との連動キャンペーンあり
テンプレート - ノート
プロジェクト漫画アニメ
ポータル漫画アニメ

『裏切りは僕の名前を知っている』(うらぎりはぼくのなまえをしっている)は、小田切ほたるによる日本漫画作品。通称『裏僕』。『月刊Asuka』(角川書店)にて、2005年11月号から2017年6月号まで連載された。

10巻は限定版(特装表紙、ドラマCD、トートバッグ)が通常版に先行して予約発売された。11巻発売時には単行本帯に全巻違った着ボイスをダウンロードできるQRコードが付随した。

2010年4月11日から9月19日までテレビアニメが放送された。また、ゲーム化に加え、3度にわたり舞台化された。

本作は耽美な世界観のもと、輪廻転生を繰り返しながら悪魔と戦う人々を描いた、基本的には女性向けの作品である。作者が腱鞘炎等の治療に専念するため長期休載していたが、2017年に一旦完結した。
あらすじ

千年以上昔の『黄泉の落日』から敵対関係にある、特殊能力を持つ『祇王一族』と『悪魔(デュラス)』。その戦いは数百年ごとに繰り返されていた。

養護施設で生活する天涯孤独な高校生・桜井夕月は、時折触った相手の感情を読める特殊な能力を持っていた。そんな彼の前に現れた、どこか懐かしさを感じる美貌の青年『ゼス』。ゼスは夕月に、死を招く紅い月の夜、“ワルプルギスの夜”には外に出てはならないと忠告する。

ある日、夕月のもとへ祇王天白と名乗る人物が訪れ、夕月が特殊な能力を持つ一族・『祇王家』の人間であること、自分達の仲間の所へ来てほしいということを告げる。当初は拒む夕月だったが、自らの運命を受け入れ、祇王一族と共に『悪魔(デュラス)』と戦うことを決意する。
登場人物

声優は、ドラマCD版・テレビアニメ版共通。舞台は、舞台版キャストで特筆がなければ全公演に出演。
主要人物
祇王 夕月(ぎおう ゆき)
声 -
保志総一朗[1] / 幼少時代 - 田中晶子 / 舞台 - 大河元気4月21日生まれ(朝陽院に拾われた日)。牡牛座、16歳。O型。身長169cm。高校1年生。趣味:武道の稽古、囲碁、将棋(院長先生直伝)。囲碁・将棋部所属。好きな食べ物:白いご飯、魚。嫌いな食べ物:酢の物[2]祇王天白に弟として引き取られるまで、姓は『桜井(さくらい)』であった(由来は不明)。本作の主人公。生まれたばかりの頃に朝陽院の前に捨てられ、以後15年間そこで育つ。時折触れた人の感情を読んでしまう能力を持ち、それによって随分苦しんだこともあったが、真っ直ぐに成長した。しかし、脅迫状が届き始めた頃から感情の高ぶりを抑えられなくなると、無意識のうちにテレキネシスを発動させ、孤児院のガラスを割ってしまったり、教室の蛍光灯を割ってしまったりと新たな悩みを抱えることに。年少児への面倒見もよいことから孤児院の先生たちには頼りにされ、子供達にも慕われる。だが、ほとんど表には出さないだけで、心の奥底には「自分は要らない子供だったのではないか」という疑念を抱え、自分を「必要」とする場所に執着していた。そのため、天白が彼を引き取りに訪れてからは、孤児院から離れることをためらっていたが、ワルプルギスの夜の事件を機に、孤児院の子供たちをこれ以上巻き込まないためにもと一族へ合流した。お人好しで天然気味な性格だが、意志が強く仲間想い。ルカたちの掛け合いに対して呆れる一面も。学業成績も優秀。院長の手ほどきで将棋武道を嗜み、アニメ版では武道系の大会で3位入賞しているなど、その腕前はかなりの模様。悪意を持って迫ってくる者に対して「手荒なことはしたくない」と言いながらも、反射的に武道の技をかけてしまう癖がある。癒しの力『神の光』の能力者で、悪魔に負わされた傷は夕月にしか治すことができない(なお、味方(祇王一族)から受けた傷は癒せない)。ツヴァイルトにとっては悪魔から守る対象であり、悪魔と戦う時の要となる存在。手ずから作った物は「お守り」になるため、ツヴァイルトには守護石を中心に飾った十字架のペンダントを、ルカには守護石が分からなかったため中心部が薔薇の飾りになった十字架のペンダントを作って渡している。天白に引き取られてからは、十瑚や九十九といった学生ツヴァイルトのほとんどが通う泉摩利学園高等部へ転入。将棋を嗜んでいたため天才美少年プロ棋士として名高い黒刀のことは知っていたが、芸能人であるリアと斎悧のことは知らなかった。前世の記憶はほとんどないが、初めて会った時からルカに対しては懐かしさを憶えており、心を許している。最初は自身の能力をうまく使えず、感情が高ぶった時などに無自覚に暴走させたこともあるが、ある事件をきっかけに意図的に結界を張ることが出来るようになった(アニメでは彼が結界を張る描写はない)。また、戦闘においては、直感的に防御の術や癒しの術を発動させることがある。なお、京都で愁生発見時にも、愁生が張った緊急避難用の結界を解除するという高度な術を発動させた。


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:134 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef