行司
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行司
37代式守伊之助(後の35代木村庄之助

行司(ぎょうじ)とは、大相撲において、競技の進行及び勝負の判定を決する者、またはそれを行う者である[細則 1]
概要

行司は、両力士土俵に上ってから競技を終えて土俵を下りるまで、その進退に関して一切の主導的立場にある[細則 1]。相撲勝負の判定を公示するため、行司は勝ち力士出場の東又は西に軍配を明白に差し上げることによって、勝負の決定を示し、両力士立礼の後、勝ち力士に勝ち名乗りを与えて競技の終了を示す[細則 2]。土俵上での役割に加え、他にも番付を書く、場内放送を行うなどの仕事がある。

英語では、日本語からの音写によりgy?jiと呼ばれるか、あるいは意訳によりrefereeと訳される。
役割

取組を裁く(取組の進行および勝負の判定を行う)ことばかりが目立つが、その他にも土俵入りの先導、土俵祭司祭、本場所・花相撲および巡業先の場内放送、取組編成会議番付編成会議の書記、割場、引退襲名披露などの仕事がある。巡業においては、交通機関や宿泊先の手配、部屋割りなど先乗り親方の補佐をする。所属している部屋においては、番付の発送、冠婚葬祭の仕切り、人別帳の作成などの仕事に携わる[1]
取組進行・勝負判定土俵での配置図
・土俵中央が行司
・土俵脇にいる紋付姿が勝負審判

行司は勝負が決まったと判定したら、どちらの力士が勝ったかを軍配によって示さなければならない[細則 3](江戸時代には東西どちらかに上げるだけでなく、勝負の判定がつけられそうもない微妙な取組の場合に無勝負という裁定もできたが、現在ではいかなる場合でも東西どちらかに軍配を上げねばならないことになっている)。行司の判定に対して、勝負審判などが異議を申し立てた場合には物言いとなり、協議がなされる。行司は勝負決定の軍配を東西いずれに上げても、物言いが行われると、拒否することができない[細則 4]。行司自身が負傷等の原因でどうしても勝敗の判定を行うことが出来ない場合、土俵際に控えている別の行司が負傷した行司に代わって勝敗を軍配で示す[細則 5]

勝負の判定を決すると同時に、その競技を円滑に進行させ、両力士を公平に立ち上らせるために指導し、助言する。

力士の仕切りに際しては 「構えて」「まだまだ」等の掛け声をかける[細則 6]

両力士が立ち上ってからは、「残った」「ハッキョイ」の掛け声をかける[細則 7]

立合いに際しては、両カ士を公平に立たせるため、手つきが不十分の場合には、行司は「待った」をさせて再度仕切らせることができる[細則 8]

競技進行中に力士に負傷を認めた時は、行司が両力士の動きを止めて、負傷の程度に依り、審判委員と協議の上、競技の続行中止を発表する[細則 9]

競技が長引いて両力士の疲労を認めた場合は、審判委員の同意を得て、水を入れることができる[細則 10]

水入り後組み直した時は、力士、審判委員に異議なきを確かめてから、「いいか、いいか」と声をかけて開始する[細則 11]

競技中に、力士の締込が胸まで伸びて、止めやすい状態の場合は、行司は動きを止めて、締め直させることができる(まわし待った[細則 12]

行司は一か所に止まらず、勝負審判や観客の邪魔にならぬように動かねばならない[細則 13]

勝負規定上は取組進行役としての役割が最も重要である。

不戦勝の取組の場合は、土俵に上がった当該力士に不戦勝の勝ち名乗りを与えるのみとなる。その日に裁く予定であった取組全てが一方の休場・他方の不戦勝等となった場合は、その行司は実際の取組を裁かず不戦勝の勝ち名乗りを与えたのみで一日を終えることになる。

他競技での主審レフェリーなどに相当すると言われるが、行司は一次的に取組の勝敗を判定する者であり(アマチュア相撲では、この役割を行う者を他競技のように「主審」と呼ぶ)、勝敗の最終的な決定権はあくまで勝負審判にある。行司は、取組中の反則の有無は審査しないほか、同体の判定はできない、物言いとなった際には意見を述べることはできても最終的な評決には加わることができない[細則 14]
土俵入り

行司は、土俵入りに際しその誘導の役を果さねばならない[細則 15]

土俵入りには、十両土俵入り、幕内土俵入り、横綱土俵入りの3種類がある。十両土俵入りは十両格行司、幕内土俵入りは幕内格行司と三役格行司が持ち回りで行う(順番は行司監督の指定)。横綱土俵入りは立行司の木村庄之助式守伊之助が片屋別に務めるが、立行司に欠員・事故があった場合には、三役格行司がこれを代役する[注釈 1]。横綱土俵入りの型には雲龍型と不知火型の2種類があるが、行司の所作に違いはない[2]

現行ではいずれも行司が力士を先導しているが、以前の幕内・十両土俵入りでは行司は先に土俵に上がっており、入場するのは力士のみであった[3]
土俵祭

行司は、土俵祭の祭主となる[細則 15]

本場所、地方巡業、各相撲部屋の土俵祭においては、土俵の安泰を願い、土俵を神聖なる場所にするための神道儀礼を行う。「土俵祭」を参照
場内放送

本場所・花相撲、巡業では場内放送を行い、力士の紹介、懸賞の読み上げ、取組の決まり手アナウンス、館内における注意事項や観客の呼び出し案内などを行う。三役格?三段目格の中から選ばれ、うち2名がペアで行う。2名のうち1人がアナウンスを務め、もう1人が勝敗結果の記録など補佐を務める[4]。客席のなかの升席西1列目に席があるが、土俵入りの時の力士紹介の際には土俵溜りに移動し、東方力士の紹介は青房下の土俵溜りで、西方力士の紹介は黒房下の土俵溜りで行う[5]
取組編成会議・番付編成会議の書記、番付書き

取組編成会議・番付編成会議において審判部が決定した取組・番付を記録する書記を務める[細則 16]

取組編成会議の書記には5人一組であたり、割場長、巻き手、つなぎ手などの役割を担う。幕内以上の翌日の取組については「顔触れ」と呼ばれる和紙に書き写し、中入り後に土俵上で顔触れ言上(かおぶれごんじょう)を行う。番付編成会議の書記には3名一組であたり、番付および勝負結果の原簿である「巻き」と呼ばれる和紙をまず作成し、ケント紙に筆で手書きすることにより、約10日間がかりで番付の元書き(原版)を作成する。実際に配布される番付表は、それを和紙に縮小印刷したものとなる。番付は、根岸流と呼ばれる独特の相撲文字で隙間がないようにして記載する。これは、満員御礼になるように客がびっしりと入るようにとの願いを込めて書かれる[6]


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