血まみれスケバン・チェーンソー
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この記事には暴力的または猟奇的な記述・表現が含まれています。免責事項もお読みください。

血まみれスケバン・チェーンソー
ジャンルゾンビホラーブラック・コメディ
スプラッターアクションサスペンス
漫画:血まみれスケバン・チェーンソー
作者三家本礼
出版社エンターブレインKADOKAWA
掲載誌コミックビーム
レーベルビームコミックス
発表号2009年11月号 - 2017年4月号
発表期間2009年10月10日 - 2017年3月11日
巻数全13巻
話数全89話
漫画:血まみれスケバンチェーンソーreflesh
作者三家本礼
出版社KADOKAWA
掲載誌コミックビーム
レーベルビームコミックス
発表号2018年10月号 - 2019年12月号
発表期間2018年9月12日 - 2019年11月12日
巻数全2巻
話数全14話
テンプレート - ノート

『血まみれスケバン・チェーンソー』(ちまみれスケバン・チェーンソー)は、三家本礼による日本漫画作品。
概要

コミックビーム』(エンターブレインKADOKAWA)にて、2009年11月号から2017年4月号まで連載された。単行本は全13巻。

続編の『血まみれスケバンチェーンソーreflesh』が、同誌にて2018年10月号から2019年12月号まで連載された。

2016年に実写映画化[1]

あらすじ
本編

雪の山道、うぐいす中学校3年A組に在籍するスケバン・鋸村ギーコは孤軍奮闘、襲い来るゾンビチェーンソーで倒していた。倒したゾンビはかつてのクラスメイトたちの成れの果てである。

ことの始まりは夏休みが終わった始業式の日、クラスメイトの蒼井ネロは、自由研究と称して捕まえた猫を改造手術し「死んでいるのに動く猫」としてクラスで見せびらかすという暴挙に出る。その猫は、クラスの人気者の女生徒・ゴッちんの行方不明になっていた愛猫だった。当然ゴッちんをはじめとするクラスメイトたちの激しい怒りと非難を浴び、自業自得かつ報復的ないじめを受け続けることになるが、それを恨んだネロは異常な報復計画へと突き進む。ゴッちんを家族ごと爆殺したあと、クラスメイトたちを拉致しては改造手術と洗脳を施し、自分の手下のソンビとしてしまう。クラスのほぼ全員が改造と洗脳処置をされ、最後の1人であるスケバンのギーコにも手下ゾンビたちの魔の手が伸びたが、ギーコは私物のチェーンソーを武器にこれを撃退する。事態を知ったギーコは、ネロに落とし前をつけさせるべくそのアジトに向かう。しかし、行く手には凶悪に改造されたかつてのクラスメイトたちが次々と立ちふさがるのだった。
続編『reflesh』

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用語

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登場人物
主人公
鋸村 ギーコ(のこむら ギーコ)
本作の主人公。身長165センチ、体重55キロ
[2]。無頼の不良女子中学生。うぐいす中学3年A組。天涯孤独の身で荒地の掘っ立て小屋に住み、「解体業ノコムラ」の看板をかかげ、解体業で生計を立てている。喫煙と飲酒が趣味。下着はさらし六尺ふんどしを着用しており、裸足で下駄を履いている。本編の6年前の小学生時、20人以上の女児に性的虐待を加えた強姦魔を虐殺した過去を持つ。本来は争いは好まない穏健派だが、上述の経歴もあって、降りかかる火の粉を払うのに躊躇はせず、目の前の敵は徹底的に叩き潰す。ネロが調べた情報によれば、カツアゲしてきた上級生の指を万力でへし折ったことがあり、要注意人物とされている[2]。改造されたチェーンソーと独自の格闘術を使う。愛用のチェーンソーは作中何度か改修を受け、そのたびに強力になり、様々な仕掛けが施されていく。ネロとの決着後は隣の3年B組に編入となる。後にネロが生きていたことを知り、再び戦いに挑む。

