血観音
タイトル表記
繁体字血觀音
簡体字血?音
?音Xi? Gu?n-y?n
注音符号???? ??? ??
英題The Bold, the Corrupt, and the Beautiful
各種情報
監督楊雅
『血観音』(けつかんのん、原題:血觀音、英題:The Bold, the Corrupt, and the Beautiful)は、2017年11月24日にリリースされた台湾(中華民国)のサスペンス映画である。監督・脚本は楊雅、主演は恵英紅、呉可熙、文淇[2]。
この映画は2017年の第54回金馬賞の最優秀映画賞を受賞したほか、出演者の恵英紅と文淇もそれぞれ最優秀主演女優賞・最優秀助演女優賞を受賞した。 この映画の主人公は台湾南部で骨董品店を経営する寡婦の将軍夫人及びその2人の娘である。映画は政財界の癒着から利益を得ようとする「ホワイトグローブ
概要
また、映画には泰緬孤軍、馬王政争、劉邦友事件、江南事件、林義雄一家殺害事件、葉震一家殺害事件、湯英伸事件、鄭太吉事件、伍沢元事件、高家冥婚事件、新瑞都事件など、台湾社会で有名な出来事をモチーフとした内容がたくさん取り入れられた[4]。 1990年代の高雄県弥陀郷、棠?月影という美人で親切な貴婦人は「棠府骨董店」を経営しており、いつの間にか店が上流社会の人間の集会所となっている。広東省出身の棠夫人は中華民国国軍の将軍の夫と共に、国共内戦で東南アジアに敗退した泰緬孤軍
ストーリー
棠夫人はある日、政府の都市計画プロジェクト「弥陀プロジェクト」を知った。大物政治家と結託して利益を得ようとした棠夫人は立法院院長の妻・王夫人に貴重な観音菩薩像を贈呈したが、箱を開けると観音像の手が切れて落ちた。場の空気が凍りついる中、棠夫人の話術により再び和やかな雰囲気になった。
「弥陀プロジェクト」及び関連する闇の投資案件が順調に進んでいる中、このプロジェクトに深く関わった高雄県議員・県農会理事長の林慶堂一家は誰かにより殺害された。娘の林翩翩は一命を留めたけれども、重傷で病院で寝たきりの状態となった。 事件は世間で大きな論争を起こしたため、政府は調査を始めた。調査の結果、林慶堂は合計30億ニュー台湾ドルの公金を流用し、プロジェクトの有力候補地である弥陀郷秀山村の土地を購入した。「弥陀プロジェクト」による土地価格の上昇で利益を狙っているに見られるが、実際の選定地は秀山村でなく、別の候補地となった。
キャスト
棠?月影(恵英紅) - 棠夫人。夫を既に亡くした。広東省の出身で、しばしば広東語を話す。表向きでは「棠府骨董店」の経営者だが、裏では政財界の癒着から膨大な利益を得た仲介者である。楊監督によると、映画には棠夫人が続絃で、過去はホステスだったと思われる場面もある[4]。
棠寧(呉可熙) - 棠夫人の長女。棠夫人の指示により、美貌を利用して多くの男を棠家の味方にした。母の影響で片言の広東語を話せる。
棠真(文淇) - 棠夫人の次女。高校生。母の影響で片言の広東語を話せる。
成年の棠真(柯佳?) - 「棠府骨董店」から成長した「盛棠グループ」の会長。片足は義足である。
王院長(丁強) - 高雄県出身の現立法院院長。与党出身。次期党首の有力候補者の1人。
王夫人(陳莎莉) - 王院長の妻。「弥陀プロジェクト」秀山村資金流用事件の関与者の1人。
馮建剛(劉尚謙) - 与党の秘書長。次期党首の有力候補者の1人。
劉県長(林志儒) - 高雄県県長。「弥陀プロジェクト」秀山村資金流用事件の関与者の1人。
劉夫人(王月) - 劉県長の妻。「弥陀プロジェクト」秀山村資金流用事件の関与者の1人。
許添発(王偉六) - 高雄県議会議長。「弥陀プロジェクト」秀山村資金流用事件の関与者の1人。