行け!稲中卓球部
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行け!稲中卓球部
ジャンル
青年漫画ギャグ漫画
漫画
作者古谷実
出版社講談社
掲載誌週刊ヤングマガジン
発表期間1993年14号 - 1996年47号
巻数全13巻
話数全157話
アニメ
原作古谷実
監督波多正美
シリーズ構成富田祐弘
キャラクターデザイン田中穣
アニメーション制作グルーパープロダクション
スタジオ雲雀(制作協力)
製作TBS、キティ・フィルム
ホリプロ
放送局TBS
放送期間1995年4月6日 - 9月28日
話数全26話
テンプレート - ノート
プロジェクト漫画アニメ
ポータル漫画アニメ

『行け!稲中卓球部』(いけ!いなちゅうたっきゅうぶ)は、古谷実による日本ギャグ漫画
概要

週刊ヤングマガジン』(講談社)において、1993年から1996年まで連載された。1996年、第20回講談社漫画賞一般部門受賞作品。2010年9月時点で累計発行部数は2500万部を記録している[1]

その多彩な人物、意表を突くギャグ思春期真っ只中の少年・少女の青春を描いた物語。作中の卓球用語やルールなど、作者の古谷が中学時代に卓球部に在籍していた経験が活かされている[要出典]。

連載初期は前野がその特異性を前面に押し出して、ストーリーを形成していたが、連載が進むにつれ、突出したキャラクターが物語を引っ張っていく展開から、様々な人物が個性を発揮する展開へと変わり、普遍的な青春群像劇となって行く[要出典]。多くのサブキャラクターが、回を増すごとに存在感を増加させて、主要キャラクターへと昇格していった。岩下京子と神谷ちよこの2人のヒロインもそうであり、両者とも最初はゲスト的な存在だったが、やがては部のマネージャーとなる。
あらすじ.mw-parser-output .ambox{border:1px solid #a2a9b1;border-left:10px solid #36c;background-color:#fbfbfb;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .ambox+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+link+.ambox{margin-top:-1px}html body.mediawiki .mw-parser-output .ambox.mbox-small-left{margin:4px 1em 4px 0;overflow:hidden;width:238px;border-collapse:collapse;font-size:88%;line-height:1.25em}.mw-parser-output .ambox-speedy{border-left:10px solid #b32424;background-color:#fee7e6}.mw-parser-output .ambox-delete{border-left:10px solid #b32424}.mw-parser-output .ambox-content{border-left:10px solid #f28500}.mw-parser-output .ambox-style{border-left:10px solid #fc3}.mw-parser-output .ambox-move{border-left:10px solid #9932cc}.mw-parser-output .ambox-protection{border-left:10px solid #a2a9b1}.mw-parser-output .ambox .mbox-text{border:none;padding:0.25em 0.5em;width:100%;font-size:90%}.mw-parser-output .ambox .mbox-image{border:none;padding:2px 0 2px 0.5em;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-imageright{border:none;padding:2px 0.5em 2px 0;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-empty-cell{border:none;padding:0;width:1px}.mw-parser-output .ambox .mbox-image-div{width:52px}html.client-js body.skin-minerva .mw-parser-output .mbox-text-span{margin-left:23px!important}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .ambox{margin:0 10%}}

この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。あらすじの書き方を参考にして、物語全体の流れが理解できるように(ネタバレも含めて)、著作権侵害しないようご自身の言葉で加筆を行なってください。(2019年6月)(使い方

稲豊市(いなほうし)の、稲豊市立稲豊中学校が舞台。稲中の男子卓球部には6人の部員がいる。部員数は少ないが、卓球の大会で優勝したこともあり[注 1]、その存在感は大きい。下品な行為で皆から変態だと非難されている主人公・前野。その前野と行動を共にする盟友で矢吹丈に心酔している、井沢。口数が少なく、とんでもない卑劣漢・田中。一見まともに見えるハーフの田辺も、実態はワキガの激しい「毒ガス王子」。一癖も二癖もある彼らに、部長・竹田、副部長・木之下、顧問の教諭・柴崎は毎日振り回されていた。

そんな彼等の周辺には、いつも破天荒な事件が巻き起こる。女子卓球部顧問・立川が、部員が増加して練習場所が足りないことを理由に男卓の部室を侵略すれば、それに激しく抗戦する。夏休みの間に、学校の鶏小屋にホームレスが住み着けば、井沢がそれを飼い慣らす。やがて、マネージャーの岩下と神谷が加わり、ますます卓球部は賑やかになっていく。
登場人物