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ギーコの協力者および近親者
仙崎 麻子 (せんざき あさこ)
うぐいす中学機械工作部部長。ギーコに依頼されてチェーンソーをカスタムアップした。その後もギーコに協力するため、ネロのアジトに駆けつける。後述のキンバリー用戦闘スーツや自動車の遠隔操縦アプリといった物から、対ゾンビ用タンパク質分解スライムなど、その発明品は幅広い。それらを利用した策略を得意とする。後輩の水島を心から信頼している。中学生だが当たり前のように車を所有し、しかも各種武装を施して改造している。
水島 よしえ (みずしま よしえ)
機械工作部部員。仙崎の後輩であり、常に彼女と行動している。冷静で判断力があり、仙崎と共に拉致された際にはネロの性格や発明品の精度に付け込む芝居を打つことで窮地を乗り切った。仙崎に同性愛的な感情を密かに抱いている模様。中学生だが当たり前のように車の運転をしている。
爆谷 さゆり(ばくたに さゆり)
元うぐいす中学3年生でネロに作られた改造死体。人間の時は優等生であったがある日塾帰りの途中で男数人組に輪姦され、この事件の影響で学業成績が下がったことからやがて両親からも責められるようになる。髪型はストレートロングで、長い前髪で目が隠れているのが特徴。ネロに改造されてからは"全身爆弾"と呼ばれ、各手指は弾丸として射出可能(指マシンガン)、肘から先はロケットパンチ(アームバズーカ)、逆立ち&180度開脚の姿勢から回転しつつ踵からマシンガンのように銃弾を乱射し(秘技『双頭のサラマンダー』)、さらに陰部からミサイルを発射する(花園ミサイル)。他にも索敵用の生体反応レーダー、自爆装置も搭載されている。GGZCメンバーとしてギーコの前に登場し、得意の火力で圧倒する。しかし、隙を突かれて自由を奪われ、陰部を陵辱された上に言葉責めにされて心身共に屈服させられる。当初はギーコを不良と見下していたが、肌を重ねたときの感触が忘れられず次第に惹かれていくことになった。最終的にネロに見限られて自爆させられ、ギーコらを巻き添えにしないよう屋上から飛び降りながら爆死した。その後、仙崎に回収、修理されて復活、以降はギーコに心を寄せ、彼女のことを案じながら共に戦うようになる。主要キャラすべてが女性である本作において実質的なヒロイン。
金張 財子(きんばり ざいこ) / キンバリー
金持ちの女子中学生。3年B組。ネロ編は旅行中であったため、騒動とは関わらなかった。「キンバリー」という渾名で呼ばれ「ひとり校内貴族」という別名も持つ。財力を嵩に、より強い優越感を味わいたいがため、金持ち校ではなく普通の公立校に通っている。悪意はないが言葉の端々に金持ちであることをひけらかすような台詞が出て周囲をいらだたせがち。しかし金持ちの「お嬢様」として、使用人などに対する心構えは案外しっかりしており、部下を使い捨てにするネロを痛烈に批判したことも。最初にネロが死んだ後、改造ゾンビの残党である元友人4名(鉈叉、麻朱、里眼、喰院)に狙われ、ギーコに助けを求める。我が身可愛さが動機とはいえ経済力でギーコたちに貢献している。後に仙崎製のパワースーツを着させられて戦うが、このスーツは基本的に外部からのコントロールで動くため、本人は強がる以外に何もしない。
ナグルシファー / 琉志奈 (るしな)
ケンカに強い不良女子中学生であり、そのケンカ屋ぶりからたびたび留置所の世話になっている。「ナグルシファー」はケンカぶりを見た者から呼ばれている渾名。実家が小さい学習塾を営んでおり、生徒の子たちの帰り道の安全を保つため、改造死体の残党を狩っている。ギーコや仙崎、キンバリーと異なり武器は持たずほとんど素手のみで戦うが、その戦闘能力は作中屈指のもの。 小学生時にギーコが強姦魔を惨殺した場で出会っており、以降悪友のような付き合いがあったが、ギーコがネロと最初に戦った際は留置場に入れられていて共闘できなかった。
ドリエ
ネロにつくられた改造死体。小柄で両手が不便なドリルに改造されている。ネロは手下を大量に作るにあたって彼女のような少数の「みそっかすタイプ」を含ませ、攻撃性の強い手下たちへのガス抜き対策としていた。仲間にいじめられていたところをギーコ、ナグルシファーの二人に救われ、"地下血路"(チカチーロ)に潜むネロの元に案内する。ネロを裏切れない気持ちを抱えたままギーコ一行についていくが、やがて彼女を思いやり仲間として扱うギーコたちに協力するようになる。ニ度目にネロが死んだ後、仙崎部長により両手を通常の手に改造してもらうことができた。

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ネロの一派
碧井 ネロ(あおい ネロ)
狂気の女子中学生。つり上がったギョロ目にくせ毛、左目の斜視が外見上の特徴。異様な生化学技術を持ち、クラスメイトたちを改造ゾンビにしていった。自分の意思や感覚に合わないものを許さない自己中心的で残忍な性格。一部の発明品に見られる精度の低さや部下の造反などもあり、一度はギーコに敗れ去り死亡したと思われていたが、実は生きていた。再びギーコたちへの復讐を行う。

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ネロの部下
井上 けんじ(いのうえ けんじ)
3年A組で出席番号1番。八百屋の息子。元々スケベであり、改造死体となる前にもエロアニメのDVDを学校に持って行って没収されたことがある。


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