声優はアニメ / パチンコ / ムービーコミックの順。
男子卓球部
前野(まえの)
声 -
岡野浩介 / 千葉繁 / 福山潤問題児クラス・2年5組で14歳の生徒。下品でくだらない行為を繰り返し、卓球部員だがろくに卓球の練習もしない。限りなく自己中心的で頭も悪く、性的欲求が凄まじいため「変態」呼ばわりされている。作中数々の騒動で中心的役割を果たす。下らないこと、下品なこと、さらには自分の要求や利益に執着する情熱、意志は凄まじい物がある(しばしば見せる狂気染みた言動は井沢らに「味方でよかった」竹田にも「田辺も怖いがこいつも怖い」と思わせる程)が、寂しがり屋な一面もある。また、あまりにも不幸な兄妹と卓球で対戦した際にはわざと負けようとする等心優しい一面もある。お下劣極まりない性格から女子からもあまりモテないが、時には妙な強さを発揮したり(井沢・田中を倒した木之下相手に余裕で圧勝するなど)、その個性の強さから一部の女子から想いを寄せられることもある。また、155話では将来的には結婚すると言う示唆がされている。性格上大概はボケ役だが、話が進むにつれて前野以上に特徴的な人物が増えてからは突っ込みに回ることも多くなった。家族の中では末っ子。井沢と共に「ラブコメ死ね死ね団」を結成し、カップルを邪魔し続けている。彼曰く「泣く子も黙る地獄のチーム」(「襲ったカップルに恐怖と憎しみを残す、悪魔と女将のかくし子」とも自称している)。また、井沢によると「女なんかクソ食らえ会」という「死ね死ね団」の前身と見られるチームを結成していたらしく彼が会長で井沢が副会長をつとめていたとのこと。だが、中盤以降神谷の流した噂により「死ね死ね団」に襲われたカップルは幸せになるというジンクスが広まり、最終的にはなりを潜める。その際は遊園地などにおいてある、硬貨を入れると動く動物型の乗り物(パンダカー)「パンダ1号」(BGM:通りゃんせ)に乗って活動することが多い(駅ビルの屋上から持って来た)。なお、本作品に影響を受けた台湾香港の若者は実際に「死ね死ね団」(去死去死團)(KUSO文化の一環と考えられている)を結成してバレンタインデーなどに活動している[2]。他にも「サタン」「大佐」と名乗って街の子供たちからレアカードやゲームソフトを巻き上げたり、パシリにしてこき使う等の行為もしていたが、大抵はバレてお仕置きされている。必殺技は「はみちんサーブ」(短パンからチンコをわざとのぞかせ相手の隙を狙う技)を初めとする馬鹿らしいサーブの数々だったが、めったに卓球をしないのでやった回数は少ない。また、インチキラケットを2万円で入手した際には竹田に完勝した事がある。卓球よりは野球の方が好きらしく、野球部にトレードされた際にはかなりやる気を出していたり、野球選手のカードを集めていたりするほか、例えとして使ったりする。なお、彼を含む名字だけのキャラクターは主要人物・脇役を問わず名前は特に設定されていない。
井沢 ひろみ(いざわ ひろみ)
声 - 山崎たくみ / 中尾隆聖 / 吉野裕行前野の親友の部員。『あしたのジョー』の主人公・矢吹丈に心底憧れて、髪型を真似ている(ロングヘアを正面に向かって伸ばして固めてあり、読切版ではこの髪型にするために毎朝四時に起きている。髪を一回セットするのにハードスプレーを二本使う)。ニキビがある。行動を起こすときは大体前野と一緒のことが多い問題児だが、それ以外の場面では常識的な振る舞いを見せることも多く、神谷と一緒にいるときは優しい一面もある。木之下とは小学校が同じ。女の子とはまるで縁がなかったが、神谷ちよこと出会い、何かにつけて指導するようになってから、なりゆきで付き合うようになった(キスまではした模様)。また、神谷のピンチに駆けつけるほど男気もある。卓球の実力は、(経験者だったとはいえ)幼稚園児を相手に試合をしても負けるほど弱いが、一度だけ神谷ちよこと組んだダブルスで恐るべき集中力を発揮し木之下・北条ペアを下したことがある。
竹田(たけだ)
声 - 高山勉 / 川野剛稔 / 住吉屋力卓球部部長。卓球の実力はかなりのもの(後に稲豊市選抜メンバーの8人に選ばれるほど)で、性格も体格も前述の2人(前野、井沢)と田中に比べてはるかに成熟していて、同部員の木之下ゆうすけと共にまともなキャラクターとして扱われている。そして、その3人と岩下京子との関係にいつも悩まされている。非常にまじめで責任感のある性格ではあるのだが優柔不断なところがあるのが欠点で、はしゃぎ屋な一面も。また、田中の誘惑に乗り気絶した岩下にいやらしいことをしようとしたり、寒い日に全員で半そで短パンでランニングをすると決めたときも、悩ましい顔でお願いされると岩下だけは許したり、岩下に関することでは簡単に心を曲げてしまうことがある。チンコは大人顔負けの大きさかつ完全に剥けている状態(神谷いわく「ビデオの人よりすごい」)であることが判明してから、ことあるごとにネタにされた[注 2]。自覚はないが強靭な肉体の持ち主で、体力テストで高得点を叩き出し、寒い日に外で半そで短パンで走っても風邪をひかず、前野の起こした騒動が原因で男子卓球部が消滅してしまったときは他の運動部から入部の誘いが来るほど。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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